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ともあれ、多忙と折り合いを付けながら自分なりにヤマレコを使う中で「ここらへんがツボな活用法かな?」という一定のパターンが出来上がって来ました。
(1) 拍手を下さった方の記録を、時間の許す限りたくさん拝見する
すると、自分がよく知っている山域だけではなく、訪れたことのない山域の記録に自ずとめぐり逢うことになります。そして、ガイドブックよりもはるかに多数の写真、および実感がこもった文字情報に「なるほど、これは良い……」と認識を新たにさせられます。たとえば、20代で山に登っていた頃には全く眼中に無かった三浦半島をはじめ、低山歩きの面白さに目覚めたのは、私のショボい内容に拍手を下さった皆様のおかげです。
(2) ピンポイント山名検索
低山が面白くなり始めたとはいっても、メジャーな山に比べれば情報は少ないのは否めない事実。そこで、低山を歩こうとすればこそ、ヤマレコは大いに使えるツールだと思います。超!マイナーな山域・山名で検索しても、先達が一定のヤマレコ・フォーマットに従ってレコをアップして下さっているのですから……。大阪の天保山とか、横浜の高尾山とか、洒落の効いた場所歩き・里山歩き・都市に潜む稜線歩きなどなど、マイナーな世界に興味が向くほど、検索のし甲斐があるというものです。
(3) ルート手入力
そこで実際にマイナー山域、とりわけ以下のようなところを歩く場合には、他の詳細な道路地図とヤマレコの画面上の国土地理院2万5000分の1地図を比較し、歩く予定のルートに赤線を引いてプリントアウトし持参すると、鬼に金棒状態となります。
(a) 『山と高原地図』などの山岳地図がフォローしておらず、ガイドブック所収の地図は極めて小さく、枝道が多そうで心配……という低山。
(b) 地元自治体や町おこし団体などがハイキングコース地図をHPにアップしているものの、イマイチ漠然として把握しづらい低山。
(c)そもそも活字ガイドがなく、ハイキング用地図もなく、ネット上の記録も僅少な都市稜線。
これは非常に面倒臭い作業かも知れませんが、地図を眺めるのが大好きな私としましては、これこそ快♪感♪です (笑)。入力時に保存→グラフ表示を繰り返しながら「このルートをとると稜線をキープでき登高差が少ないな」と微修正し、実際にグラフが高い標高のところでなだらかになるほど「よっしゃ、こりゃイケる!」と画面を見つめてニンマリ (^^;)。
というわけで、まだ歩いてもいないのに構想中・下書き中のルートが複数あり、自分のプロフィール画面に表示される山行日数が実際のレコの数よりも多いのは、ここだけの話です (汗)。
あ、ちなみに赤線引きは、自宅と最寄り駅のあいだ、あるいは街中移動の距離・登高をサクッと調べるのにも使えますね……(笑)。
しかし、こういう楽しみ方も、たまに痛い目に遭うことがあります。それは……地図を読み間違えたためか、あるいは既に道が消えているためか、はたまた2万5000分の1地図が超マイナーな小径についてしばしば不正確なためか、とんでもなく荒れたところに突っ込んでしまうこと。
先日、神奈川県西部・曽我丘陵を歩いた際、ハイキングコースに指定されている蜜柑畑の農道ではなく、「高山」のピークを通る破線の小径を通ろうとしたところ、まず入口が見つからず (汗)。そこで「実際にはここか?」と思って道路脇の農道に入ったところ、やがて踏み跡が薄れて行き、ついには草が繁茂……。そこをさらに強行突破しようとしたところ、イバラで手に傷が……(滝汗)。撤退して本来のハイキングコース農道に戻ったところ、その方が余程見事に富士山を遠望出来たというオチです……。
というわけで、事前の赤線引きに熱中しても、あまりディープになり過ぎないことが大事という教訓を得たのでした。あと、下手をすると低山は、道標が整備された普通の山よりもハードなのかも知れません。以上、長文でスミマセン……(^^;)。
(写真1)25,000分の1地図・曽我丘陵の高山周辺。
(写真2)ここを間違えて登ったばっかりに……(地図中×をつけたところ)。
(写真3)最初から農道を歩いていれば……富士遠望。
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