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2024年01月19日 17:09登山回顧録全体に公開

今でも忘れられない、登山で最も印象深い出来事。

昨日、しろちゃんさんが『届いて欲しい手紙』という日記を書いておられました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/793304-detail-319915

かなり乱暴に要約すると
以前、少々危うい親子連れの山行記録を目にしたものの、かけるべき言葉が見つからず
その時何もコメントできなかったことに今なお忸怩たる思いを抱えており
届くかわからないけど手紙(日記)という形を借りて、その方に想いを伝えたい。
という内容です。

日記を拝読するうち、私は数年前に出会った親子連れのことを思い出しました。

本日の日記は、ややもすると子連れ登山を否定する内容に捉える方がおられるかもしれませんが
そのような意図は全くございませんこと、あらかじめお伝えしておきます。



5〜6年ほど前、某山域にて。
私は母親と娘さんの2人組の登山者に出会いました。
娘さんの年齢は5歳前後といったところでしょうか
正直登山をするには少々幼すぎるかな?という印象を持ったことを覚えています。

それよりも衝撃的だったのが、その娘さんがそれはもう可哀想なくらいに泣きじゃくっていたこと
そしてそんな娘さんに対し、母親がデカい声で叱責している様子でした。
登山道には私を含め登山者が20人ほどいましたが、皆何事かと遠巻きに様子を窺っており
その場はさながら公開処刑の様相を呈していました。
外野の視線がいたたまれなくなったのか
母親は娘を置いてどんどん先に行こうとするも、娘さんは遅々として進みません。
そんな娘を見てさらにイライラしたのか、母親の怒気は勢いを増すばかり。

現場はそこそこ傾斜のある岩っぽい登山道。
娘さんはボロボロ涙を流しながらも必死に両手両足を使って登ろうとしています。
でも思うように歩けないのです。
娘さんが山慣れしていないであろうことは、その場にいた誰の目にも明らかでした。
私は一体何を見せられてるんだ…
あまりの光景に胸が締め付けられる思いだったのを今でも鮮明に覚えています。


そんな娘さん、改めてよく見ればザックをちゃんと背負えていないではありませんか。
肩紐の長さが全く調整されておらず、二の腕のあたりまでずり落ちており
今にもザックが後ろに滑り落ちそう
そんな状態で歩いていたのです。
私はせめて娘さんのザックだけでも直してあげようか、悩みました。
悩みましたがすごい剣幕でまくしたてる母親を前に
余計なことをしては火に油を注ぐと思いやめました。

いえ、これは言い訳。
私は娘さんに手を差し伸べてあげる勇気がありませんでした。

あの娘は無事下山できたろうか?
下山後ニュースをチェックしましたが、それと思しき情報はなく安堵しました。
何故あの時ザックを直して頭をなでてあげられなかったのか。
お菓子をあげて、頑張ったねって伝えてあげたかった。
今更悔やんだところで時間は戻りません。


私は今でもこの時の光景を忘れられずにいます。
あの日あの時あの状況で、あの懸命に歩く子供の姿を見て見ぬふり決め込んだ自分に対し
今なお忸怩たる思いを抱えているのです。
私のしようとしたことはもしかしたら余計なお世話だったかもしれません。
ですが、自分がすべきと思ったことに対し、言い訳がましく日和った自分が許せない。
きっと冒頭の日記を書かれたしろちゃんさんも同じ思いだったのだと感じました。

前述したとおり、本日の日記は子連れ登山を否定するものではありません。
しかし私の目にしたソレは、決して子連れ登山と呼んでよいものではなかったと思います。
ただただ胸が痛い。そんな光景でした。
今でも忘れられない、私の登山で最も印象深い出来事です。


※冒頭の写真は登山道のイメージです
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コメント

あっきー隊長

こんばんは(`・ω・´)ゞ

何かの御告げでしょうか…
同時タイミングで衝動にかられて日記、記しました。
まだ老いを感じるには早いと思いますが…

お時間あれば😊
2024/1/19 17:53
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1
445隊員、こんにちは!
コメントありがとうございます(*'▽')
まさかこのタイミングで『忘れる』方を担当していただけるとはw

