レコのタイトルは「38年ぶりの丹沢・・・」としていますが、蛭ヶ岳はその通りだけど、実は近年に長尾尾根や権現山とかへも行っているし、直近では今年の2月に大滝沢に氷瀑見物に行ったので誇張表現になっています。
それはさておき、久々の蛭ヶ岳は、かつてあった山頂部のブナは全く無くなり、記憶にある山とは別の山になっていました。話には聞いていたものの実際に目にすると、一抹の寂しさのようなものを感じました。
丹沢で昔と違う印象になった山というと、去年行った焼山もそうで、日当たりの良いカヤトの山頂だったのが、杉が育って見通しの利かない山頂になっていました。山名の由来につながるカヤトの風景が変わってしまったのには、少し引っかかる所もあるけど、40年の歳月で木が育ったという事だから納得はできます。しかし蛭ヶ岳の場合は、環境変化に起因すると考えられる変わり方なので、これが将来的にどう影響するのか、というような懸念を感じるのです。
話は変わって、画像1は昭和45年発行のブルーガイドの付録地図です。
今回は「山と高原地図」で破線となっている地蔵尾根を登ったのですが、当然、そんなルートは出ていません。源蔵尾根も大室山から鐘撞山へのルートも入っていません。付録地図だからマイナーなルートが書かれてなかったのかも知れませんが、同じ時代の「山と高原地図」にも出ていなかったように記憶しています。
当時は一部のマニアックな人(失礼)しか歩いていなかったマイナーなルートの情報がネット等で広がり、行く人が増えて破線ルートになったのでしょう。これもやはり時代の流れという感じがします。
画像1の付録地図には昭和55年頃までに歩いたルートを赤線ならぬ黒線で記入しています。画像2は当時使っていた5万図で、やはり赤線を記入しています。
これらを見て、まだ線の入っていない所を現在重点的に歩いている訳ですが、画像2のように沢筋まで線を入れようという気はなく、尾根筋だけにしようと思っています。丹沢には無数の沢があるし、東丹沢は良いとしても西丹沢方面は手強い沢も多く、それらをこなす為には体力や技術が不足しているのは分かっていますので。
それでも、何ヵ所か気になっている沢もあり、それらは何とか行きたいものです。
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