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日記

カテゴリー「登山風俗史と山道具」の日記リスト 全体に公開

2024年 10月 07日 22:30登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

バリ山行の時代背景・「バリ山行」考

 小説「バリ山行」を読んで、バリ山行の時代背景による違いを考えてみました。 芥川賞作品の流麗な文章を読んでしまうと、己が筆不精も亢進してしまいます。 重い筆に拍車をかけて纏めたいと思います。 読了の皆さん向けに書きますが、未読の皆さんへのネタバレが無いよう留意したいと思います。 大昔の岳
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2024年 09月 18日 20:36登山風俗史と山道具

バリ山行と時代背景

 ヤマレコ日記で話題の、「バリ山行」が掲載された文藝春秋9月号が届きました。 早速読み始めましたが紙に印刷された活字は、パソコンの様に拡大が出来ず、視力が薄弱な終活期老人では遅々とするばかりで進みません。 「読み終えて早く感想を聞かせて!」〜と知人に云われ困惑しています。 私
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2024年 04月 07日 19:34登山風俗史と山道具

昭和猥歌 考

 昭和も30年代の頃はセクハラ、パワハラなどハラスメント用語も縛りもなく、巷の職場や岳部・岳会の忘年会などの宴席が、往々にして猥歌で盛り上がった。 若い女性など居た堪れない人の退席もあったが、鉄面皮のオバさん達は臆することなく、一緒に手拍子を叩いて歌ったものだ。 男所帯の我が岳会の呑み会であ
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2022年 08月 26日 17:50登山風俗史と山道具レビュー(その他道具・小物)

雉撃ちで 落とした"Zippo"が 数知らず

 送り火を炊こうと使い捨てライターを持って外に出たが、火花は散るものの着火しない。 見ればガス液が無くなっていた。 煙草を吸わないと、家庭内で着火具を使う機会は、仏事以外にはない。 急いでコンビニに買いに走る。 コンビニ店頭にはフリント式ライターが無く、渋々圧電式ライターを買い求める。 圧
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2022年 01月 23日 19:00登山風俗史と山道具

デカトロンとカンダハー

 デカトロンとカンダハーと聞けば、今や誰でも人気のスポーツ用品店を連想するらしい。 両店の品揃えの特徴や品質については、噂話で聞いて大略は知っている。 だが、昭和時代の老爺はデカトロンと言えば真っ先にデカトロン管を、カンダハーと言えばカンダハー締具を連想して懐かしい想いでに耽ってしまう。
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2021年 12月 22日 22:51登山風俗史と山道具

山靴に熱湯を注ぎ込む

 ラーメンと粉末スープに熱湯を注入し、3分間待つと出来上がるインスタントラーメン、早くて安くて美味しいですね。 熱湯を注ぎ込む話ですが、カップ麺を食べるのではありません。 新品登山靴の、インスタント調整法の話なんです。 山靴が熱湯で充たされたら、10秒程で湯を捨てます。 直ぐに厚手の靴下
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2021年 06月 02日 20:11登山風俗史と山道具レビュー(その他道具・小物)

長い付き合いだった山道具達 [ Top山靴・Chouinardザック・SVEAラジウス ]

 山歩きを引退しましたが、近郊の里山と公園の軽い散歩だけは細々と可能な限り続けたいと思っています。 歩き易くて滑らない短靴と、デイパック程度の背負い袋、そして老人用ステッキがあれば、山道具はもう必要がありません。 既に手元にない山道具達や、もう使うことのなくなった山道具達との六十八年間を、懐
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2020年 01月 16日 19:44登山風俗史と山道具レビュー(ウェア)

”超極暖”と呼ばれる噂の下着

 広告でネーミングの”超極暖”が好奇心を刺激し興味津々〜、噂でも、とても暖かく着心地が良いそうだ。 早速上下一式を購入して、試験的に着用して見た。 このメーカーの製品は他にも色々と着用しているし、特に夏用の柄物ステテコは一番の愛用品である。 "超極暖”の噂通り暖かく、着心地も
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2018年 07月 12日 20:00登山風俗史と山道具

登攀シーンの写真撮影 昔と今

 昔、アンザイレンのパーティー内で登攀シーンの写真を撮るには、必ずメンバー全員に声掛け周知し、安全確認の上でポーズをとってもらう事が必須でした。 言わば演らせ写真同然になりますが、撮影中には確保姿勢が中断しますので撮影専従別動隊の動員がない以上、面倒でも絶対に必要な事柄でした。 カメラもピント合
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2018年 02月 16日 16:15登山風俗史と山道具

山靴流転

 昨日、久しぶりの暖かい陽射しに誘われ、ふと散歩に出た。 手術後の定期検診はMRI、CTとも何事も無いまま、自宅からの散歩の距離も伸びてきている。 ブラブラと駅前まで歩き、昼飯のラーメンを食してから電車に乗る。 下車した大船の街も大病院の付近は、入院とその後の通院ですっかり馴染みになった。
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2017年 08月 29日 17:08登山風俗史と山道具

