昔は無かった地形図記載の高山(百高山関連)

　現在、日本百高山の調査をしているが、その過程で今は地形図に山名の記載があるが昔(20年近く前)は無かった山をネットの電子国土で探してみた。これが意外にあって驚きだった。なお、地形図に記載された山頂名は右肩上がりのフォントなので単なる地名と区別が付く。なお、私の記憶に基づくので過去の状況は間違いがあるかもしれないが、現在の地形図の状況はここに書いてある通りだ。

北アルプス 北鎌独標 2899m ←昔は地名だったと思う
北アルプス(西穂) ジャンダルム 3163m ←昔は地名だったと思う
北アルプス(西穂) 天狗ノ頭 2909m
北アルプス(蝶ヶ岳) 蝶槍 2664.3m
北アルプス(後立山) 天狗ノ頭 2812.0m
北アルプス(後立山) 三国境 2751m
木曾御嶽 飛騨頂上 2800m
木曾御嶽 王滝頂上 2936m
中央アルプス 行者岩 2658m
八ヶ岳 赤岩ノ頭 2656m
南アルプス(甲斐駒) 摩利支天 2820m
南アルプス(仙丈ヶ岳) 馬ノ背 2736m　←　もしかしたら昔からあったかも
南アルプス(鳳凰三山) 赤抜沢ノ頭 2750m
南アルプス(鳳凰三山) 砂払 2730m
南アルプス(北岳) 中白根沢ノ頭 2841m
南アルプス(北岳) ボーコン沢ノ頭 2830m

　基本的には最近の地形図は山名の追加が結構あるようだ。しかし広範囲を全てチェックするのは無理がある。

　この分だと百高山も地形図に基づいて最新版に更新すると変更が多そうな。ただ、百高山の基本は「日本の山岳標高一覧1003山」(平成3年8月初版発行)とのことで、地形図を基準にするには間違っているのかもしれない。