30年以上前に雪山をやっていた方ならば使っていたと思いますが、当時はWヤッケが主流で、これはナイロンのヤッケが2重になった物。もう少し前だと素材はビニロンやテトロンでした。
防水性は無く、湿った雪など降っていればビショビショになり、気温が下がればそれがゴワゴワに凍って、それこそハードシェルになります。防水/透湿性に優れ、裏面アルミコーティング等で保温も考えられている今のウエアとは大違いです。
古い山仲間は「こんなの着て冬山に行ってたんだから、無謀だよなぁ」なんて言ってましたが、そういう時代でした。
もう雪山で使う事のないWヤッケですが、寒い時期のキャンプで焚火をするときに着ています。焚火は服が煙臭くなるし、火の粉が飛んで穴が開くとこもある。ダウンやフリースなんか一発で駄目になります。その点、古いWヤッケなら汚れようが、多少穴が開こうが惜しくはありません。
Wではないシングルのヤッケも、山を始めた頃から愛用しています。ペラペラだけど風除けには充分、何と言っても軽くて嵩張らず、安いのが良いのです。
いま使っているのはホームセンターで680円。最初に買ったのは高校生の頃(50年近い昔です)で1500円くらいしてました。昔は畳んで胸のポケットを裏返して収納すると、ポーチのような形になるようにファスナーがリバーシブルになっていましたが、いまのはできません。違いはそれだけで、あとは全く同じ。物価を考えると物凄く安くなったものです。
一応、撥水加工も施してあると謳ってますが、効くのは最初の1、2回。それも、強めの雨だとすぐに水が浸みます。まあ値段が値段なので期待してはいけません。
最近は山でヤッケを着ている人を見なくなりました。ふた昔くらい前くらいまでは、猟や山仕事でヤッケを着ている人も居ましたが、それも最近は見かけません。高性能のウエアがいくらでもあるからでしょうけど、やはり格好として垢抜けないというのが最大の理由なのでしょう。
写真1(左):ナイロンWヤッケ
写真2(右):シングルヤッケ
こんにちは。
登山に使ったことはありませんが、スキーウェアとして頭から被るアウターは使っていました。お腹と両脇にに大きなポケットがあってお気に入りでした。
ヤッケという名前は記憶にございません。
防水性はアレですが、構造的にシンプルで水の侵入経路が限られるので機能的には優れているんではないでしょうか。
mont-bellでまだ販売してますね!「農業などの野外作業に最適なレインウェア」だそうですが...
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1132101
showさん、
昔はスキーウエアで着ている人もいましたね。
そう言えば「思い出の赤いヤッケ」なんてスキー場の失恋ソングもありました。
20代や30代では知らない人もいるかと思っていましたが、まさかshowさんが知らなかったとは!
モンベルのやつ、今風でスタイリッシュですね。
それにゴアテックスを使っているから、レインウェアとしても良いかもしれません。
ただ、脇に通気用のジッパーがあっても蒸れそうな気もしますが 。
しかし、イイ値段だなあ・・・
田部井さんの展示会を見たことがありますが、ヤッケ着てエベレスト登ったんですよね。今では考えられません(笑)
edowerdさん、
田部井さんのエベレストの頃は、ヒマラヤでもまだヤッケでしたね。
南極の越冬隊も使っていました。
まあ、そういう時代です。
ぐちさん、こんにちは。
45年くらい前にはウールのカッターシャツの上に同じくこんなヤッケを着て、ハンガロンの手袋で冬の谷川岳を歩いていました。
吹雪になると、やけに心細かったのを覚えています。
ゴアテックスとダウンのおかげで今でも山歩きができますが、用具の進歩はすごくありがたいです。
年齢ゆえか、古い道具を見ると懐かしいですね。
gankoyaさん、こんばんは。
私とほぼ同年代ですね。あの頃はカッターシャツとハンガロン手袋も標準でしたね。
それと、吹雪かれたらペラペラなヤッケだけで耐えられるのだろうか、と不安はありましたね。
でも、大体は耐えられるものです・・・いや、それは若かったからですかねぇ
本当に今の用具は良くなっていますよね。
ただ、道具に頼らない云々、なんて言いそうになるのは・・・やっぱジジイなのです。
guchi999さん、こんにちわ。
ヤッケは今でも冬場の仕事着みたいな位置づけです。
防水性はないけど風を通さないので、
薄くて使い勝手のいい防寒着だと思います。
冬場でも風の強い低山ならヤッケでいいですね。
k-yamaneさん、
ホームセンターで売ってるくらいだから、まだヤッケを仕事着として使ってる人はいるでしょうね。
みんな使ってないけど、冬の低山や夏のアルプスでも風の強い時は良いと思います。
ただ、あんまりスタイリッシュじゃないから、再び流行るという事はないでしょうけど。
guchi999さん今晩は。
高校時代の冬山合宿の写真を見返したら、やはりヤッケを着てましたね。
ヤッケは布製だったと思うんですが、防水スプレーをかけて着ていたと思います。オーバーズボン、オーバーシューズ凄い装備だったですね!!
私の2018年6月27日付けの私の日記に写真が載ってます。
oniken13さん、
日記の写真、拝見しました。
あの時代で、雪山は皆あのような格好でしたよね。
多分、テトロンのヤッケじゃないかと思います。
滑落した時にナイロンより滑りにくいからと使っている人もおられましたね。
オーバーズボンやオーバーシューズ、まだ持っています。
オーバーシューズなんて、もう絶対に使う事は無いでしょうけど。
guchi999さん、こんばんは!
