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日記

カテゴリー「怪談と猥談・珍談奇談」の日記リスト 全体に公開

2022年 08月 04日 22:44怪談と猥談・珍談奇談

山の七不思議・伝聞と体験

 山の不可思議な怪現象は、伝聞、体験を通じて色々と語られています。 怪談好きな私は、それを超常現象、心霊現象として興味の対象にします。 心霊の存在を信じませんが、宇宙と同じように未だ自然科学により解明も証明もされていない現象の一つが、心霊現象だと思っています。 宇宙論同様に決して否定しませんし
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2021年 03月 12日 19:18怪談と猥談・珍談奇談

不景気と女の褌 [居酒屋猥談]

赤提灯の暖簾を潜り、座った客の開口一番〜 「大将!、景気はどうだい?」 親父、透かさず真顔で〜 「駄目!、女の褌!」 客、怪訝顔で〜 「何だ、そりゃ?」 親父、真顔崩さず声高に〜 「締めても締めても、喰
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2021年 03月 01日 17:11怪談と猥談・珍談奇談

幽霊坂 異聞

 幽霊の存在は信じ難いが、この世に未だ人智の及ばぬ世界が存在する事は疑いが無い。 科学的証明のできない事象は全て幻覚と断じると、宇宙は実体の無い幻覚になってしまう。 怪談には興味津々であるので、心霊現象が科学的に未解明な事象の一つと信じたい。 だが今、私に幽霊の存在を問えば、「分からない」とし
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2018年 10月 15日 18:43怪談と猥談・珍談奇談

怪談・古着に憑いた幽霊

  この怪談は、岳会合宿のキャンプ夜咄の伝聞ではない。 友人の中年A夫妻の体験した実話である。 山中ではなく街中の怪談だから、幽霊咄が苦手な人はパスするのが善いかも知れない。 年号が昭和から平成に代わって間もない頃から、東京平和島の流通センターでは毎年恒例の骨董市が開
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2016年 08月 08日 19:41怪談と猥談・珍談奇談

戦慄の男子平均台 [居酒屋猥談]

 登山の世界で”戦慄の断崖”とか”戦慄の岩稜”と書けば、高度感が凄まじく怖さに体が震える程の状況を表現する。 高々、床上1メートル前後の平均台が何故に”戦慄”なのか〜? オリンピック開催期に居酒屋Kで常連男子がその”
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2014年 08月 04日 13:10怪談と猥談・珍談奇談

百物語 考

 夏の風物詩と言えば浴衣・風鈴・夕涼みなどが目に浮かびますが、夜ともなればやはり怪談 百物語の出番となりましょう。 日本の怪談の系譜は、武家行事の百物語夜話会に始るようです。 語り手一人が一話を語り終えると灯された百本の蝋燭の一本を消して退場し、最後の一人を残し九十九人が語り終えると、その時点で
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2012年 04月 23日 22:49怪談と猥談・珍談奇談

眠れない中古寝袋の怪

   現役時代の1960年頃はキャンプの夜話会で盛んに怪談が語られ、それが合宿の楽しみの一つでもありました。 岳会を離れて独り歩きをするようになってから、怪談話を聴くこともなくなりました。 この話は70年代の単独行時代に偶然、避難小屋の先客だった若い男性登山客から聴いた噂話で
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2011年 10月 20日 12:50怪談と猥談・珍談奇談

キャラメルの包み紙

 キャラメルの包み紙の話は珍談の定番でした。 キャンプで語られる夜話には怪談・猥談・珍談・奇談と色々なジャンルがありましたが、最年配の先輩が身振り手振りを加えて語るこの珍談は若い会員達にも人気がありました。 先輩はこの話を兵役で召集中に憶えたそうです。 彼は町工場で旋盤工として働く四十に近
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2011年 09月 23日 22:40怪談と猥談・珍談奇談

異聞・マタギの山の神

 山の神と言っても、私のような宿六の、女房殿の話しではありません。 本当の山の神様のお話しです。 雪崩研究家として著明な高橋喜平氏によれば、日本古来の山の神も それを信じる人の職業によって性格が異なるもののようです。 例えば木地屋の山の神は夫婦神、木コリ、炭焼きなど林業に従事する人達では男
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2011年 09月 15日 18:00怪談と猥談・珍談奇談

