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クリミア戦争での地名から来ており、そこへ出兵したイギリス軍兵士が被っていたので世界的に広まった、とWikipediaには書かれていましたが、私らの世代では、そう呼んでいる人はいなかったと思います。バラクラバなんて呼んだら、昔の山仲間からは「カッコつけてんじゃねえぞ!コラッ!」なんて言われそうです。
名称はさておき、風雪の吹き荒れるような山へは行かなくなったから使わなくなってしまいましたけど、冬山へ行くのだったら目出し帽は必需品ですね。ニットの帽子にジャケットのフードを併用すれば凌げないこともありませんが、岩場や急な雪稜で視界が遮られるのは厄介だからと顔を出していると、吹雪でなくても半日も強風に晒されていれば鼻や頬が凍傷になることもあります。鼻や頬が凍傷になると皮膚が黒く変色して、症状によっては元に戻るのに1月以上かかりますから、そうならない為にも目出し帽は必用です。
私が使っていたのは写真1のような物で、十代の頃に母親に作ってもらいました。当時、市販の物は顎の下くらいの長さの物が多く首筋が寒かったし、折上げて顔を出して被ると目出し穴から髪の毛が出るのが不満だったので、寸法を指定して作ってもらいました。
目出し穴から上が長くて変なバランスですが、折上げて被る時は写真2のような感じになり髪の毛は出ません。素人の手作りだからデザイン的にもダサいけど、機能的には満足していました。難点は、折上げてヘルメットを被ると、頭の収まりが良くなかった事。それで、薄手の絹で出来た写真3のような物を試した事もありました。しかし、薄手は、やっぱり寒くてニット帽子には適わないので止めました。
今は、冬場は目出し帽ではない市販のニット帽を使っていますが、たまには使っても良いかもしれません。
バラクラバに限らず、スパッツはゲーター、ジャケットはハードシェルと言うように、最近の用語には馴染めないものが多くて困ります。
ゲーターはゲートルの英語読みのようで、その語感から旧日本軍の包帯型ゲートルを連想したり、ハードシェルに至っては亀の甲羅とか鎧みたいに硬質な物を想像してしまいます。
やっぱり、古い人間なのですね、私は。
guchi999さん、こんばんは。
いつも、ありがとうございます。
ほんとですね。
私などは、2年半前に山を再開した時、ヤマレコで登場する「インナー」、「アウタ―」でさえ、隔世の感がいたしました。
まして、「ミドルウェア」なんて、コンピューター用語だと思っていたら、中間着のこととやら…
私もかなり古い人間でした。
kagayaki500さん
インナーとかアウタ―とかは、アパレル用語から来ているのではないでしょうかね。
最近は山ファッションも”オシャレ”ってのが重要みたいだから、アパレル用語が使われるのかも知れません。
地べたに寝たり藪に入ったりするので、どんな格好でも良いし、むしろクタビレタ格好の方が『中々やるなぁ』なんて思ったりするのですけどね。
業界によって同じ用語でも受け取り方が違いますね。
私はソフト屋じゃないけど、ミドルウェアからはOSやらアプリを連想するクチです。
わたくしも 古い人間ですけど
私の周辺では 目出し帽 は、目出帽・めでぼう と呼ばれておりましたね〜👀
スパッツは 昔からスパッツと呼んでいたので
最近 ゲイターって呼ばれているのが、なんか戦時中〜🔫 みたいで
違和感が有りますよね
それから、ザイル も 今時では ロープ のようですけど、岩なら ザイルっていった方が 感じがあるけど、時代の流れ 風潮(?) でしょうかね。 流行とかならば また周期で 戻ってくるのでしょかね
T-timeさん
目出帽という言い方は私もよく使っていました。むしろ、その方が一般的だったかも知れませんね。
やっぱりゲイターという語感からは、戦時中というイメージが湧きますよね。
戦中や戦後十年程度で生まれた私らの世代は、戦争の記憶が強く残っている時代に教育を受けたからなのでしょうか。
いまの若い人は、単にスパッツより新しい言い方という風に感じるのでしょうね。
ザイルをロープというのは、今のクライミングスタイルがアメリカから来ているからでしょうね。
昔は山の技術はヨーロッパから来ていたからドイツ語やフランスが多かったですね。
ラビネンツークも今はアバランチシュートです。
ちなみに私はヨーロッパ風の方が好きです。
gucchiさん、同感この上なし!
私も数年前に山に復帰した際、面食らった言葉が幾つもありました。
そうですよ、その最たるものがバラクラバ! 私もネットで調べましたよ。そしたら、ナンダ、目出帽か。
これを疎かにしたために大昔の厳冬の赤岳西壁で顔面凍傷になり、両頬の黒い痣は何年も消えませんでした。
そうです、ゲーター。軍隊のゲートルのことじゃないか!なんでスパッツのままじゃイカンかったのか。
そうです、そうです、ハードシェル、ソフトシェル、ミドルにインナー、勿体ぶってわざわざ分かりにくくしやがって!
ザイル、ジッヘル、アプザイレン、みんな放送禁止用語なんでしょうね。
f15eagleさん
やはり、同世代の方は同じように感じていたのですね。
今、山に登っているのはジジババの方が圧倒的に多いから、みんなで結託して昔の言い方に戻す運動を展開しましょう。
でも、若い世代に迎合するのも多いからなぁ。
私もアプザイレンはラペリングです。
f15eagleさんも赤岳西壁で凍傷にやられましたか!
私も赤岳西壁でやられて皮が剥けました。
その時は4人で登っていて全員がやられ、酷かった奴は指が黒くなりました。
そいつは、その後、凍傷に効くと言われるビタミンEの入った錠剤やらクリームを大量に山に持ち込んでいたものです。
赤岳西壁は季節風がまともに吹き付けるから、気温が低いと凍傷の危険が高いですね。
guchi999さん
guchi999さんの この投稿も
わたくしのような お爺の言葉も
すぐに埋もれて、忘れ去られて行くのでしょうか…
バラクラバや ゲイター ゲートルという単語に、
どれほど 鳥肌がたつほどに、気分が害されても、
もし 大手メーカーなり が、決めた事だったとしても、
長いモノには巻かれろ… という事でしょうかね
時代の流れには 逆らえないものでしょうか ね
この前、このヤマレコの山行記録の中でさえ、
『 ゲイター必須 … 』という言葉を見かけて
お爺ぃが どうあがいても
浸透は進んで行くんだという事を感じました
あぁ…
空しいような、切ないような
T-timeさん、
残念ながら、流れを止めるのは難しいでしょうね。
ただ、ゲートルという単語に旧軍の体制を連想して、嫌悪感を持ったりする人も居るのだという主張はしておいても良いかなと思っています。例え、それが無駄なことであっても。(私は軍隊自体には否定的では無いけど、そういう話は場違いなので、これ以上書きません。)
ゲイターとかバラクラバとかは、使いたい人は使えばよいでしょう。単なる名称ですから。
歳を取ってきて頑固になりつつあるのかも知れませんが、私は使いませんけどね。
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