動画拝見しました。
実はこの件、私の中では『忘れたくても忘れられない』案件ではなく
『自身への戒めの為に忘れない』案件だったりします。
何かに躊躇したり日和ったりした時『本当にそれでいいのか?』と自分に問いかける為に。
だからこそ事あるごとに反芻しては、忘れないよう記憶を上書きしているので、鮮明に克明に覚えているという背景もあるんですよねσ(´∀`;)
それはさておき、良い動画ご紹介ありがとうございました(*^^*)
関連動画もいくつか見てます♪
2024/1/20 9:05
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2
あっきー@くまさん、こんばんは。
日記を拝見しどういう経緯でその親子がお山に一緒に行く事になったのか?あっきーさん他多数の登山者がその光景を目の当たりにするまでに何が有ったのか?それは分からないけど、私もその場に居合わせたらきっと見て見ぬふりをしてしまったんだろうな…と考えさせられました(´・ω・`)
怪我無く無事に下山できたかな?その子にとって心の傷になっていないといいな、、と唯々願うばかりです(ノ_・、)

小さいお子さんは判断力もまだ未発達なので、走って追いかけて転ぶかも、、とリスク管理はやはり親の責任だと思うので、なんとも言えない気持ちになりました。
勿論そういう面も考慮し登られている方は沢山居ると思うので、親子共々安全第一で学びの場・成長の場として親子で登って頂きたいですね。
2024/1/19 20:34
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4
snufkin03さん、こんにちは!
コメントありがとうございます(*'▽')

私も正直、母親がなぜそこまで激昂しているのか、全くわかりませんでした。
『そんな状態で無理やり連れてくるなよ』と脊髄反射的に思いましたが、『何か事情があるのかもしれない』とも『他人の育児に口を出すべきではない』とも同時に思いました。
そんな状態で思考グルグルしているうち、ザックの肩紐が目に入った次第です。
家庭の事情はわかりませんが『せめて山に登りやすい恰好にしてあげたい』は私の本心でした、尤も実行には移せませんでしたが(;´Д`)

とはいえああいう光景が、子連れ登山に対する偏見を助長してしまうのは危惧します。
『ほらみろ、山に子供連れてくるからだ』と思った方はきっといたはずで、それは真面目に取り組んでおられる方達への風当たりに影響するでしょうから。
それはそれ、これはこれと切り分けて
これからもフラットな視点で子連れ登山を見守りたいと思います(*^^*)
2024/1/20 9:24
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2
しろちゃんさんの時にコメントしようかと思いましたが、同じような日記が続くのでここでコメントさせていただきます。だいぶ昔に新潟日報社から出版されていた新潟で有名なローカル女性登山家(こんな表現で伝わるかな?)の本を読んだことがあります。自らを
山バカと称して新潟の山を中心に登っておられる方で登山歴もなかなかです。ただその中にいただけない山行がありました。やはり子供を無理に山へ連れて行き途中で子供さんが体調を崩してしまったというものです。趣味も夢中になって度が過ぎると大変なことになるかもしれません。なにごともほどほどにですね。
2024/1/19 20:37
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4
edowerdさん、こんにちは!
コメントありがとうございます(*'▽')

私の知人もそのパターンで
敢えて詳細は書きませんが『その歳の子をそんなところに連れて行くの!?』というようなレベルの子連れ登山をしていました。
その女性登山家の方と上記の私の知人は、親のエゴを強く感じてしまいますよね。

情操教育として山に連れて行くにせよ、子供が乗り気なのかイヤイヤ連れて行かれるのか、あるいは子供自身が希望しているのか、家庭によって様々ありましょうが
何よりも大事なのはちゃんと『子供ファースト』なのかどうかかな?と思います。
2024/1/20 9:32
こんばんは。

その公開処刑されたお子さんは、もう二度と山に行きたいとは思わないでしょうね。
子供を山に連れて行く親の責任は重いですよね。親の行動一つで山が好きにも嫌いにもなるでしょうし。

私もしろちゃん様の日記読みましたが、山の中で子供を守ってやれるのは親だけだと思うんです。子供は親を信じて付いて行くしかないんですよね。

富士山頂上の山小屋に泊まった時の事ですが、もう間もなく日没という時刻に、高度障害でぐったりとして動かない子供を父親らしい人が慌てた様子で子供を背負って下山して行く様子を目撃しました。まだ小学生低学年らしい小さな子供でした。
また日本海側の山で親子連れが行方不明になり、数日後に残念ながら沢の中で遺体で発見された事例がありました。
道に迷ったら沢に降りてはいけないのは鉄則なのに…

私も親子連れ登山を否定したりはしませんが、その前に親自身が登山の経験を積み、体力的に劣る子供の事を十分に考慮した計画を立てるべきだと思いますね。
2024/1/19 21:47
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3
vt250zさん、こんにちは!
コメントありがとうございます(*'▽')

