朝からトレイルランに励みましたが、走り始めがとても寒く、私の自宅のある大阪北部は朝の気温は摂氏2度。山側ということもあって冷え込み、真冬並みです。それでも、身体を動かせば汗ばんできます。
さて、前回は、プロテインとHMBの話をさせていただきましたが、今回は、そのほかに摂っているサプリメント2種類のお話。L-カルニチンとα(アルファ)-リポ酸です。
カルニチンの由来は、「肉」を意味するラテン語の”Carni(カルニ)”からきているそうです。L-カルニチンはアミノ酸の一種で、アミノ酸の中でも脂肪燃焼と関係が深いとされています。本来、食事から摂取した脂質は、体内で分解・吸収されます。その後、必要に応じてエネルギー源となって燃焼されますが、余ってしまった脂肪は中性脂肪として体内に蓄積。このL-カルニチンは、エネルギーになりやすい遊離脂肪酸と結合するので、中性脂肪として蓄積されにくく、効率的に脂肪燃焼できるようになる働きがあるとされます。L-カルニチンが体内に多くあると脂肪が燃焼しやすくなるということ。L-カルニチンが多く含まれる食品は、赤身のお肉(特にラムやマトンなど羊肉)ですが、牛肉、マグロ、カツオなどにも含まれます。食事でL-カルニチンを多く摂っていると、脂肪燃焼を促進できるとの報告もあるそうです。私が毎日摂っているL-カルニチンは、Asahiのディアナチュラというシリーズのもので、L-カルニチンに必須アミノ酸BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)も配合されているものです。
α-リポ酸は、別名チオクト酸と呼ばれる脂肪酸の一種で、細胞のミトコンドリア内で働く補酵素の一種です。ミトコンドリア内での熱エネルギー産生を高めて、新陳代謝を高め、体脂肪の増加を抑制するとされています。コエンザイムQ10、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンなどと同様に抗酸化作用があり、その抗酸化力はビタミンCやビタミンEの400倍とも言われています。α-リポ酸が多く含まれる食品は、レバー、ほうれん草、にんじん、トマト、ブロッコリーなどで、人間の体内でも生成されていますが、その量はいずれも極微量。また、α-リポ酸は年齢、特に40歳頃から著しく低下することが知られており、結果的に新陳代謝の能力が落ちてきて、いわゆる「中年太り」の原因となるそうです。そこで、減少したαリポ酸を補う事で体脂肪の増加を抑えるために、このサプリを摂取しています。私は,このようなダイエット効果を狙ってというよりは、抗酸化力を狙って摂っています。α-リポ酸は、生活習慣病や老化の原因となり、体内で発生する活性酸素の増加を抑制し、細胞の 酸化を防いでくれます。その結果、糖尿病をはじめさまざまな生活習慣病の予防となるだけでなく、肌を若く保つこと(アンチエイジング) やダイエット効果にも期待できることでも大きく注目されている成分です。ボディビルダーが体脂肪率減少を期待して α-リポ酸を注射して激しいウエイトト レーニングに励むということも知られています。また、α-リポ酸は重金属をキレート(包み込んで体外に出す働き)し解毒する作用があるそうです。知らず知らずに体内に蓄積された水銀などの有機物質は、脂肪を分解しにくい体質へと変えていきますが、α-リポ酸は水銀を体外へ排出させる働き(デトックス効果)があるので、脂肪の付きにくい体質へも改善してくれるといいます。私が毎日摂っているα-リポ酸は、これもAsahiのディアナチュラというシリーズのもので、ギムネマ(ハーブの一種で、血糖値の上昇や脂肪の蓄積を抑える効果がある。)も配合されているものです。
サプリの過剰摂取は、健康を害することもあり注意が必要ですが、特に和食などからは取りにくいこれらの成分を適切に組み合わせて摂取することで、身体の維持に努めています。
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