確かに色やコントラストを強調すると綺麗な画面になるのですけど、やりすぎると違和感があり、実際に目にする風景とは違う気がして、そんな事しなくても十分に綺麗なのにと思うのです。
そうは言いながら、自分でもデジカメの写真を補正する事もあるから、偉そうな事は言えませんけどね。
ヤマレコに使う写真は、記録を書くだけで手一杯だから縮小以外は何もしませんが、年賀状や印刷して飾るような写真は、たまに補正します。
画像1(左)は上が元の写真で、下は補正して黄色と赤を強調してます。どちらが良いかは人によるでしょうけど、空の色が紫がかっているのが気になり、少しやりすぎてしまった感じです。
そこで、補正を抑えて空の色が変わらないようにしたのが画像2(中)で、左側が元の写真。それでも水面の色が若干紫がかってしまいましたが、私としては、ここまでなら許容範囲です。
画像3(右)は色は変えずに、明るさとコントラストを調整したもの。午後になって霞んできた風景を補正しようとしてます。
いずれの写真も、それほど時間をかけておらず、もっと手をかける余地はあると思います。でも、それに凝りだすともう泥沼、いくら時間があっても足りません。
写真をやっている人の中には、こうした補正を加工として嫌う方もおられます。それも分かるのですが、デジカメは画像センサのRGB(赤、緑、青)画素の信号を、画像処理エンジンと呼ばれるチップで処理している訳で、その処理を自分好みに変更しているのと同じだから、ある程度までは許容しても良いと思っています。フィルムの時代にもフィルタや現像処理で画質を調整する事もあったので、それと同じでしょう。
ちなみに、画像処理にはカメラメーカ各々の独自の方法があり、それがデジカメの画質の違いになっています。また、画像センサは種類や方式によって特有のノイズがあったり、色信号の強さが異なっており、それを処理するのも各メーカのノウハウ。同じセンサを使っていても画質の違いがありますね。
色バランスやコントラスト、明暗を調整するのは良いとして、写っている物を消したり、切り張りして加えるのはどうかという話もあります。レンズにゴミが付いていて、それを消したりするのはありでしょうけど、例えば、ある山に登ってもいないのに登頂写真を合成する事も出来るわけで、加工を施した画像は用途によっては微妙かと思うのです。
なぜ、写真を補正したり加工するのかというと、自分が見た景色の印象と写真が違っているからで、自己満足のためだから何をやっても別に構わないのですけど、できれば何もせずに満足できる写真が撮りたいものです。しかし、良い写真を撮るには天気や光の条件の良い時に居合わせて、かつ構図や場面に合わせたカメラの設定がその場で出来なけれならないという、とても難しい問題があるのです。
写真に凝っていた時期には色々と努力したけど、才能の壁は越えられなかったから、やっぱり画像補正に頼るしかないのか・・・
こんにちは。
たしかに、山行記録を書き始めてから、こんな色じゃなかったよ、ってことは、よくありますね。うちのカメラはどうも黄色が苦手なようで、ニッコウキスゲや落葉松の黄色・黄金色が少しくすんでしまい残念です。
では色調をいじるかというと面倒なので明るさとコントラストくらいしか調整しません。こちらを立てればあちらが立たず、ってことがありますから。
いっそのことモノクロ写真にしてしまえば、明暗とコントラストを調整するだけで色調は考えなくて済みますね(笑)
showさん、こんばんは。
デジカメの色はなかなか見た目通りに出ないし、補正しても思う様にならず難しいですね。
あとセンサの限界で出ない色もあって、特に紫は青紫か紫青になってしまい、ビロードような質感の深みを持った紫の花は、ほぼ再現不可能ですね。
モノクロ写真にするのも一つの手ですが、カラーフィルムが高価でモノクロしか買えなかった時代の写真を見ると、やっぱり色が欲しくなります。
まあ、モノクロはゲージュツ写真を意図する時でしょうね。
こんばんは guchiさん
ヤマレコに入って何でこんなに青がきれいに映るのだ?