辛かったし悲しかったでしょうね…まだ小さいお子さんでしたから、いっそのことキレイさっぱり忘れてしまった方が幸せかも。
何故楽しい思い出を作りに行ってトラウマを植え付けてしまうのか…
軽率な言動の代償は本当に計り知れないと思います。

新潟の親子遭難事故事例は私も以前調べたことがあります、痛ましい事故でしたね。
亡くなった方のことをあまり悪く言いたくはありませんが、出発時間がそもそも遅かったり装備も不十分だったりと問題点も多かったように記憶しています。
親にはリーダーの経験と技術は当然としても、初心者の引率というガイドの役割と責任も同時に求められるわけで。
単独行の延長線ではなく、パーティー山行のそれに近いという認識が薄い方も相応におられる印象があります。
徹頭徹尾子供を主体とし、滅私奉公の精神で子供のためだけの計画を立てられることがまずスタートラインなのかな?と思いました。
それでいくと子供が泣きじゃくっているなんてのは論外ですね…
2024/1/20 10:12
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1
山でこのような場に出くわしたことは無いですが、あっきーくまさんの日記を見て昔の事を思い出しました。

仕事帰りの駅のホームで母親が幼稚園児位の男の子を大声で怒鳴り散らしてました。
子供はワンワン泣いているのに、母親はお構いなしに怒鳴り続けてました。その内容は覚えていませんが、子供が鼻水をダラダラ垂らして苦しそうにしているのを見兼ねてポケットティッシュを良かったらどうぞ…と母親に渡したら、その母親は我に帰るでもなくそのティッシュを私の手からガバッと取り「オメェーが泣いてっからだろうが‼️」と又怒鳴ってました。私も子育ての経験があるので、イライラするのは理解できます。本当に忍耐なんですよね、子育って。
この情景が現在なら警察が来ちゃうかも。

しかし…あっきーさんが見た情景は何だったんでしょうね。何をしに母親は山に来たのか。
娘がそんな状態でもひるまず登山を続けるなんて普通じゃないし、占いとかそういう類いのもので洗脳されて山へ行けば何かが好転するとか言われた?なーんて、そんな事を思うほど異常な風景です。
2024/1/20 8:10
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2
maroeriさん、こんにちは!
コメントありがとうございます(*'▽')

う…下界とはいえそれまた凄まじい光景ですね…
maroeriさんの事例のように、子供に手を差し伸べた結果、親がそれを恥と感じて子供に更に苛烈に当たり散らす場合がやはりあるんですね。
それもあって躊躇したってのもあるんですが、既に冷静でない相手ってどんな行動に出るか全く予想できないので、もしかしたら私の件は下手に手を出さなくて正解だった可能性も大いにありますね…

いや、まさにホントそれ。
一体何しに来たの?って話です(;´Д`)
子供を楽しませたくて来たのなら、子供が泣き出した時点で帰ればいいじゃないってのが最初の率直な感想でした。
親がどうしても山頂行く必要があるなら子供背負って行けばよい。
そのどちらもできなくて『早く歩けよオメー』はいくらなんでも酷い。
言いたくはないですけどありゃ一種の虐待だと思います。
2024/1/20 10:24
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1
こんにちは。

数年前、高尾山の稲荷山コース(改修前)で、私が下山中に登ってくる保育園の団体に鉢合わせました。
20人ほどの園児(4〜5歳児と思われ)に3名の引率者が列の先頭・中央付近・後方にいました。
登り側からすると左手は滑落の危険もある狭い道で、たくさんの下山者が園児たちの通過待ちをしているため渋滞。
慣習的に多くの下りの人たちは山側に立って待っているため、園児たちは滑落の危険性の高い谷側を短い手足を必死に駆使して前の子達について行こうとしていました。

…しかし先頭の引率者だけが元気な状態(ハイテンションでニコニコしながら頑張れー♪と…)で、園児たちだけでなく中央・最後尾の引率者も含めて息も絶え絶え状態で全然進まず。
列も間延びしてすでに崩壊状態。

上からは次々と下山者がやってくる、園児達の後方からも登る人たちが続々。
遅れてる後方の園児たちはギャン泣き、それを引率者が引きずるように無理矢理登らせてる、その引率者自体息絶え絶え…

そんな一歩間違えば地獄のような光景でした。

そもそも引率者が稲荷山コース登る体力無いのに園児に付き添ってて平気なの?(先頭のハイテンションおバカ引率者を除き)
ケーブルカー使わないの?
下から歩かせるにしてもなぜ1号路じゃないの?
この計画を立てた大人はアタオカなの?
山頂着いたら4〜5人減ってましたってなってもこの状況では引率者たちは誰も気づかないよね?
登りでこの状態で無事に下山できるの?
今すぐ引き返す選択を検討しないの?

