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近頃、山歩きの回数が少なくなった事もあるが、それでもその後１０回程度は近郊の里山などを歩いている。
記録という程でもないが日記にそれを書くこともある。
近郊と言っても殆んどが近所の横浜と鎌倉の山で、遠くても箱根と奥多摩と富士山近くの低山だけである。
齢を量ね、歩く楽しみより入浴や飲食の楽しみの比重が重くなり、記録に馴染まない山行形態になってきているのである。
しかし昨年の１２月以来、更新の全く無い山行記録もちょっと寂しい。
だが山行記録ともなれば、複数枚の写真と纏った感想文が必須である。
それは他人の記録を見に行く時の目安だが、自分の記録にそれが欠けては誰も見に来て呉れまい。
だから必ず写真機を持ち歩き、記録に副った写真を要所要所で撮影する面倒もある。
記録を前提に山歩きをすると、何か本来の山歩きの楽しみが薄れてしまうような気もする。
記録を目的とせずに自由に山を歩き、写したい風景や花を気の向く儘に撮影し、心に山の風物や感動を留める。
山行の記憶が感動的で素晴らしければ、後に必ず記録に残したくなる。
感動の山行の記憶を記録にする〜即ち「山行記憶」〜。
それが下山の１０日後でも一月後でも、数年後でもよいのではないかと思う。
記録要件に囚われない想い出の写真数枚と、感動の記憶が綴る感想文が素晴らしい山行記録になることもあると思う。
先日、三本同時に記録を掲載したが、新たな山行記録の更新ではない。
何れも、古い題材の執筆を準備中であり、写真の一部が掲載された段階に過ぎない。
一つは大昔の倅との子連れ登山４年半の「山行記憶」、二つ目は最後の「子連れ山行記憶」、三つ目は比較的新しい北鎌倉名刹巡り「四季の旅記憶」である。
三本とも年内執筆完了を目指したいと思っている。
前の日記「戦場ヶ原の秋」を執筆した時に、関連する１９８３年の「男体山・奥日光」の山行記録にも写真を追加し、字句を修正するなど手を入れた。
１９５３年からの他の記録にも、新発見の写真などが見付かる度に追加するなど手を入れているし、これからもそうしたいと思っている。
しかし新しい山行記録も、なんとか秋の里山歩きで更新したいと思っている。ainakaren
追記・山行記録は記録である限り、その正確な日付が重要であるが、古い感動の記憶などは日時が正確であるとは限らず、そのような使用目的には不便ではある。
だが同じ季節の適当な日付で入力し、天候や曜日・休日などに矛盾の生じる可能性に付いて、その旨断り書きをすればよいのだと思う。
又、「その他」範疇の場合、日付の特定が不要な書式が可能ならば〜と思う事もあるが、改善要望までのこともないと思っている。
代表的な一日を記入して長期の記録である旨、断り書きをすれば済むと思う。ren
やはりそうですか、私は写真はおろか山行記録も残っていません、
記録のための山行ではなく、
登るのが楽しみで今度はあそかと思って登っていました、
私の手元には現在は何もありませんが、
第一私達はカメラ自体山行に持っていく感覚はなかったですし、
そんなお金などは若い貧乏な者にはありませんでした、
今では正確な日付ではなくても、あの山はとか、
頭の中の記憶しか残っていませんが、自分の想い出としての、
山行記録として、大事にしまっていますよ、
人の記録や写真を見ては変わった山の姿に驚いています、
naiden46さん、コメント深謝です。
そうですね。
記録担当者が決められていて、他の人は気を遣わずに済んでましたね。
だから写真も自分用に好きな時に写してました。
でも登攀中は殆んど写せなかった。
ボヤボヤしてると怒鳴られましたからねぇ。
私は父の蛇腹式カメラ（イコンダシックス）を時々借りて持って行きました。
初めての自分のカメラは共稼ぎで所帯を持った翌年にやっと買えた一眼レフ Canonflex RM でした。
１９６２年の事です。
懐かしいです。ren
ainakarennさん程の経験と技術があっても怒鳴られましたか、
私などは先輩に連れられてですから、
ザイルの上からは何してる早くしろと、
下からは、もう少し上だとか、
モタモタすんなと上と下で怒鳴られっぱなしでしたよ、
歩くのも街中を速足で歩くより速くて、
普通の人よりは速く歩いても、遅い人を標準なんてのは嘘ですね、
今と違いカメラはフイルムの時代ですから、
撮った後は金食い虫の部類に入っていましたから、
恥ずかしい事ですが、
今の人のように近くで草花などを見ていません、
ですから草花の名前など、ハッキリわかりませんし、
それでも厳しかったですが、
今となっては貴重な経験をさせてもらった思っています、
naiden46さん、こんにちは。
初めは新人ですから、先輩に怒鳴られながら、スピード感覚とリズム感、そして何よりも独特の身のこなしを憶えるのです。
一年もすると体に染み付いて今度は抜けません。
良くも悪くも岳部、岳会経験者特有の身のこなし方と山習慣、思考パターンが抜けなくなってしまいます。
一般のハイキンググループに加わるとリズムと行動パターンが合わず浮いてしまいます。
結局、岳会を抜けて仲間が居なくなれば単独行になってしまうのですね。
新人も一年ほどで皆、習熟して変わります〜と言うより登攀に向かない人が途中で脱落して居なくなるんですね。
一緒に入会して１年後に残った同期は自分を含め３人だけでした。
訓練でクタクタに疲れても容赦なかった。
キャンプ迄重い登攀具を担がされて、もう暗くて足元が見え難いのにヘッドランプは着けさせてくれず歩かされました。
やっと着けさせてもらったヘッドランプは重くて着けると首が前に傾き、電池は２時間もたず切れました。
疲れて持ち上らないナーゲル靴の金具が岩に当って火花を散らすのです。
するとポッと足元の周囲が一瞬明るくなって見えるんです。
そして倒れ込むようにキャンプに戻ると食事当番だったりするんですよ。
山で美味い物を喰おうとは始から思っていませんが、それにしても酷い晩飯でしたねぇ。
でも辞めようと思いませんでしたねぇ。
辛かったですが今では宝のように大事な想い出なのです。ren
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