約30年前に卒業した中学校の廃校が決定。私の地元は田舎ではあるが山の中ではない。関東平野の端に位置する水田地帯。30年前の生徒数はたぶん130〜140人くらいだったと思うが(この時点で既に少なかった)今は30人くらいだとのこと。そして今年の入学者数がゼロ。
ただし、この数字は子供の数がゼロという意味ではなく、地元中学に進学する生徒数がゼロの意味。生徒数が少ないとクラブ活動に大きな制約が生じ、私の時代でも3つしかなかった(バレーボール、テニス、卓球)。野球部が無かったので、本気で野球に打ち込もうとしていたやつらは他校に進学していたくらい。今はサッカーも同程度の人気だろうが、サッカーは野球以上に人数が必要だからこの人数では不可能。人数が減ると団体系のスポーツは無理が生じる。やりたいクラブが無ければ他校へ、というのも仕方ないだろう。
また、人数が少ないと競争力も低下し学力も低下するのが一般的らしく、私がいた当時でさえ高校模試の平均点数は県で最下位ランクだった。今の時代、昔より親の子供に対する学力向上思考は高いだろうから、成績が悪い地元校より成績がいい他校を選ぶことも充分に考えられる。
一度生徒数が減少すると、周辺に通学可能な学校が無い限りは負の連鎖が始まって復活は難しいようだ。なお、私の母校が廃校になったら最寄りの中学校へ統合。そこまでの距離は約3km。真っ平らな地形なので自転車通学なら問題ないだろう。
これも時代の流れなので仕方のないことだが、やっぱり一抹の寂しさを感じてしまう。
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