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今回、空木岳登山の帰りに、同じルートを下って来た男性の車で駅まで送って頂きました。本当にありがとうございました。奈良の方で、南駒ヶ岳から縦走してきたそうです。
街ナカなら知らない人に「送りますよ」などと言われたりしないし、言われたとしても車に乗ったりしませんよね。若い女性ならある程度警戒心を持つことも必要ですが、山は不思議な場所です。
考えてみれば、山に登る前から一人であちこち旅行してた私は、人も車もろくに通らないバス停でぽつんとバスを待っていると、「乗って行きますか?」と声をかけてもらっていました。実際に車に乗ったことははありませんが、気持ちはとても嬉しかったです。
北海道の知床峠で声をかけてくれた軽トラの男性は、熊の出没が多いため心配してくれたようでした(


名前も知らない方との偶然の交流は、心温まるものがあります。
人見知りで他人との接触を避ける私はきっと他の人より出会いが少ないと思いますが、それでもいくつか嬉しい出来事が。
以前、小海線に乗っていた時に向かいに座った上品なおばあさんと、佐久平までずっとおしゃべりしました。佐久平駅に着くと、「どうもありがとう。あなたに会えて良かった!」と言われ、握手して別れました

天気の悪い日、一人で水ノ塔山・篭ノ塔山に登る際、怖いからって10人ぐらいの年配女性グループの後ろをつかず離れずついて行っていたら、「一緒に行きましょう」と誘われました(笑)。先導していたのは唯一の男性で、かなり高齢の方でした。お菓子を分けてもらったり、ずいぶん親切にして頂きました

次の日は晴天で湯ノ丸山に登り、小諸から高速バスで帰路に。渋滞で2時間ほど長くかかり、あまりに退屈だったのか、隣に座っていた若い男の子が「山行ったんですか?どこの山ですか」と声をかけて来ました。就活中の大学生で、しかも理系!私なんかがアドバイス出来る相手ではなく(^^;)男の子だからと野球やサッカーの話をしたりしましたが、私がイチローと同じ年だと言うと、ちょっとビビってました(笑)。
それから新宿まで2時間ほど、ずっとおしゃべりさせて頂き、お礼を言って別れました。
いやぁ、あんな若い男の子と長時間話すなんて、もう2度とないだろうな(しかもイケメン)

また、茅野駅近くのホテルに泊まって蓼科山や霧ヶ峰などを日帰りしていた時、スーパーのレジをしていた年配の女性に、「昨日もいらっしゃいましたよね。お山ですか?」と声をかけられ、「今日はお帰りですか?」「はい。また来ます!」「はい、ぜひいらしてください」と。何でも無いやりとりですが、こういうの嬉しいですよね。この女性もとても上品な雰囲気の方で、こういう風に年をとりたいなあと思いました。
次に茅野に行った時は見かけませんでしたが、会うのがちょっぴり照れくさくもあった私。覚えてないかもしれないけれど…

初めて泊まった燕山荘で、隣り合った女性たちとの交流。右は若い女の子2人組で、左は単独の年配女性。お互いの山話をしたり、一緒に星を見に行ったりと、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました

その他にも、急な下りでビビってる私にアドバイスをくれた人など多数。
なぜか漢方薬をくれたおじさん。岩場を下りる時フォローしてくれたお兄さん。
雪で滑ってぶつかりそうになったのに、「大丈夫ですか」と心配してくれた女の子。
思い返すと、人に迷惑かけたり助けてもらったりしてばっか…(-_-;)
そういえば、九州遠征で高千穂峰に登った後、バスを待っている時に高齢の女性とお話しました。後から来た若い男性も加わって盛り上がったのですが、二人ともホテルではなく民宿やユースホステルに連泊する強者、旅のプロで、そのうち私は話に入れなくなっていきました…


私も幾つか経験ありますが、今でも鮮明に憶えているのは、42年前のことです。この年になると昔のことしか憶えていません。大峰奥駆の南に前鬼というところがあります。今でもバスは少ないと思いますが、当時はほとんどなし。友人とバスを待っていたら、マイクロバスが泊まり、乗せていただいたのですが、その運転手の方から、柿の葉寿司をいただきました。夏場なので車のなかに置いてあった為、暖かくなったお寿司でしたが、大変美味しくいただきました。当時、高校生なんでお金カツカツでした。
(^^)食べ物の恩は大きいですよね(笑)
でも何より、人の親切の温かさが小さなことでも生涯の思い出になります。
山登りをしていて本当に良かったなあ。
imonee さんのお人柄なのでは。
つい、声をかけたくなるような、手を差し伸べたくなるような、
(それとも、あまりにも見るからに気の毒で思わず声を掛けてしまったか
私なんぞ仏頂面で歩いているので通る車は皆さん何事も無かったかのように通り過ぎてゆきます。
あ、それでも飯豊から下りて来て川入からいいでの湯に向けてとぼとぼ歩いていたら、地元のおじさんが車を止めて声を掛けてくれました。
ご厚意に感謝しつつ便乗を辞退するとなぜかジャムパンをくれました
(-3-)いいですね、ジャムパン。私は食べ物もらったことないです…。
友達はよく食べ物を分けてくれます。
私のことを残飯処理機だと思ってるようです。
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