ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > KinjinさんのHP > 日記

日記

カテゴリー「山行のための孫子(メモ)」の日記リスト 全体に公開

2021年 08月 27日 06:00山行のための孫子(メモ)

常時真剣にやり遂げる、または中断しながらもやり続ける - 徒然草より

ある人が射術を習っていたとき、二本の矢を携えて的に向かった。弓矢の師が言った、「(本来射術は早矢・乙矢の二本で行うきまりであるが)初心者は、二本の矢を持ってはいけない。二本目の矢をたよりにして、一本目の矢をなおざりにする心が起こる。この矢は成功するか失敗するか、とかを考えてしまうのがいけない。ただこ
  17 
2021年 08月 20日 09:09山行のための孫子(メモ)

下手でも自分で試みる&しかし年齢は圧を生む - 徒然草より

字が下手な人が、構わず自分で文を書き散らすのはよい。しかし見苦しいといって他人に代筆させるのは、騒々しくてみっともない。(第三五段) 年齢五〇歳になっても上達できない芸は、捨てるべきだ。それ以上習っても見込もないし、そんな年寄りのことを笑うことができない。人々の中に交じっていても、愛嬌がなくて
  18 
2021年 08月 13日 11:22山行のための孫子(メモ)

フィードバックと上達そして迷走 - 徒然草より

なにかの道に上達しようとする人で、よくあること― 「まだ上手でないうちは、人に知られて見られてはいけない。こっそりと学習して、その後で人前に公開しよう。」 いつも世間は、こういうのを素晴らしいと言う。しかし、こんな人は、実は一芸も上達することがない。 まだぜんぜん半端であっても、上手な
  22 
2021年 08月 07日 09:20山行のための孫子(メモ)

目標と努力に対する三つの評価 - 論語より

孔子と弟子たちの一行が、乱れ果てた世界を建て直したいという目標で、諸国の君主たちに遊説に回っていたころの出来事。 孔子の一行は、蔡(さい)という国にいたが、うまくいかなかった。そのとき、もっと大きな国である楚(そ)という国から、孔子を招聘しようという声がかかった。孔子は弟子たちを引き連れて、答
  18 
2021年 07月 30日 06:18山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(10)

「一に曰(い)わく道、一に曰わく天、一に曰わく地、一に曰わく将、一に曰わく法。」 『孫子』計篇第一より。 とりあえず、孫子の兵法シリーズはこれで最後にします。 孫子の兵法は、「五事」すなわち五つの重要な事を挙げて、まず真っ先にこれらをよく考えて計画を立てるように説く。 「道」
  13   2 
2021年 07月 29日 06:07山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(9)

「よく士卒の耳目を愚(ぐ)にして、これをして無(む)たらしむる。」 「群羊を駆るがごとし。駆られて往(ゆ)き、駆られて来たるも、之(ゆ)く所を知る莫(な)し。」[テキストは銀雀山漢簡孫子に基づく] 『孫子』九地篇第十一より。 孫子の兵法は、戦争の技術である。なので、軍隊を効率的に動
  10 
2021年 07月 28日 06:10山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(8)

「山林・険阻・沮澤(そたく)の形を知らざる者は、軍を行(や)ることあたわず。郷道(きょうどう)を用いざる者は、地の利を得ることあたわず。」[テキストは銀雀山漢簡孫子に基づく] 『孫子』九地篇第十一より。 私は、スマホ内にGPSアプリを一応セットしているが、今のところは使わないようにし
  11   2 
2021年 07月 27日 05:51山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(7)

「千里を行きて畏(おそ)れなきは、無人の地を行けばなり。」[テキストは銀雀山漢簡孫子に基づく] 『孫子』虚実篇第六より。 『孫子』という書物は、三国志で有名な魏の曹操(そうそう)が編集して注釈を付けたテキストが、一千八百年近く正本として伝えられてきた。一九七〇年代になって、中国の古代墓か
  7 
2021年 07月 26日 06:41山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(6)

「およそ用兵の法は、国を全(まっと)うするを上となし、国を破るはこれに次ぐ。」 『孫子』謀攻篇第三より。 近年の研究では、兵法の書『孫子』は老荘思想の書『老子』に大きな思想的影響を与えていると考えられるようになっている。戦争の書がどうして無為自然の思想書と関係があるのか、と一見疑問に持つ
  11 
2021年 07月 25日 07:10山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(5)

「朝の気は鋭、昼の気は惰、暮れの気は帰。」 『孫子』軍争篇第七より。 ここは、軍隊の士気が一日で変化する様を述べたくだりである。「帰」とは一説には陣営や自国に帰ろうとする様子、他説には戦意が失せ果ててやる気が喪失する様子という。孫子は作戦の書であるから、一日のうちどの時間の敵軍を攻めるの
  10   2 
2021年 07月 24日 05:57山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(4)

「その戦いを用(おこ)なうや、(勝)久しければ則ち兵を頓(にぶ)らせ鋭を挫く。」 「ゆえに兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧遅なるを睹(み)ざるなり。」[以上、テキストは銀雀山漢簡孫子に基づく] 『孫子』作戦篇第二より。 昨日、炎天下の下で比良山を登ってみた。酷暑の山道を行くことは
  11   3 
2021年 07月 23日 06:16山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(3)

「彼れを知らずして己れを知れば、一勝一負す。」 『孫子』謀攻篇第三より。 「勝は知るべし、而(しこう)して為すべからず。」 『孫子』形篇第四より。 謀攻篇の言葉は、よく知られているように前後のフレーズと合わせてセットとなっている。ついでに、漢文で読めば韻も踏んでいる。
  10   2 
2021年 07月 22日 06:03山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ(2)

「ゆえに兵に常勢なく、常形なし。よく敵と与(とも)に化す者、これを神(しん)と謂(い)う。ゆえに五行(ごぎょう)に常勝なく、四時(しじ)に常位なく、日に短長あり、月に死生あり。」 [テキストは銀雀山漢簡孫子に基づく] 『孫子』虚実篇第六より。 孫子の兵法で重要なキーワードとして、「陰陽
  9 
2021年 07月 21日 07:38山行のための孫子(メモ)

孫子兵法から - 山行のためのメモ

「古(いにしえ)の所謂(いわゆる)善(よ)く戦う者は、勝ち易(やす)きに勝つ者なり。ゆえに善き者の戦うや、奇勝も無く、智名も無く、勇功も無し。」 [テキストは銀雀山漢簡孫子に基づく] 『孫子』形篇第四より。 古代中国の大古典、『孫子』が教える兵法とは、以下の三つである。 〇勝つこと。
  23   2