![]() |
というわけで数ヶ月前に、職場から近い神保町のICI石井スポーツ登山本店にて、里山&下界を長距離歩行するための靴を購入し、ゴツい革製登山靴で急勾配を登るのとは別の面白さを楽しんでいるのですが、底が柔らかい分だけ足の裏が疲れやすい気が。
そこで、購入時に店員氏から伺った「なるべく疲れずに効率良く長距離歩行したいのであれば、中敷きを入れるのが一番です」という言葉を思い出しました。「スニーカーに毛が生えたような靴に中敷きを入れるなんて……」と思い、そのときはスルーしていたのですが (^^;)、実際に素の状態で使ってみて「なるほど、そうなのかもなぁ……」と思った次第。
思い立ったが吉日、ICI登山本店を訪れてみたところ、「中敷きをそのままの状態で売ることも出来るけど、よりフィットした状態にするため、今自分が使っている靴を持参して欲しい」と言われまして、また出直し。件の低山用シューズを持参して再訪したところ……専門担当者氏の導きのもと、「なるほど、これはなかなかスゴい!」と思えるようなフィッティング作業が始まりました。
まずは足裏の状態を専用の機器で測定。イキナリこんな厳密なことするのか!と内心ビックリしつつ測定台の上に乗りますと、扁平足な足形がプリントアウトされて赤面 (笑)。膝を骨折して以来、明らかに左右の足の感覚が揃っていないことを自覚しているのですが、それがモロに図示され「文明の利器は偉大だ……」と驚くことしきりです (^^;)。
そこで担当者氏曰く、「扁平足の方がウォーキング用の中敷きをデフォルトの状態で使用すると、土踏まずの部分の突起がモロに当たって不向きですので、足の形に合わせて左右のバランスを整えるよう変形させます」とのことで、お次は高熱変形させるための台に移動。中敷きと自分の足の間にゴムの敷物を挟み、データに沿った微調整を行った上、スイッチオンで熱が加わって中敷きが変形してゆきます。一定の時間が経ちますと、中敷きを取り出し冷却スプレーで一気に固化! さらに、元の靴の中敷きに沿ってサイズを整えて完成〜! (「使っている靴を持参されたし」という要請は、最後のサイズ整形カットの際に必要だからでもあります)
実際の使用感は……う〜ん絶妙♪ 本番使用の前に、まずは靴慣らしで数km歩いて足を馴染ませた方が良いですよ……とのアドバイスを頂きましたが、イキナリ25km弱のロングコース歩きに投入し、疲れ知らずで吸い付くように地面を踏み、快調に歩くことが出来ました。気分的にも左右の足の振り具合が良くなったような……。7,200円の定価が岳人祭で1割引、それでも「たかが中敷きに高くないか?」と思われるかも知れませんが、これはなかなか良い買い物でした。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する