雪をナメてはいけない〜雪道運転編

冬はスリップやスタック、ホワイトアウトなどの事故が必ずと言っていいほど起きている。
でも皆んな、そんな目に遭いたいわけじゃない。
慎重に運転してても起こる時は起こる。

でも、中には「オレのドラテクは〜」「オレのマシンは〜」という大いなる勘違いドライバーが…

その一
あれは、湿った雪がボタボタと降っていた日。
深いシャーベット雪の有料道路だった。
結構ハンドルが取られる路面で、あまりスピードが出せる状況ではなかった。

しかし、そんな状況で自分をブチ抜いて行ったクルマがいた。
そのクルマは減速することも無く走っていった。
その先にはクルマが２台走ってる。
だが、このクルマはその２台もブチ抜く暴挙に出た。

そしてスピン！道路脇にひっくり返った。
幸にして道路脇は藪になっており、それがクッションになったようで、ドライバーの若い兄ちゃんは無事だった。
大丈夫かの呼びかけにも「はあ…」茫然自失。
タイヤの１本はあり得ない方向を向いていた。

その二
自分は信号待ちしていた。
そのクルマは右側からスピードを出して、交差点に入ってきた。
直進するかと思ったら、テールをスライドさせて右折！
鮮やかにドリフトさせて…とはいかなかった。
横滑りして、交差点脇に積み上げられた雪山に激突した。
ある意味雪山があってラッキー？
かくしてカッコよくキメるつもりが、ブザマに右折をキメて逃げるように走り去った。