これは総務省から委託を受けてソフトバンクが実施したもので、冬山やバックカントリースキーを想定したスマホ等による遭難者の位置特定の実証実験との事です。
現在のスマホ等にはGPS受信機が搭載されているので、サービスエリア内であれば位置情報を発信する事ができます。サービスエリア外(圏外)でも、その機能が使えるようにドローンや気球で通信中継を行うシステムを構築し、かつ、端末(遭難者のスマホ等)が雪に埋もれた場合に、どの位の深さまで位置特定ができるかの検討/実験も行ったという内容の記事で、結果として4mの深さの雪に埋もれた端末の位置を特定できたそうです。
スマホによる位置情報取得は既に普及しており、アプリの開発だけで専用装置(ビーコンの親機/子機等)は必要なく、ビーコンより捜索範囲が広いという利点があるようで、そのシステムが実用化されれば有効な手立てになるかも知れません。
しかし、ドローンや気球は風に弱いから悪天候で使えるのかとか、運用時間の問題とか、まだまだ課題は多いでしょうね。
スマホは便利で凄いツールなのですが、バッテリー寿命とかの問題もあるし、個人的には何でもスマホで済ませる、というのには少し抵抗があり、専用装置であっても使い勝手が良くコスト的に安ければ良いと思っています。
そういった観点で現在、この手のシステムで期待できそうなのがヒトココ/ココヘリでしょうか。専用端末といっても重さは親機で70g、子機は20g、バッテリー寿命は1ヶ月と充分、価格も手ごろです。運用実績が判らないので、まだ決定ではないけど、かなり本気で導入を検討しています。
guchi999さんのおはようございます。
自分もスマホはバッテリー持ちが気になりますね。
それと特定されるのが嫌なので位置情報はOFFしている場合
意味がなくなりますから
一番、気になったのはソフトバンクが山ではほぼ圏外なこと
このような取り組みはとても素晴らしいけど
一番肝心な山でのセルラーエリアを広げるべきでは
山でスマホ使うなら、ドコモはエリアカバー広い
ドコモにこのような取り組みを頑張って欲しいなぁ
PFB01355さん、こんにちは。
遭難者の位置特定であれば、バッテリー寿命は最低でも1週間か10日は欲しい所ですね。モバイルバッテリーのような物を使っても、そこまでは伸びるかどうか疑問ではあります。
山でのサービスエリア拡大は、それによって得られるユーザーの数が関わっていると思いますが、公社だった会社を母体とするドコモとソフトバンクでは、その考え方の基本が違うような気がしています。この点から言えばドコモに軍配が上がりますね。
それでも、どこの山でもカバーできるという訳には行かないから、これもスマホでの遭難者探索のネックでしょうね。
ちなみに、端末の位置情報はOFFにしていても、どこの基地局のサービス範囲に居るかの情報は常に発信しています。これはサービス範囲の限られている基地局を複数に渡って移動するという携帯電話の原理からして、仕方ないのですね。
GPSの位置情報のようにピンポイントではないけど、移動した基地局の情報を解析すれば、どのような行動をしているかは大体判るようです。
guchiさん、ご無沙汰です。
へえー、スマホの位置特定機能って、凄い潜在能力があるんですね。興味ある情報の紹介ありがとうございました。
でも、そうですよねー、電池が最大のネック!
実は私とtagamintさんはヒトココの子機と親機を持っています。以前に安達太良山でお互いの位置サーチを試したのですが、地上での実用性には厳しいものがありました。
でも、ヘリからならかなり有用なようなので常に携帯し、その節はココヘリを頼むように家内に話してあります。
f15eagleさん、こんにちは。
みんな当たり前のように使っているけど、最近の携帯やスマホの性能は本当凄いものがあると思います。一時期、携帯関連の仕事をしていたので、実感として感じています。GPS機能なんか、専用機のガーミンに匹敵しますからねぇ。
それで、もっと何とかならないと思うのが、バッテリーの持ち。昔から比べれば格段に良くはなっているのだけど、通常使用で1週間くらい持つようになればいいのですけどね。
おお!ヒトココをお持ちでしたか!!
こんど、詳しい話を聞かせてください。
私は若干オタク気味なので、この手の話は大好きなのですよ。
guchi さん、こんばんは。
これで探索できるからと言って安心していると、いざと言うとき、ことによるとことによります。
というのは、やはり電池の問題。特に低温となると・・。
我が家の冬は、氷点下 -10℃ぐらいまで下がる時があり、スマホを車の中に置き去りしたところ、朝、電池0%なんてことがあります。で、その後、山だと悲惨になるのが、0% =電池不良と解釈=充電してくれない。予備電池があっても機能しないのです。
回数多く充電したスマホは、山で使わないのが賢明でしょう。
山だと破損というのもあり、ディスプレイにヒビが入ったら入力不能になります(マウス無しが普通なので、これでアウト)。電子機器は、保険代わりであり、頼ってはいけないのでしょう(特に冬山)。
ココヘリは、依頼がないと探索しないので、本人の意識がないような場合は、アウトです。依頼するにもスマホを使用。ソロだと厳しいと思われます。
それより、ヤマレコのイマココの方が、確実でしょう。私は、定期的にイマココで現在地を送るようにしています。送れなくなる状況もありというのが前提です。
ちなみに、私は、スマホをほとんど使わないので、普段は、2週間近く電池もちます。
misuzuさん、おはようございます。
スマホの電池が0%だと、故障と判断されて充電しないのですか!
