天気がおもしろい
昨日のガソリンスタンドは、大雪予報がでたのでタイヤ交換の車で混み混み。待ち時間だけでもかなりかかったんじゃないかな。
僕は昨日の朝の時点で、関東の平野部に雪は降らないと予想。上空1500m付近の気温が−6℃が雪になるかどうかの境だと言われるが、(日本の山岳だと標高3000mや5500m付近の条件を見るけど)その時点ですでに寒気は東北北部近くまで北上。さらに北へ退く様子。低気圧は太平洋沿いを通るが、寒気が入らなければ雨でしょう。ということで、まとまった雨は降るけれど、雪にはならないと予想して、山仲間たちには発信した。
でもどうして、天気予報各社は軒並み雪予報?と不思議でならなかった。昨日朝の時点で僕の予想に一番近かったのは気象庁。それでも、保険としてなのかどうか雪マークをつけている。ま、降らないなんて予報して雪になってしまったらそれこそ世間から大目玉。降る予報で、降らない場合はそれほど問題にならないけれど。だから仕方ない。
ところがところが、国交省が「大雪に対する緊急発表」などを出して注意喚起を行った。ちなみに気象庁は国交省管轄。予報各社も「大雪に注意」警戒を強める。
「えっ?なんで」 というのが僕の感覚。なぜプロの予報士が、大雪予報を出すのか、僕の予想の仕方に何か落ち度があるのか、それが知りたかった。
ある予報士の解説を見ると、前回の雪予報の時の天気図と今回のものを比較して、なんとなく理解できた。「ほぉ、そういう要素もあるのね」とひとつ勉強になる。
前回は日本海側が大雪になり、関東平野は降らなかった。その時は、日本海と太平洋沿岸に低気圧が進行し(二つ玉低気圧。高山では大荒れになる) 日本海の低気圧が大陸からの寒気を取り込んでしまったので、太平洋岸の低気圧が寒気に触れることはなかったので雪にならなかったとのこと。でも今回は日本海に低気圧はないので、太平洋岸を進む低気圧が寒気を直接取り込んでしまい、雪になるとか。なるほど・・・気圧の配置によっても降雪条件が変わってくるのかと、勉強になる。前回、寒気(上空1500mで−6℃ライン)は、確かに関東にまで下りてきていたから、日本海の低気圧がなければ雪が降ったのだろうと思う。だが、今回は寒気はかなり北寄りだ。今朝など中国とロシアの国境辺りから北海道まで北上している。これなら、いかに低気圧が寒気を取り込むといっても雪にはならんだろう・・・
関東の雪は低気圧が沿岸を離れる午前中というからもう少しリミットはあるけれど、
まあこのままだろうな。
自分で資料を集めて天気を予想して、発表されている予報と比べてみる、そして実際の天気で答え合わせというのはなんだかクイズのようで面白い。自分の予想と予報士の予報がなぜ違うのか、それも確かめてみると今回のように自分の中になかった新たな条件などが見えてくることもある。
自分の予想はリスクがあるとすれば、自分の山行で見誤る時。天気予報各社のように、世の中に大きな影響を与えてしまうリスクではないので思い切った予想が立てられるのだけれど。
この時期の天気は、特に雪になるかどうかの判断が面白い。それ以外でも、大きな気象変化がありそうな時に時々やりながら楽しんでいる。こんなことするのは僕だけか?
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