色々な意見があると思いますが、こう増えてくると、ある程度は駆除しなければいけないでしょうね。林業関係の食害はもとより植生に与える影響も無視できません。
次に思い浮かぶのが熊です。ニュースなどでも報道される事が多から、熊鈴を使用している人も数多く居ます。私は幸いにしてと言うか過去に1度だけ姿をチラッと見たことがあるだけです。
もう40年近く前の話ですが、丹沢の菰釣山から大栂に向って身の丈に達するような熊藪を1人で漕いでいたら、少し離れた所から藪を掻き分ける音がします。そこで「そっちに道があるのですか〜」と声をかけると、何の返事も無く音が遠ざかって行きます。不審に思い、近くの手頃な潅木に掴まって視線を高くして、その方向を見ると、去って行く黒い後姿が見えました。その時は距離もあったし、去って行く姿だったから恐怖心はありませんでした。
恐怖だったのは猪と猿です。
これも昔の話で、丹沢の檜洞近くでツエルトを張ってシュラフに入っていたら、外でガサガサ音がするので入口をあけヘッドライトで照らすと、猪がこちらを向いていました。いきなりヘッドライトで照らされて猪も驚いたのでしょう、お互いに固まって暫く睨み合いのような状態になりました。
いつ、突っ込んでくるかと気が気ではなく、目をそらさないようにして手探りでナイフか何か身を守る物を探したけど見つからず、思わず視線をそちらへ向けたら、その隙に猪も身を翻して去って行きました。
あのときは、胸がドキドキして中々寝付かれなかったものです。
猿は、武尊山から前武尊へ向う途中、ちょうど稜線を横切ろうとしていた猿の群れの中に入ってしまいました。最初は1、2匹の猿がいたので『猿がいるなぁ』と思っていら、あっと言う間に回りは猿だらけ。ボス猿かどうか判りませんが体格の大きな猿がじっとこちらを見て、時折、歯を剥き出して威嚇してきます。なるべく目を合わせないようにゆっくりと動き、群れが移動して行くのを待ちました。
猿に襲われて死んだという話はあまり聞かないから大げさかも知れませんが、かなり生命の危険を感じました。
昭和50年代と比べて、今の方が動物と遭遇する確立は上がっているように思います。
カモシカも、昔は八ヶ岳や北アルプスでたまに見るくらいだったけど、丹沢や奥秩父でも目撃しました。
動物との遭遇が増えた原因については、保護や狩猟人口の減少による動物の増加とか、登山人口が増えて接触の機会が増えたとか、色々な説があるようですが、実際の所はどうなんでしょうか。
さすがぐち先生!いろいろお山のお友達がいらっしゃる
ワタシもお山ではイノシシがいちばん怖いです〜。
ヤツらは恐れを知らないというか、沸点が低いというか、ほんとやっかいなヤツらです
ワタシが遭遇したことがあるのは幸いにしてメスばかりですが、ハンターでもあったジイちゃんがよく言ってたのは、オスはホントに怖いって。
成獣のオスのイノシシの牙はちょうど人間の大腿部の動脈と同じ位置にあるらしくて、その牙の一撃で失血死するんだそうです。
人間が出す生ゴミも大好物でしかも犬並みに鼻が効くので、食べ物を山に捨てると里に呼び寄せることになるから絶対ダメと厳しく言われたのを思い出しました。
檜洞のツェルトに来たイノシシも食べ物の匂いに釣られてやってきたのかもしれませんね〜
・・・こんど奥武蔵にシシ鍋を食べにいこうかな〜
山で動物に会うのも悪くはないですが、やっぱり、おねぇさんに会いたいものです。
猪は近眼でよく見えないから突っ込んで来ると聞きました。
赤い布なんかを急に広げると、目が悪くても認識できるのでUターンするらしいです。試してみる気にはなりませんけどね。
猪は旨いですよね。なんたって山クジラと言うくらいですから。
鉄砲打ちの友達がたま〜に肉を呉れますが、脂身のあるロースを塩コショウでステーキにすると絶品です。こういうのはめったに無いけど、普通に食べられるボタン鍋も旨いですよね。
その友達が「猟銃の免許は色々面倒だけど、罠猟の免許だったら簡単だから猪でも鹿でも好きなだけ食えるぞ」と勧めてくれます。
でも、罠に掛かった猪を屠殺するのは銃で撃つより難しそうな気がします。
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