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地図に記載された西偏値をコンパスの回転盤の目盛りで合わせ、何本か平行に引いた。

数日後、近所の図書館で「誰でもわかる地図の読み方」という本が目に止まり、パラパラとめくっていたところ、磁北線の引き方が載っていた。
コンパスを使う方法のほか、計算から割り出す方法の説明があった。
知ってる人は何だそんなことかと思うかもしれない。
要は、tanを使って引く方法だ。
山行き予定の地図の西偏値は7度20分、したがってtanは0.1287となる。
そこで、底辺10cm、高さ1.3cmの西に傾く線を引いてみた。
おや? 事前にコンパスで引いた線と微妙に傾きが違っている。
そこで、コンパスで引いた線から底辺と高さを測り取り、tan-1で角度を逆算してみた。
なんと角度は5度43分!!
コンパスの小さな目盛りをアバウトで合わせて引く磁北線と、これだけの差が出た。
この差が場合によっては道迷いの原因になるのか、こんなものどうでもよい誤差の範囲なのか、山行き経験の少ない自分にとってはわからない。
思い出した、昔流行った受験生ブルース。
「サインコサインなんになる〜ぅ

でも、受験や仕事以外でタンジェントは立派に役に立っている。

初めまして。
この程度の差は誤差の範疇で読図には問題ないですので気にしなくて大丈夫ですよ。私の場合、夏場以外は登山道が無い山に地形図を頼りに適当な尾根で登っていますが、地形図に磁北線を引いた経験はありません
そういえば社会に出てから三角関数なんて使っていないですねぇ。理系の仕事ですがほとんど「算数」の範疇で間に合っています。電卓で最後に三角関数を使ったのは何年前だか
59さんこんにちは
地図読み講座などでよく磁北線を引きましょう、といわれるそうですが、私、あまり影響を感じません。小さな方位磁石での7度や9度の違い、気にした事ないです(北海道は9度くらいでした)。道迷いの原因はたぶん他の要因が大きいと思います。地図読み歩きに慣れていれば西偏にこだわることはないと思います。
時計の目盛りは一時間が30度です。30度だとさすがに影響を感じますけど、それでも周りの地形を見て総合判断していれば、10度以下で影響を受けることはないのではないかな。大雪原、ホワイトアウトを30分以上計器飛行のように歩くならともかく。でもそんな難しい地図読みをするくらいなら、イグルー作って晴れを待ちます。
人はGPSとちがって、10度以下の誤差で、「正しく」誤ルートに導かれるような動き方をしないと思います。
方位磁石の使い方は、「自分が30度以上違った方を向いていないかどうかを確認するくらいのモノ」だとおもっています。磁石が無いと、人間180度違った方を向いている事、意外と多いんですよ。
北千島、カムチャツカ、アラスカ、アリウシャンいくなら、磁北線いりそうですね。
三角関数っておもしろいですよね。高いものの高さを測るときとか。おもしろいと思います。
おはようございます。
昔、オリエンテーリングをやってた時は磁北線は大事だといわれて、きちんと地図に引いてましたが。今は線を引くことはなく、目分量でアバウトです。2メートル先が見えないような上越、奥利根の藪山を歩いていた時は磁北を意識していましたが、それでも地図に線はいれてませんでした。初心者の時はきちんと引いて、慣れてくれば引かなくてもいいのかなと思います。ヨネヤマさんの言うように、ホワイトアウトの時は絶対に動かないことです。雪庇の上や雪崩の巣に入り込む危険がありますから。
tradangoさん、yoneyamaさん、ankotaさん、コメントありがとうございます。
いま出張中で、先日買ったばかりの初めてのスマホの文字入力がうまくできず、悪戦苦闘しています
なのでまとめレスで、申し訳ありません。
基本的に皆さんの言われていることは、分かりました。その程度の誤差は実際問題になることはないということですね。
実は、わたしもこれまで磁北線を引いたことはありませんでした。(^-^;
道迷いしたことは結構ありましたが、それは磁北線とは関係ありませんでした。
今回は、正確な磁北線の効果がどれ程のものなのか、体感してみたいと思います。
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