旧道を通る路線バスからは見られませんけど、大山ケーブルの方から下ってきて、駐車場のある清水屋さんの所(大山駅バス停)を曲がらずに新道を300mほど直進すると、右側に2本の御柱が立てられています。伊勢原市は茅野市の姉妹都市で、平成十九年に寄贈されたとの事。
御柱祭は干支の申と寅の年に行われるので、今年も4月に行われます。ちなみに、よく「7年に1度の祭り」と表されるのは数え年の7年目という意味で、カレンダー的には6年毎ですね。
山の話でもなく、地元民でもない私が御柱の話を書くのはおこがましい限りですが、茅野や諏訪は八ヶ岳や霧ヶ峰、美ヶ原への起点であり、もう何回訪れたか判らず、私にとって山とは切り離せない土地なので書こうと思った次第です。
地元では既に準備が始まっているのでしょうね。茅野や諏訪のお客さんと商売をしている友人が、御柱の年は仕事のスケジュール管理ができないと言っていました。何か問題があって仕事が遅れたとしても「なんせ、今年は御柱だでぇ」の一言で済んでしまうとのこと。まあ6年に1回だから、そういうのがあっても良いのかも知れません。
毎回、テレビのニュース等でも取り上げられますから、ご存知の方も多いでしょう。御柱祭のハイライトは何と言っても「木落し」。御柱の上に乗り、一緒に急坂を落ちて行くというもので、振り落とされたり投げ出されたり、怪我はおろか、時には死者さえ出るという勇壮なものです。
かつて、御柱祭を無形民俗文化財にしようと文化庁に申請したら「死人が出るような祭りは指定できない!」と言われたとか。こう言うのが、この国の駄目な所じゃないかと思いますが、地元に生まれた男なら乗らずにはいられないでしょうね。
6年前の前回は上社の「山出し」に行って「木落し」と「川越し」を見物しました。(写真2)「木落し」は下社の方が斜度、距離ともに勝っていますが、V字に取り付けられた「めどでこ」に人がまたがって坂を下りて行く上社の木落しも、勇壮なのは変わりありません。4月初めの冷たい川の中に入って御柱を渡す「川越し」も「木落し」に劣らず壮観でした。下社の御柱祭は、この2つが同じ日に見られるのが良いです。
前回は、柱を立てる「建御柱(たておんばしら)」を見ていないので、出来たら今回はそれを見に行きたいものです。
写真3は、前回、手に入れた、御柱の端材で作ったというお守り。手作り感が溢れ出ています。それでも、御柱と思えば・・・
まあ、鰯の頭も・・・ってやつですかね。
guchiさん、こんばんは!
諏訪の御柱が大山にもあるなんて全然知りませんでした。こんど大山に行くときは、ぜひ拝見してきます。
f15eagleさん、おはようございます。
大山の御柱は知らない人が多いかも知れませんね。
地味な所にあるし、御柱自体がジミで電線のない電柱みたいなものですから
ケーブルの駅とかにあれば、それなりに目だって姉妹都市の認知度も上がるし、それこそ今年なんかは両市にとってメリットがあるのに勿体無い話しです。
まあ、大山はいまでも人が沢山来るので、そういうのに頼らなくてもよいのかも知れません。
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