太平洋側の空はこんなに青いのか?とはてなマークでした。
つまりカメラ初心だったので、まさか色付けがあるとは知らなかったのです。
わたしはどうも明暗が暗めの設定らしく、去年から「見た目と印象が違うなー」
という写真は明るくして細部が見えるように、
彩度も「もう少し鮮やかだったな」と思うものはなるべく記憶に近いものに
細工しています。
また「kibakoげーじゅつ」っぽくしたものは、あえて暗くして心象風景が
滲み出るように心掛けています。
ただ、「こりゃ着色しすぎて元の写真に申しわけない加工はしない」
という一点は守っていております。
かな、ちょっと自信がないな。んんんん(*´з`)
kibakoさん、こんにちは。
雨の翌日などは空がスッキリと映る事もあるから、空が青いのは全部色付けしてる訳じゃないでしょうけど、カメラの設定で青く出ていると思われるのも結構ありますね。
それと、空の色はPLフィルタを使うと綺麗に出ますよ。
ただ、コンデジはフィルタが付かないのが多く、私はフィルタを手持ちでレンズの前にかざして撮る事もあります。
明暗が印象と違うと思ったら、カメラの測光をスポットにして、中心を興味の対象のに合わせる、あるいは逆に外すとかすると対象物の明暗を調整できますね。
暗くすると心象風景が滲み出る。それは、心に闇を抱えてるんでしょうね。
そういう冗談は置くとして、暗めにして陰影を強調すると印象深くなるのは確かだと思います。
色付けは、やりすぎてしまうと不自然になりますが、あえてそれを利用してゲージツ作品にするのもありですね。
じつは私「ゲージツは爆発だ!」系も好きなんです。
はじめまして。突然おじゃましてすみません。画像補正というタイトルに引き寄せられました。
貴殿の書かれていること「うんうん」と頷きながら最後まで拝読させて頂きました。その通りだと思います。「自分の見たままの(感動した)景色を再現したい」というのが、プロアマ問わず写真撮影の永遠のテーマでしょうね。そこに何らかの画像補正は必要だと思います。人間の目とメカの目では性能が異なりますしね。
ただ、いくら元画像を補正しても、他の要素で変化してしまうこともあるのも事実でしょうね。人の目(色知覚)の個人差、表示するモニターの個体差などがありますので、結局は自分の満足度を上げるしかない、というのが補正作業の妥協ポイントなんでしょう。
…と、偉そうなことを書きましたが、コンデジしか持っておらずしかもヤマレコではiPhoneしか使っていない素人の戯言でした。乱文にて失礼します。
suna8さん、初めまして。
長い駄文を最後まで拝読いただき、ありがとうございます。コメント大歓迎です。
人間の目の特性を忠実に再現するようなカメラがあったとしても、頭の中で感性によるフィルタが入ったりするので、感動した景色を再現するのは難しいでしょうね。
だから、フィルタを使ったり、カメラの性能を駆使して印象に近づけようとする訳で、それが写真の面白さ。画像補正もその一つだと思います。
仰る通り、モニターの特性で補正の結果が左右されるのはありますね。
私が使っているPCは安物で、液晶ディスプレイの視野角が狭く、見る角度によって色が変わってしまいます。
それで、何回か印刷して補正の度合いを確認するのですが、これまたプリンターの設定や用紙によっても色が変わるのが困った問題なのです。
スマホは撮像素子が小さいくてノイズも多いからサイズの大きい写真は難しいけど、コンデジは結構綺麗に写りますね。
一眼は良いのだけど大きくて重い、それに高価。だから、満足できる画質のコンデジであれば、それで十分だと思っています。
おはようございます。私もヤマレコは縮小やクリップだけで済ませることが多いです。自然の色が大事かなあと思いますし。でも、フルサイズ一眼使いの息子はRAW撮影がデフォルトで、補正ありきです。たしかに他人がみたインパクト大です。
テレビの紅葉映像その他、やりすぎだよなーと近年特に思います。過大な期待を持たせるのもどうかと思いますね。現地にいってがっかりしますし。
AERIALさん、こんにちは。
山行記録に使う写真は”状況報告”という意味合いもあると思っているので、基本的に何もしません。
プロみたいないい写真が撮れた時には、少し補正して自慢したいような気もしますが、そんなのはほとんど撮れませんからねぇ。
息子さんはRAW撮影がデフォルトなのですか、本格的ですね。
RAW撮影はJPEG等のように圧縮による画像劣化がなく、発色も自在にできるから良いのですけど、ファイルサイズが大きいのが難点です。
最近はメモリーカードも安くなったけど、根が貧乏だから沢山撮れないと嫌なんです。
ほんと最近のテレビはやりすぎですね。
造る側は感動を大きくするつもりかも知れませんが、伝えるという点で底の薄さを感じてしまいます。
guchiさん、こんにちは!
同じく最近の画像補正、と言うより画像加工のやり過ぎにはナンだかなぁと思っています💦
最近あまり好きでないのは、目をパッチリ大きく、頬をスッキリ細くする加工でして… スマホアプリで簡単にできてしまうので、全盛のようです。それで本人はかわいいと思っているのでしょうけれど、違和感がー(´・ω・`) 動画も加工されていて、食事シーンで箸が口元来ると歪むものも!?
デジカメ・スマホの風景写真でも彩度アップ気味なのをよく見かけます。まぁカメラ自体の補正+人の目が行っている補正(=ガンマ補正、ホワイトバランス、コントラストなど、彩度はギリギリかな)辺りぐらいの補正に留めておくのが、うちは良いと思っています(^_^;
toshimizuさん、こんにちは。
ほんと、最近の画像加工はやり過ぎですよね。
写メやインスタなんかは、異様に目が大きくて白飛びしているのが結構ある。
そういうのを見ると『この顔がカワイイのか?気持ち悪いレベルじゃん!』なんて思います。
ジジイは若い人と感性が違うんですかね。
でもやっぱり、あの手の顔は変だ!
一般的に派手でメリハリのある写真が好まれるから、ほとんどのデジカメ/スマホの風景モードは彩度が高めですね。
それはそれで良いのだけど、不自然になっているものもありますね。
何にしても”補正は適切に”です。
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