カテゴリー「想いでの ピッケル」の日記リスト
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2010年 11月 13日 13:01想いでの ピッケルレビュー(クライミング装備)
(つづき)谷川岳ザイル銃撃事件は、山岳遭難事故が社会に如何に重大な影響を及ぼすかを、残酷なまでに実証することになりました。
事件から既に50年になりますが、二人の遺体が数百メートルの岩壁を落下する光景がいまだに悪夢のように甦ります。
9ヶ月の短い間に、私の周辺で3件の山岳遭難事故が起こり、4人
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2010年 10月 08日 11:50想いでの ピッケルレビュー(クライミング装備)
(つづき)楽しい山を書く時は筆が進みますが、遭難事故を書くのは辛くて気が重くなります。
谷川岳ザイル銃撃事件は、前代未聞の遭難事故として山岳界全体がマスコミのバッシングに曝されました。
現場が難度の高い一ノ倉沢の中でも、最も難しい衝立岩正面壁中央であったことから、無謀登山の結末との論調が主流で
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2010年 07月 05日 17:00想いでの ピッケル
(つづき)ピッケルなど山道具の話から離れて、山の仲間とその山行について触れねばなりません。
会の活動の目的は四季を通じて登攀にあり、新ルートの開拓などに熱心でした。
会員は、未知の領域や世界の未踏峰などに関心と憧れが強く、広範な文献や資料などを熱心に集めておりましたが、実際の活動範囲は極めて狭
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2010年 06月 25日 16:03想いでの ピッケル
(つづき)先輩や仲間達と山行を繰り返していると、1年か2年で登攀の技術を一通り覚えます。
新人も1年経てば、登攀に弱い人は退会して適性のある人だけが残っていますので、先輩以上に難度の高いルートをトップで登ることもありました。
トラブルに遭遇した時が先輩の出番で、その判断はいつでも本当に勉強にな
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2010年 06月 13日 01:34想いでの ピッケル
(つづき)このピッケルの注文主が誰だったのか、今に至るまで判明していません。
会の仲間内では、飲み会などの度に、それが話題になりました。
詮索好きな仲間が、ピッケルを持って店主に事情を聞きに行ったりもしました。
注文の後、出来上がる前に事故か病気で亡くなり、怨念のこもったピッケルかも?〜、な
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2010年 06月 09日 10:07想いでの ピッケルレビュー(クライミング装備)
(つづき)幹部はピッケルを先輩たちの眼前に突き出して、「カドタのシャクイッスンだ!〜しかもこれ、新品だぜ!〜」
「えっ!誰の?〜」
「この新人が持ってきた〜」
幹部が、私の購入経緯を先輩たちに話しますと、皆で私の顔を訝しげに見るのです。
私は何のことか解らず、ただ呆然とするだけです。
先
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2010年 06月 07日 11:52想いでの ピッケルレビュー(クライミング装備)
学生時代に奥多摩の山に魅入られ、暫らくして山岳会に入会しました。
同居親族の承諾書と医師の健康診断書とか幹部の面接とか、いろいろあって、やっと入会できたときはワクワクいたしました。
初めての雪上訓練の前に好日山荘でピッケルを購入しました。
穴あきが人気になり始めの頃でしたが、シンプルな穴なし
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