松本協立病院⇒http://www.chushin-miniren.gr.jp/
登山者検診⇒https://sangakui.jp/clinic/checkup/
検診を受けて見ようと思った動機は、70歳を目前にして、身体の内外に様々な不調を抱え、このまま登山を続けていいものだろうかという漠然とした不安からだった。
検査項目は、地元の掛かりつけ医で定期的に検査している血液、尿の他に、肺活量と心電図があった。
血液検査で白血球が上限値を超えていたが、5年前に慢性骨髄増殖性疾患に因る真性多血症と診断された頃には上限値の3倍を超えていた。
1錠7413.6円の新薬を一日2錠服用(保険適用)し、予後は落ち着いて、今は経過観察の状態である。
消化器系統にも問題があり、内臓下垂という病気扱いされない状態だが、腸の活動を促進し、便を柔らかくする薬を常用することで便通は保たれている。
腰痛(脊柱管狭窄症)は関節の鎮痛薬では効かず、痛みを感じる神経に作用する薬によって、辛うじて耐えうる範囲の痛みである。
循環器、消化器、内科など症状に応じて掛かりつけ医を持っているが、ある時、「○○さんは普通の患者以上に悪い所が多い」と言われたが、それは自覚していた。
登山者検診で心電図には特に異常なし、肺活量測定では測定器をくわえて吸気を一気に吐き出すのだが、肺の中にまだ出し切れてないのが残っているとのこと。
電話での予約申し込み時に自転車漕ぎがあると言われたが、「左膝が痛くて自転車は漕げません」と言うと、エルゴメーターでの検査などがない簡易コースでの検診となった。
一連の検診が終わった後、担当医師から診断結果について面談があった。
今の状態で登山を続けて良いか、なるべく控えた方が良いかなどの意見はなかったが(それは自分自身で判断すること)、医師側としては登山の基本となる体力を測定した結果を診たかったようだ。
膝痛で自転車は漕げなくてもエルゴメーターなどの検査は可能だそうだ。
それと、私は諸般の事情で日常のトレーニングをしていない。
PCに向かう時、SIXPAD FootFit に足を置いているが、これがトレーニングと言えるとは思わない。
日常的にトレーニングをすることは医師から強く勧められた。
医師の目の前のPCには年代別の遭難件数が赤の棒グラフで表示され、60〜70代が突出していた。
登山経験が豊富なことや登山歴が長いことは、高齢者の場合、山のリスクマネジメントとは何の関係もなく、高齢であることがリスクそのものと言えるようだ。
今回の検診では、体力面は測定されなかったが、現状では大きな問題はなさそうだった。
遭難するかしないかは紙一重である。
高齢というリスクとうまくバランスを取り、これからも山の素晴らしさを体感したい。
70代でガンガン山に登っている方からみれば、小僧のひとり言だろうけれど。
登山者検診を希望するならば、病院側が出している検査メニュー全てを受診されることをお勧めする。
こんにちは。
『登山者検診』なる物があるんですね。
これから益々需要が増えそうですね。私は、毎年、会社あてに来る健康診断を受けてます。今年は既に申し込み。検査は11月15日です。
私的には大腸の小さなポリープをどうするかで他には食事と適度な運動の継続かな。
takayama2さんは持病を抱えながら登山を続けてるんですね。痛み軽減のため神経に作用する薬を服用なされてるんですか。
その割にはと言っては失礼ですが、ハードな山をこなしてらっしゃいますよね。
「高齢であることがリスクそのものと言えるようだ。」仰る通りです。私なんかまだまだ若造ですが、それでも40代以前と比べたら、あちこちガタが来てるので、その辺を自覚して、安全に楽しく山を続けて行けたらと思ってます。
画像1はどこの山ですか?
こんばんは
『登山者検診』を知ったのは、NHKの↓の番組でした。
https://jcc.jp/news/15144693/
(私は基本的に、民放は特定の番組以外は見ません)
9月下旬に電話予約しましたら、10月18日午後2時からと受診時刻を指定されました。
昨年9月まではパートで仕事をしていましたが、その職場でも年一回の健康診断がありました。その健診で便潜血反応があり、病院で検査したところ、出血性胃炎でした。
当時は腰はそれほどでもなく、膝痛でボルタレンSRをよく服用していました。
これをやめてから、胃炎は治りました。
胃の前に大腸の内視鏡検査をしましたが、出血個所はなく、除去するほどのポリープもありませんでした。
神経に作用する薬の怖さは、朝日岳から蓮華温泉への下りでつくづく痛感しました。
副作用は服用前に調べていましたが、どれだけ恐ろしいかは体験しないと分からない部分があります。
コルセットはある程度有効ですが、キジ撃ちは小キジでも一旦外さないと用が足せないので厄介です
今、行きたい山の中にはハードな山もありますが、もう表妙義の稜線などは怖くてとても行けません。
加齢に比例して、体力のみならず、判断力や思考力も衰えるようです(私の場合)。
「このコースならこの時間で歩ける」との想定が、狂うことが多くなりました。
それでも山への情熱だけは衰えず、このアンバランスを抱えたまま山を楽しむことになりそうですが、遠からず山は眺めるだけになりそうな気もします。
山を楽しめる 残り少ない歳月を、大きな事故だけは起こさないように、と願っています。
画像(左)2005年10月9日 月山の柴灯森付近の斜面
(中)2007年10月6日 苗場山(右奥は猿面峰)
(右)2009年9月26日 立山・タンボ平上部
コメントありがとうございました。
こんにちは。
協立病院の登山者健診お疲れ様でした。私の母のかかりつけの病院で、知人も勤めていて(医師ではないです)、とても身近な病院です。
私の生活圏内で健診にみえたtaayama2さんとはニアミスです。
登山者健診?地方紙で目にし、はじめて聞く健診で興味深々でした。
加齢とともに変化する自分の体を知ることによって、リスクを軽減することが目的ですね。
takayama2さんの山歴を拝見すると、日本津々浦々、多くの山にでかけられて仰天しました。そして山への意欲はまだまだ盛ん。それが故の登山者診断ですね。
私も齢53で、数年前に比べ体の衰えを感じます。体力面、胃腸、柔軟性、メンタルと不安面が増加中です。私の周りにも70才を過ぎてもバリバリと山に向かわれている方もいます。takayama2さんと同じく、私がこのように年を重ねていきたいとの目標です。
これからもご自愛しつつ山に向かってください。
こんにちは
受診してから分かったことですが、本来なら、一般の病院ではやらない体力面の測定(検査)に重点を置いた診断でした。にも拘わらず、私は予約時点から自転車漕ぎ(診断ではエルゴメーター)を辞退していました。
肺活量や心電図の検査はやって良かったですが、血液や尿検査は定期的にやっており、一般病院とあまり違いのない検診に終わりました。
病院側としても説明不足の点があったと、面談の市川先生は仰っていました。
全国でも限られた病院しか実施していない『登山者検診』ですから、体力や運動能力を受診しないと意味がないことを痛感しました。
amenaryusaさんもお近くですので、一度受診を検討なさってみてください。
私はいつまで山へ行けるか分かりませんが、70を過ぎたら王ヶ頭、車山や鉢伏山、高ボッチで満足するかもしれません
コメントありがとうございました。
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