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とりわけ、時代ごとの登山者スタイルの変遷イラストのうち、大正〜昭和初期のセーラー服女学生登山スタイルに激しく萌えました・・・(嗚呼オッサン丸出し



それはさておき、日本の登山事情を時代ごとに回顧し、年齢層ごとの登山スタイルの変化や、登山する動機の多様化など、いろいろと掘り起こしながら今後が展望されているわけですが、読んでいて「今起きている重大な、日本の登山事情に正負のインパクトを与える変化がすっぽりと抜け落ちている」という隔靴掻痒の感を抱いたのも確かです。それは・・・外国人登山者の激増!
既に、外国人の視点からみた日本の山の魅力については、例えば同じ『山渓』の昨年2月号でも座談会形式で語られているところです。しかし、その内容はもっぱら、日本で山岳ガイドその他の定職に就いていて日本語ペラペラな西洋人諸氏の目線。今起きている猛烈な変化とは、ネットによる口コミ情報の凄まじい勢いでの拡散、そして日本が世界的に見ても安全で、費用的にもお手頃であることにより、世界中の登山愛好者や「旅行ついでにちょこっと日本の山に触れてみたい」という観光客が殺到していることであろうかと思います。
先日富士山に登った際にも、平日ということもあってか、とりわけ吉田口から入山した人の4〜5割は台湾・中国・香港・欧米の人々という印象。インドの人もいました。というわけで、平日でも超大賑わいでして、登山期間中は「平日だからゆったりスカスカ」ということは、少なくとも吉田口に関する限り有り得なくなったようです。
もちろん、うまくコミュニケーション出来れば良いですし、日本側が伝えたい注意事項も英語や中国語などで十分伝わっていれば問題ないと思いますが、どう見ても超!軽装な人々も少なくなく、端で見ていてヒヤヒヤなんですよね・・・。とにかく、外国人登山者・観光客が、日本人以上に気軽に入山することで、気象の変動や準備不足などによる山の事故が絶対に増えないとは断言できないでしょう。

というわけで、「彼らは何故日本の山に登りたいのか」という意識調査や、外国人登山者との共存スキルなどについても誌面で扱っていれば、読者にとっても有益なのになぁ〜、と思ったのでした。
ちなみに、私はヘタクソな英語と中国語と韓国語を話すことが出来ますが、とりあえずすれ違って挨拶しても返事が返ってこないことの方が圧倒的に多いのが悲しいですね


※画像は、吉田口の「泉が滝」と、スバルライン五合目。とにかく日本語が余り聞こえて来ません

bobandouさん、こんばんわ。
やはり、こういう(お気楽な外国人登山者激増な)状況が顕著になってきますと、登山口による指導員の配置、遭難者救出体制の強化、それを補う、入山料の徴収や、それに山岳保険を付加するなどの対策が必要ではないかと、、、考えてしまうのですが、いかがでしょう。できれば、遭難すれば莫大な捜索費用を徴収される、きっちりとした装備と、入山届の提出、保険に加入が、ぱっときた外国人にでもわかるようなシステムを作らないといけないように思うのです。
様々な場面で、外国人旅行者激増で、なかなか対応が追い付かない。そんな感じのようですね。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
先日富士山に登った際には、どの登山口にも富士山の協力金の受付がありましたが、日本人は一部の人が三々五々払っていたのに対し、外国人は見ている限り全くゼロでしたね……。どのガイドブックにも全く記されておらず、また受付の側も英語などでの呼びかけも出来ないのでしょう。
しかし実際には、彼らの余りの軽装を見るにつけ、彼らの救援費用が今後一層かかるのではないか?と思いましたし、様々な山で急速に英語対応の道標になりつつあるのを見ましても(丹沢など)、結構お金をかけて対応しつつあるという雰囲気です。
ですので私も、まずは富士山や南北アルプスのメジャーな登山口などで、日本人・外国人を問わず一律にきっちりと保険料・協力金を取り、同時に日本の山の管理に関する疑問に速やかに答える枠組みを整える必要があるのではないか?!と思います。
本来は、日本人が外国に出掛ける場合でも、現地のルールや流儀を事前に調べて知っておくのがスジというものですので、外国の方もそうして頂かないと、端で見ている登山者の私ですら目が白黒してしまうのです……。それに、こうして現地のノリに合わせようとすれば、我々日本人だってどこの国に行っても歓迎されますし、我々だって外国の人を歓迎できるというものです
今回一番ビックリしたのは、夕方の御殿場口七合目で、カーディガン1枚だけ羽織って、ほとんど荷物も持たず、暗くなりゆく富士山山頂に向かった西洋人カップルを見かけたことです・・・
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