エピローグ

 (つづき)秋の湿原の紅葉は例年になく美しく天候も安定しておりましたが、12月になると冬の到来も例年になく早く、悪天候の日が多くなりました。 師走のある日のこと、山仲間から突然の連絡がありました。 あの湿原の山小屋の主が山で遭難したとの第一報でした。 間もなく新聞でも報道され、遺体も見つかりま
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2011年 09月 05日 13:34怪談と猥談・珍談奇談

忘れ去られたプロローグ

 (つづき)キャンプの夜話会で先輩にこの怖い話を聴かされてから、十数年の歳月が過ぎ去りました。 既に先輩は亡くなり、私も山岳会を離れ、もう長らく独りで山歩きをしていました。 当時は山中の湿原を好んで歩くようになっており、あるとき偶然に昔、先輩がアルバイトの歩荷をした湿原の山小屋に、初めて宿泊する
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2011年 07月 28日 13:21怪談と猥談・珍談奇談

プロローグ

 背筋の凍りつくような怖い話です。 広い湿原の山小屋に夏の宿泊客のため、食材などを担いで運搬する歩荷のアルバイトがあります。 先輩が大学の夏休みにその仕事をしたときの話です。 雇われたアルバイトは2名、何れも別々の大学の山岳部員です。 一人づつ交代で1日2回づつ、歩荷専用の背負子で林道沿いの
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2011年 07月 14日 14:51怪談と猥談・珍談奇談

酷暑日の涼しい話

 真夏の広い湿原の道で、冬山装束で無言のままの人とすれ違い、何か違和感を感じた事のある人はいませんか?〜。 夏向きの本当に恐い怪談をご披露しようと思っていますが、このお話は先輩からの伝聞、実際にあった遭難事故、私自身の体験の全てに関係するので、書き方によっては特定の個人のプライバシーを明らかにして
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2011年 04月 20日 15:50怪談と猥談・珍談奇談

マウンテン ウンチング トラブル珍談

 上品な紳士淑女の方々、どうか読まずにパスして下さい。 昔、先輩から聴いた話を怪談にして日記に書きましたが、皆さんから「恐くない優しい怪談」と云われてしまいました。 「怪談と猥談の廉さん」としては些か不本意。 それなら”猥談”で勝負と思いましたが、ウエブ上に公序良俗に反するような日記
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2011年 04月 04日 18:38怪談と猥談・珍談奇談

ランプ夜話・第2話

 親父さんは営業期間の終わった山小屋の雪囲いと戸締りを済ませると、山を降りて行きました。 無人になった山小屋は、唐松の林の中で小さな清水の畔に只、悄然と佇んでおりました。 アルバイトのA子が亡くなり、親父さんには寂しくて忙しい、辛い夏でした。 死因は急性白血病による突然死でした。 体調が
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2011年 03月 30日 23:37怪談と猥談・珍談奇談

ランプ夜話・第1話

 渓流沿いの一軒宿が眼下に見えたときには、もう辺りには夕闇が迫っておりました。 毎年秋、定例のように単独縦走の山旅の終わりの夜を過ごす一軒宿には、電気も電話もありません。 郵便で予約し、宿泊の承諾も郵便という山奥の一軒宿です。 年老いた母親と中年の息子が二人で切り盛りする、とても小さな温泉宿で
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2010年 11月 03日 18:54怪談と猥談・珍談奇談

山の心霊現象には 怖いが理性的に対応

 山の中で不可解な体験をした人は居ませんか? 山歴が長く単独行の多い人には、心霊現象・超常現象の体験者が必ず居ると思います。 実は私も単独行をするようになってから、幾たびか心霊体験らしき不可解な現象を体験しています。 私は、自分では肝っ玉が太い方だと思っています。 少年時代や学生時代のキ
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2010年 08月 10日 23:52怪談と猥談・珍談奇談

山の不可思議・怪奇事件

 カセット・テープのウオークマンが流行し始めた頃ですから、そんなに大昔でもない昔なのですが、年号日時は覚えていません。 新聞、ラジオ、テレビで大々的に報道された怪奇事件です。 大雪山付近の人跡未踏の窪地上空を偶然飛行したヘリコプターが、窪地の中央に石や木片を並べて描かれたSOSの大地上文字を発見
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