…などなど、渋滞解消までたくさんの疑問を浮かべながら阿鼻叫喚の園児たちを眺めていました。

後々特にニュースなどにはなっていないのでおそらく全員無事だったのでしょう。
中にはトラウマ抱えてしまった子もいるでしょうけど。
2024/1/20 9:47
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2
MIKA_DUKIさん、こんにちは!
コメントありがとうございます(*'▽')

何ですかそれ…地獄絵図じゃないですか…(;´Д`)
私の件は実の親が実の娘に対してやってることなので、親の責任問題の部分はありますが
人様の子供の命を預かる保育園がその杜撰さって相当にヤバいですよね。

しかし、お花畑がリーダーを務めると何が起きるかを如実に表している案件ですね。
MIKA_DUKIさんの件も私の件も、リーダー及び責任者にとって『他者目線』がどれだけ重要なのかを教えてくれる事例だと思います。
私の件であれば、娘が泣き出した時点で娘が今置かれている状況をきちんと理解し対処すべきで、ブチ切れて怒鳴り散らすなどは論外でしょうし
MIKA_DUKIさんの件であれば、最も体力のない園児の状態把握はもとより、サブリーダー(この場合は他の引率者)の状態管理もリーダーの責任の範疇なわけで
頑張れー♪じゃねぇよって話ですよね。

それ、もし自分がその場に居合わせて目撃してたら、下山後に厚生労働省あたりに苦情入れてしまうかもw
てか実際にケガでもしてたら色々調査していく中で杜撰な管理が表沙汰になって世間を騒がす問題に発展していてもおかしくないレベルだと思います。
いや、しかし本当に何事もなかったようで良かったですね。
仰る通りトラウマ抱えてしまった子供がいるかもしれませんので、心底良かったと言えるものではないのかもしれませんがσ(´∀`;)
2024/1/20 10:36
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2
あっきー@くまさん こんばんは。

初めまして、佐久に暮らしているよっさんと申します。私も子どもを連れてよく山へ行く事があるので、あっきーさんの日記を拝見して、あぁーそんな場面あるよねぇ、って登山者と親の両方の立場から色々と感じる事がありました。

その親子がその日その山を登っていた目的は解りませんが、そのお母さんは山と街でのお子さんへの接し方が同じだったのでしょうね。

公園やお店で良く見かけるダダっ子は、周囲の大人は「かわいそうとか、親はなにしてんの?」なんて思っても差ほど気にされる事はありませんが、大人でもしんどい山という環境になると、子どもという存在だけで注目を浴びてしまいます。そんな特異な場所であることを、そのお母さんは認識されていなかったのでしょうね。

お母さんからすれば、その子の性格や体力を一番解っているからこそ怒ることもできるのでしょうが、電車内で泣き叫ぶ子どもと同じ様に叱責したんじゃ、周りの登山者は余計に気になってしまいますよね。

私の場合は、山で会う人に挨拶をするのは当たり前のことなので、泣いている子どもにも声をかけます。「どうしたの?」ってね。たまに登山道で怪我をして休んでいる大人もいるけれど、山で出会う気になる人には大人も子ども関係なく必ず声をかけます。褒める、励ます、はその人がちゃんと下山できそうな時にかける言葉で、まずは「大丈夫?」って、声をかけちゃいます。

山でのおせっかいや迷惑って登山者それぞれの受け止め方は違うので難しいですが、一般の登山道では、皆お互い様で歩いていると思うので人と交わす挨拶はありがたいことだと思っています。

子連れハイカーの立場としては、子どもと山へ行く理由や目的は現地で変わって当たり前だと思っていつも歩いています。
子どもにとっては地図上の山頂なんてそれほど意味のある物じゃないですからね。山歩きを通して体験するワクワクが全てなのでピークハント的な登山はしません。山飯を作って食べる、ヒップソリやイグルーを作って遊ぶとか、そのついでに山頂まで行けたら行ってみる感じです。我が家では子どもと山に行く時は子どもが隊長です。私はポーター(^_^;)
山を歩いていると突然、隊長がその日のピークを宣言するのです。「今日のピークはここ!」
名もなき見晴らしの良い岩場、気持ちの良い風が吹く草原。隊長の気分しだいでその日のピークは変わります。そして飽きるまで遊ぶ。成長と共にその先の頂を目指して登っていくようになります。