写真は青いヤッケですが、赤いヤッケの男というホンを読んだことがあります、コワカッター💦
うち自身着たことがないのですが、ヤッケ姿はやたら強そうなイメージが有りました。その実は… ハードシェルwだったのですね(^_^)ゞ
toshimizuさん、こんばんは。
赤いヤッケの男?ホラーか遭難の話ですかね。
showさんへのレスにも書いたけど、赤いヤッケと言えばヤワな恋愛ソングのイメージなのです、私は
凍り付いたヤッケを着て山頂を目指すというのは、絵にすると強そうなイメージを出せますよね。でも、実際は辛くて不安なのです。
カタン糸がcotton、ミシンはMagome
のように、ヤッケ、は元々jacketかなぁ、と。
Marsha-ukuleleさん、
やはり、ヤッケはjacketでしょうね・・・と書こうとして気になり、電子辞書で引こうと思ったら電池が切れてる・・・しょうがないから古いドイツ語の辞書を引っ張り出してみたら
jacke:上着(背広などの)、ジャケツ
jackett:短い上着
となっていました。
こんばんは
冬山はやってませんでしたが、
Wヤッケは非常用とかで学生時代に持ってました
防寒用に持っていたのだと思います。
色は、青と赤しかなかったんじゃないかしら?
女の子は、赤!みたいな時代でしたね
jikyoonさん、こんばんは。
雪山はやらなくても防寒着として使えるから、山岳部では推奨していたのではないでしょうか。
Wヤッケの色は、ほとんど青と赤ですが、極稀に緑のを見た事があります。
あれは何処で売っていたのかと、今になって気になってきました。
男は青、女は赤が標準でしたね。
シングルのヤッケはもう少し色のバリエーションがありますから、好きな色を着てヤッケ仲間になりません?
guchi999さん こんばんは。
ヤッケ、懐かしいなー。高校生の頃、自転車通学でヤッケ・オーバーズボンを雨の
日に使ってました。ニッピンのやつです。ビニール合羽もあったのですが、心もと
無くてヤッケを愛用してました。
30数年前、仕事でアラスカへ行くときはニッピンのハイカットのチロリアンシューズ。ニッピンの愛用者でした。今はモンベラーですが・・・
イヌイット、よくご存じですね。日本でよく言ういい方は現地では差別用語で使えません。あのアザラシの服は、布バージョンもあるのですが、既に当時でも年配の方の
冠婚葬祭の衣装以外では見かけませんでした。
ヤッケ、この一言で青春時代が蘇りました、感謝、感謝。
ryura33さん、こんばんは。
ニッピンのヤッケ、私の古い山仲間も使ていました。
秋葉原のニッピンには、よく行ってました。
いまは閉店したようですが、売り場も広くて品揃えも豊富だったんですけどね。
私も使っている山道具はモンベルの製品が多いです。
エスキモーやが差別用語というのは、わりと知られていると思います。
なにしろ「生肉を食べる人」ですからね。
アザラシの服は今では民族衣装という位置付けなのでしょうね。
実用性や入手性からダウンが主流なのは判る気がします。
黄色のヤッケ(私は知らなかった笑)にしてください(〃∇〃)
saku1214さん、
えっ、ご存知なかったのですか?
いったい、どのくらいの年代からは知っているのかが気になってきました。
黄色のヤッケはあまり見た事がないです。
私的には派手過ぎて、着るのが少し恥ずかしい・・・
ヤッケという語を久しく聞かなかったですね。山ではありませんが私も昔随分お世話になりました。
今はゴアなどの防水透湿の優れた素材のアウターが出ていますから、使うのも防風として作業などの時ですかね。タンスの奥を探せば昔の物が1〜2着は出てきそうです。
todora5502さん、
ヤッケという言葉は、もう死語に近いのですかねぇ。
コメントでも知らないという人が居るくらいですから。
雨具はゴアの物を使うとして、ヤッケはやはり風除けでしょうね。私もメインはその使い方です。
今は風除けでも格好良いウエアがあるし、かぶって着るのは少し面倒だから、これから復活して再ブレイクする事はないでしょうね。
今はハードシェルだのソフトシェルだのと山用のものは色々と出回っていますが、一方それなりにお金もかかるようですね。
私は山を始めたときから、夏山・冬山(スキー登山を含む)ともにズ〜ッと薄手のヤッケで通しました。結構丈夫で今も記念品としてクローゼットに吊してあります。特に吹雪に対してはダントツに重宝しましたね。防風性はあるので寒暖に対する調節は普段中に着るもので十分にOKです。セーター、ベストなど季節に応じて普段の持ち物を重ね着して出かけたので、山用の身の回りのものへの投資はヤッケ、厚手の靴下と靴位のものでしたね。手袋は米軍放出のウール製の5本指のものと、革製のミトンを秋葉原の日本用品(現、ニッピン)で購入しました。山行のためのズボンはウールの学生服のお古とか木綿の作業ズボンでした。防水は自分で石鹸水と明礬で行いました。(防水法については、別途、投稿しようと思っています)。
懐かしさ溢れる日記、ありがとうございます。
tama-takeshiさん、
いまの山用ジャケットはスタイルも良くて機能も優れていますが、その分高価ですよね。ただ、高機能な割に価格に反して寿命が短いような気がしています。
ジャケット以外の衣料も専用品が沢山あり、それなりに高機能/高価でもあります。昔は日用品の中で山での使用に耐えるものを選んだり代用にしてましたね。
私も最初のニッカズボンは、学生服のズボンを膝下で切断しベルトを付けた物でした。
米軍放出と言えば世代的には私は少し後なのですが、最初の羽毛シュラフはそれでした。ずっと上の人からもらった物でしたが。
石鹸水と明礬での防水法ですか、それは知らなかったので投稿をお持ちしてます。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する