時給は何を隠そう、埼玉県の最低賃金と同一でしたが、何も生活が懸かっている訳ではないので、その日その日が平穏に過ごせればそれで満足でした。
職場は40代〜60代の女性が9割を占め、休憩時間ともなれば賑やかさを通り越してかまびすしいこと この上無し、壁が割れんばかりの大音響でした(笑)
ある時、仕事の合間にちょっとした空き時間があり、私より2歳年上で団塊の世代の女性の方が、「きのうダンナと話をしていて、今が人生で一番いい時だと思ったよ」と仰いました。
ふと、人生で一番いい時ってどう言う時だろうと思いました。
子供を持たなかった我々は孫の成長など、歳月の流れの早さを感じる材料が乏しく、毎年毎年が単調な年月の積み重ねでした。
連れ合いの白髪が増えたことに気付き、心新たに幾星霜の流れを偲びました。
腰から下は棺桶に入りかけている状態ですが、若い頃は『今が一番いい』と思う心の余裕はありませんでした。
好天の休日は道楽の山登りに身をやつし、平日は家と会社の往復に明け暮れました。
山登りの楽しさは山から降りて後日、心の中で山を反すうする時だと思います。
登っている最中は辛苦に耐える修行の積み重ねでもあります。
ましてや、登山の最中に「今が一番いい」とはマゾの真骨頂かも
今が一番!
繰り返すことのできないたった一度の人生を心豊かに過ごしたいものです。
「人生で今が一番いい」と言える時
あらためて考えると、私は今そう言えるかもしれません。
仕事も楽しいし、山登りも楽しい。
ヤマレコでtakayamaさんのような大先輩とお話もできて、同年代の方ともワイワイできて。
そして、色々な方のレコを読んで、ドキドキ、ワクワクして。
今度どこの山に行こうかな?と想像して、またワクワク。若輩者の私が言うのも何ですが…
この後の未来も、常に一番いいと思えるように、生きていけたらと思います。
takayamaさんのように♫
ptwさんを始め、同世代の皆さまは子育ても一段落し、今が人生で一番輝かしい世代と断言できるでしょう。
ドキドキ、ワクワク感…
この高揚感はクセを通り越して脳を刺激しますよね
将来のいつの日か、山を振り返る時、心の奥底に積み上げて来た珠玉の思い出が、胸に篤く切なく蘇るでしょう。
山の思い出は、金銭には代えられない心の財産です。
なるべく多く、心の財宝を蓄え、人生の盛年を長〜くお楽しみください。
コメントありがとうございました。
山に登っていると、辛いことが多いです。荷が重く歩くのが辛かったり、膝が痛くなって不安になったり、テントが飛ばされそうな暴風(雨)雪に不安になったり、でもそれは自分が自ら選んだ道楽でのこと。無事山を下りれば、辛かった思いでも、良い思い出、良い経験、心の宝になります。
一方、人生(主に仕事)はやや違います。従来の仕事は5年前に廃業になり、今は食べていくため、妻子を養う為の仕事です。当然辛いこと、イヤなことがあります。でもそれは当然で、良いことづくめの人生はありません。
辛いことがあっても、悠々と乗り越えて行くんだという強い意志があれば、あまり辛く感じなくなってきます。山に行くとどんな困難も乗り越えられる勇気をもらえる気がします。
「今が一番いい」。10年後に聞かれても同じ答えです。たとえ病気や怪我で山に登れない体になっていても。
ちょっとかっこつけすぎたかな
こんばんは
>ちょっとかっこつけすぎたかな
とんでもない、私もほぼ同じ思いです。
ほぼ、というのは、山をガシガシ登っていた頃に比べたらはるかに衰えていますが、それは自然の成り行きであり、仕方のないことで、今は不労所得でありながらも、贅沢さえしなければ生活には支障がない意味での"ほぼ“です。
人生の晩年に入っていますが穏やかに生きられています、の意味でも、今はいい時です。
一番いい時か、そうでないかはともかくとして。
昔の若かりし頃が良かったと思ったところでどうにもなりませんし‥‥
コメントありがとうございました。
takayamaさん、おはようございます。
仕事柄、
介護保険を利用するご高齢の方と人生をお話しする機会があります。
人生最後のステージで、最後の瞬間を考えるためには
過去を振り返り、今を見つめる必要があります。
私は、死ぬ事を考えるということは、生きることを考えるのと一緒だと思ってます。
ただ、そんな事をゆっくり考えるゆとりある時間を作ることは難しく、静かな山で考えようなんて思っても、
山では無理!それどころじゃ無い(^.^)
今が一番良い
そう思えることは素晴らしいです。
でも、人生で戻りたい場所(時)はと聞かれたら
今じゃないかもしれません
おはようございます。
家内は私より一つ年下で、介護保険を受けるほどの一般的な高齢者としてはとても若いですが、身体機能が衰え、2級の適用を受けています。
調理はヘルパーさんが毎日来てくださいますが、食器の片づけや家事は私の担当です。
ケアマネさんが「ご主人もたまには息抜きをしたいですよねぇ」と言ってくださり、
山へは比較的自由に、行きたい時に行けます。
山の中にいる時は時間がアッという間で、山の素晴らしさを感じるのは、実際には下山してしばらく経ってからですね。
遠からず訪れる人生の最期は不安ばかりですが、その時はその時です。
『今が一番いい』と思える、その根拠は人それぞれですね。
私も老化が進み、身体の内外が不調ですが、歳を取れば万人共通です。
過去の人生に戻れたとしても、再び同じような生き方になるような気がします。
今は、いい意味で成り行き任せで、穏やかに過ごせている点では"いい時”です。
コメントありがとうございました。
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