長野県は学校登山が当たり前にある地域です。保育園や幼稚園からも行事に登山がある園もあり、熊払いのボランティアで同行したこともあります。他府県の方からはビックリされる事もありますよね。 とは言え、親や引率者が登山に精通した大人ばかりなんてありえませんよね。だからこそ、山の経験豊かな周りの登山者からの声かけやサポートは大切でありがたい事なんだと思います。

長文失礼しましたm(_ _)m
2024/1/20 21:42
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3
よっさんさん、こんにちは!
コメント&いつも拍手ありがとうございます(*'▽')

仰る通り、母親の方は街での普段の関係性としつけ対応をそのままに、山に来られたのだろうな?という印象でした。
子供が大きな声で泣くこと、それを親が大きな声で叱責すること
それ自体は母子の関係性に依るので、その行動の是非については人それぞれだと思います。
それが街であれ山であれ、周囲がその行為に対してあれこれ言う筋合いのものではありませんが、山であればその言動ひとつが子供の安全に直結しますので
あの場にいた多くの登山者は『危なっかしい』という目で見ていたのだと思います。

百歩譲って、子供を叱責することで子供の安全性が向上するなら良いですが、叱責した上で本人は先を急ぎ、更に早くしろと追い立てる。
子供はといえばザックの紐はダルンダルン。
怒鳴るのは自由ですが、まずはその肩紐きちんと調節してあげなさいよ、が私の中での正直な感想でしたね。
私はこの母子が一体何の目的で山に来て、子供が泣き始めてもなお登頂し続けたかについては存じ上げませんが
少なくともきちんと技術もあり、しっかりと準備をして山に向き合っている子連れハイカーさん達と一緒くたにしてはいけないと感じました。

話は変わりますが、私も妻も中学校の時に御嶽に登っている学校登山経験組なのですが
学校登山の是非については未だに結論が出せずにいます。
安全面のみに限定すれば、あんなハイリスクな行事は今すぐにでもやめるべきと思います。
実際私の先輩、同年、後輩の中には台風や豪雨の中強行した者も少なくなく、当時は現在のように山岳ガイドを雇うなどということはありませんでしたから、その判断は引率の教師に委ねられました。
仰る通り、山の素人が100人を超える児童の明暗を決める判断を下していたという話です。
私の時は運よく晴天でしたが、それでも高山病による体調不良者は7人ほどおりましたし、持ち物の雨具にしても傘やビニール合羽がその大半でした。
ただ、伝統文化の継承、長野県民のアイデンティティー醸成という意味での学校登山の存続というのも十分に理解できます。
しかしそれは教育者のエゴでは?という気もしなくはありません。
だからといって児童が『キツいからやりたくない』と言ったから廃止するのも違うでしょうし、危ない行事は全て無くせというのも違う気がするので、学校登山について私は結論を出せていません。

学校登山の在り方は、子連れ登山の在り方と部分的に似ている気もします。
ただ学校登山の最大の懸念点である『安全性』については、人数面で子連れ登山と比べるべくもありませんから
安全性が担保された子連れ登山については、学校登山と違い私の中では支持、応援する立場です(*^^*)
2024/1/21 10:12
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3
あっきー@くまさん、こんにちは。

登山中、求められない限りアドバイスや助言の声がけはしませんが、子どもさんを連れた方にだけは本当に危ないと感じた時は声がけしています。難しさはありますが、私は私があとで声がけしなかったことを後悔するなら子どもさん連れの方には声がけしようと思っています。
2024/1/21 16:59
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3
minislopeさん、こんばんは!
コメントありがとうございます(*'▽')

私も原則的に、山行中は知らない人に余計なことは極力言わないように気を付けているタイプなのですが、この時は初めて自分が動くべきと思った案件でした。
結果的には動けず、minislopeさんの仰る通り結局後悔しているので
この時のエピソードを境に、自分がすべきと思ったら動きたいと思いました。
まぁ幸か不幸か、以降そんなシチュエーションには遭遇していないのですがσ(´∀`;)
2024/1/21 19:46
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プロフィール画像
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