不正地を走る魅力

　森や竹藪、丘陵地帯、草原など、起伏に富んだ不整地の自然の中を走るのが「ファルトレク」。私の場合は、公園の中にある舗装されていない不整地を利用して、走っています。 いわばトレイルランニングですね。
　総合的な走力アップが期待できるとされているため、毎日のランニングにおいて、また、土日のトレーニングとして、積極的に取り入れています。
　ではファルトレクによってどのような効果が期待できるのか。

1）心肺機能の強化
　不整地や起伏のある場所を走ると、いつもと同じペースでも息が上がりやすくなります。これは、心肺への負担がアスファルトでのトレーニングより高いため。そのため、ファルトレクは心肺機能の強化に繋がります。
2）スピード・スピード持久力の強化
　ファルトレクではある程度のスピードを出すシーンがあります。これを繰り返すことになるため、スピード持久力の強化を目指します。
3）身体バランスと脚力の強化
　ファルトレクでは、足元が不安定な場所を走ります。アスファルトと違い、ゆっくり走るのでも“走りにくさ”を感じます。こうした場所でスムーズに走るには、安定した着地と左右前後の動きに対応する上体を含めた身体バランス、そして下肢の強さが欠かせません。ファルトレクを定期的に取り入れると、高い身体バランスと力強い脚力が磨かれていくと信じています。

　そんなことを考えながら、この土日の朝も不正地走を楽しんでいます。