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一部は山行記録のコース状況として記載してはいるが、少し振り返ってみたい
あらかじめ申し添えますが、文章作りが苦手なため長文になりますので…
その1 油断と慢心は命取りになりかねない
岩木山鳳鳴ヒュッテから種蒔苗代への下りにはまだ雪渓がある
5月26日に来たときよりだいぶ少なくはなった
その時はヒールを打ち込んで下って行ったので、今回も同じようにして下ったが…
前回より明らかに雪面が固く、ヒールキックがあまり効かない箇所がある
ポールも仕舞ったままだった
その雪渓は途中で登山道が一部現れて、その後は斜度も緩んでくる
登山道までの中間点を過ぎた辺りで足を滑らせ尻餅をついて、意図せずに尻滑りで滑り落ちてしまった
10メートルくらいだろうか? 途中で止めることができた
幸い転落ではなく尻滑りになったので、ザックとパンツが濡れただけだった
天気も良かったのですぐに乾いてくれた
しばらくしてグループが雪渓を下りてきた → 写真①である
そのうちの途中から一人がスキーのように滑り始めた
滑り始める前に仲間が止めた方が良いと言っていたようだが…
その人は途中で転倒し雪渓を転落した → 写真②を転落
そのまま途中の登山道まで転落した → 写真③の辺りで止まった
起き上がって手を上げて仲間に無事を知らせ、種蒔苗代へと下りてきた
登山道でも転がっていたが、ケガは無かった(たぶん)のは幸いだった
その2 過去にすがっていても(良かった頃の自分)前には進めない
下山して、もうすぐ登山口という辺りで、高齢の方がかなりゆっくり下りていた
というよりフラフラの状態だった…熱中症かもしれない
どこまで行ったのかはわからないが…
当然、心配になるので声を掛けた
かなりシンドイがまあ大丈夫だとのことだが、サンダルみたいなものを履いていたのが気になった
バックにベルトぐらいは付いているかもしれんが
途中で休みながらやっと駐車場に下りてきたがやはりフラフラだった
その方、自分のすぐそばに駐車しており、着くなりペットボトルで水分補給してた
クルマのナンバーは西日本側だった
一応、心配なので頭痛とか無いか聞いてみると…大丈夫とのこと
そして…
これまで、北アルプス、南、中央とか全部登ってきたんだと言った
言葉は穏やかで、オレはそんなとこを登ってきたんだよ!っていう感じではない
だが、少なからずそんな自負はあるのだろうか?
そんなとこを登ってきたんだけどな〜という、こんなはずじゃという思いなのか?
だから、気を使って「今日は暑かったですからね〜」と言うと、静かにうなずいた
岩木スカイラインの下りがあるし、気をつけてお帰りをとの言葉を掛けた
その1を振り返って
自分の考えだが…
雪解けが進み雪渓の下の層が出てきた
下の層は雪の重みでのためか固く締まっており、氷と言ってもいい箇所もある
実際、登り返しでポールを使ったが固い箇所は先端が刺さらなかった
アイゼンは携行しなかったので、ヒールキックが効きづらい時点でポールを準備するなど対策をすべきだったし、雪渓を下る予定ならばアイゼンも携行すべきだった
前回、大丈夫だったので今回もと思ったのが間違いだった
転落した方に関しては、写真の雪渓の状況を見れば岩の露出などがあり、滑り下りる危険度について、あえて触れるまでもないだろうし、ご本人が一番感じているだろう
その2を振り返って
自分も以前の自分を取り戻せるのでは、と思っているところがあった
まあ北アだ南アだとかいうレベルではないが
昔はもっと重い荷物背負って、もっと早く登れて、もっと軽快に下って…
でも確実に脚力、持久力、瞬発力、柔軟性……何でもかんでも衰えている
さらに膝も壊れている
そんな自分にできる範囲でやるしかない
地味なトレーニングで補い、それでも足りない筋力を登り方を変えて、負荷を掛けないようにするとかしていくしかない
そう、今の自分の技量・力量を素直に認めていくしかない
写真1 種蒔苗代の雪渓全体の写真
写真2 拡大写真
身の引き締まる思いです。
ありがとうございます!
こんな駄文の長文をご覧いただき、恐縮しております🥹
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