リチュウムイオン電池は、その特性から状態モニターや制御が必要だから仕方ないのだけど、これも便利にしようとして融通が利かなくなったという、最近の機器にありがちな事ですね。
電池切れにしろ、ディスプレイ破損にしろ、スマホに限らず電子機器は、こうした問題があるのを前提に駄目になった時のことも念頭に置いて、その対策を考えるしかないですね。
常に現在地をモニタされているイマココのほうが、救助体制が早くなる可能性はあるけど、スマホを使用しているから、圏外ではココヘリでも、イマココでも、本人の意識が無くなったときは同じようなものかと・・・
しかし、スマホで2週間近く電池が持つのは驚異的ですね。
私のガラケーは、古くなってバッテリーがヘタっているから、通話しなくても1週間も持ちません。
電池0%だと、必ず充電できない訳ではありませんが、冷えているとそうなる確率が増すようです。普通に使えていると、トラブル時どうなるかなんて、一般に考えられないと思いますが、ディスプレイが破損しただけで、電話はかけられないし、スマホから情報を得るのも不可能になります。冷凍庫に入れて環境試験する人なんて、いないと思いますが、冬山に行くのなら、そういった確認はした方がいいのでしょう。
これみな、実際に起こったことなので、もし、泊まりの冬山でこうなったら終わりだなぁと思った訳です。特に天気に関しては、ラジオと天気図書けるぐらいの用意がないと、情報が遮断されたとき、まともな行動ができなくなります。空で判断して、お亡くなった人達が一杯いますから。
ハードディスク破損と同じで、事態が起きた時は、すでに手遅れですから、壊れにくいとか便利さに慣れてすぎるのも考え物ですね。
低温での電池性能低下はスマホに限らずデジカメでも時々気になりますね。ジャケットの内ポケットに入れて冷えないようにしていても、気温の低い日には落ちますね。
ヤマレコでもスマホを冷凍庫に入れて性能低下の試験をしている人の日記を見た事があります。
最近は雪山に泊まりで行く事はないけど、昔はテントの中で天気図を書いたものです。春山で2つ玉低気圧にみまわれた時に、天気図でそれが予測できたので、一時的に天気が安定する数時間の隙を狙って下山した事がありました。
今は山で天気図を書く人もあまりおらず、気象通報の回数も1日1回になってしまいましたね。これもスマホやネットにより情報が得られるというのが要因なのかもしれません。
GPSにしろ、スマホにしろ、使えなくなった時に何らかの対処ができるようスキルを身に着けておかなければいけませんね。
guchi999さん、こんばんは&初めまして!
スマホGPS活用やLINEビーコンなど、この手の話は気にしているのですが、この記事は初めて知りました。ご紹介、ありがとうございます。
ところでこの記事の方法、うちには大きな問題がありましてGPSはオンなのですが「電池節約のため、山行中はいつもスマホを機内モードにしている」のです。雪崩れや滑落など、とっさの時に「機内モード解除」なんてできないですので…(残念-_-;
ちなみに、どのくらいの人が機内モードを活用しているのかは気になります。あと自動で機内モードON/OFFしてくれるアプリが以前は有ったのですが…Android4.2以降はアプリからの操作が禁止されたそうで(残念^2)、メーカーにはぜひ「1時間のうち55分だけ機内モード」「24時間で自動解除」といった機能を実装して欲しいと思っています。
それからココヘリ、使ってます♪(jROに加入されていましたら、長く使うにはjRO特約が少しオトクかも→https://hitococo.com/form/cocoheli_jro/ ) ただ山岳保険と同じで普段は存在感がぜんぜん有りません。子機の電池はフル充電で3ヶ月ですが水分に弱い帯域を使っているとのことで、最悪ケース、初冬の大雪に埋もれたら、もしかすると雪解け発見がギリギリかも知れません。ヘリが昼間しか飛ばないことや、携帯圏外での遭難も考慮するとビバークで下山日+1日を耐える準備は必要と思っています。
toshimizu7566さん、はじめまして。
コメント有難うございます。
バッテリー消費を防ぐために通信を行わない機内モードにするのは皆さんやっておられるのではないでしょうか。基地局が近くに無いと端末は基地局を探すために出力パワーを上げるアルゴリズムが使われているはずなので、圏外が多い山の中では有効な手段だと思います。
遭難者の位置特定システムは実証実験の段階であり、実際にアプリとして作られるような段階になれば、とっさの時に機内モードを解除する操作ができないのは予測しうるから、何らかの工夫はされるように思います。
もし、それがされないようなアプリなら、出来の悪いクソアプリという事になるでしょうね。
ココヘリ、最近は使っている人が増えているようですね。
ただ、実際にどれほど有効であったかの記事があまり見当たらないので、まだ確定にはなっていません。
このシステムはうまく稼働していても、気象条件によってヘリが飛べない事もあるから数日間は耐えられるような準備は必要でしょうね。
いずれにせよ、こういうシステムは万が一の備えであり、それを持っていれば万全というわけではないのは仕方ないですよね。
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