亜麻仁油の香り

 亜麻仁油(アマニ油)は、成熟した亜麻の種子からの抽出油です。 昔から、印刷インクや塗料の原料として用いられています。 登山関連では昔、ピッケルの木製シャフトに塗布し、麻製ザイルの手入れに用いていました。 ピッケルのシャフトが金属製になりザイルがナイロン製になって、亜麻仁油が山道具には使われな
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2016年 10月 28日 02:00登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

伝統登山の神髄を衝く〜『冒険登山のすすめ』

 『冒険登山のすすめ』〜 ヤマレコの yoneyama氏の著作である。 著者yoneyama氏と面談していると、いつも懐かしい話がポンポン飛び出してくる。 親子程もの年齢差にも拘わらず懐かしいのは、氏が伝統的な登山志向をお持ちの故と予てから思っていた。 今回 本書を読んでその登山志向が、多感
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2016年 03月 07日 15:04登山風俗史と山道具

『アルピニスト岩壁に登る』〜55年目の邂逅

映画『アルピニスト岩壁に登る』上映時間約1時間20分 [[YT:vChHCJN698Y]]  『アルピニスト岩壁に登る』は、1959年に制作されたフランスの山岳ドキュメンタリー映画。 リオネル・テリイ氏、ルネ・デメゾン氏などのフランス山岳界を代表する世界的登山家達の、岩壁に登る姿が記録されてい
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2016年 01月 17日 17:32登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

反省会から呑談会への 山麓酒場 

 山を下りて、山麓の酒場で呑むビールや酒ほど美味しいものはない。 下山の後の呑みたい気分は独り歩きでもグループ歩きでも同じだが、グループの場合、「山行反省会を参加者全員で即実施」という大義名分が成立し、誰かが提案すれば反対する人は居ない。 そして呑み始めれば反省会は名目だけ〜、自然の流れで呑談会
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2015年 12月 12日 17:42登山風俗史と山道具

美しすぎる 山岳ガイド

 テレビの山岳ガイド番組には、プロの山岳ガイドが登場する。 番組の始めから終わりまで、切れ目無くテレビカメラの被写体になり続けるのだから、出演する彼らも長時間の緊張で決して楽ではあるまい。 彼らプロの登山装束や山道具を見ていると、昨今の登山風俗の流れの一端が理解できる。 山中で遭遇する一般
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2015年 09月 16日 19:01登山風俗史と山道具

猫連れ登山者の話

 犬を連れた登山者の話は多いが、猫連れの登山は殆んど話題に上らない。 「犬は人につき、猫は家につく」とよく言われる。 引越しの時に犬は問題なく飼い主についてくるが、猫は元の家に戻ろうと逃げ出してしまうと言われている。 その説から類推すれば、猫を登山に連れ出してもリードでも付けない限り、飼い主か
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2015年 08月 30日 18:33登山風俗史と山道具レビュー(ライト&ヘッドランプ)

山用フラッシュライトの今昔(追伸日記)

 前の山用フラッシュライトの日記を読んだ友人が、「散歩用に最近購入したポケットライトが明るく堅牢〜、山用に使えるのでは?〜」と教えてくれました。 我が家の家庭常備用ライト(オーム電機 LED-K271RS)では、大きくて携帯に不便ではないか〜、と心配してくれたようです。 早速、量販店で同じ品物を
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2015年 08月 14日 19:30登山風俗史と山道具レビュー(ライト&ヘッドランプ)

山用フラッシュライトの 今昔

 LED の出現前に高い評価を得ていた山用フラッシュライトは、マロリー社製の DURACELL 805 COMPACT FLASHLIGHT でした。 プラスチック製で小型軽量でありながら堅牢で信頼性が高く、コリン・フレッチャー氏が自著「遊歩大全」で絶賛した事により日本でも1978年以来長年に亘り
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2015年 06月 18日 15:54登山風俗史と山道具

登山靴は、下山靴

 「往きはヨイヨイ帰りは恐い〜」この状況は、急斜面の岩場のコース往復の話ばかりではなく、「登りヨイヨイ下りは恐い〜」と言い換えれば靴の話にも通じる。 寸法が小さかったり甲の紐締めが効かない靴は、長い下りで爪先を傷める。 大昔、国内で発売されたばかりの頑丈な布製ゴム底登山靴を履いて、両足親指の
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2015年 05月 06日 19:18登山風俗史と山道具

昭和の登山風俗(昭和36年)

 昭和35年始めから37年末にかけて、山岳遭難事故が急増します(1960〜62年)。 戦後の第一次登山ブームが昭和36年頃にピークに達し、その後10年以上も持続し事故件数の多いまま推移します(1961年以後〜)。 登山人口の激増もありますが、急速に活発化した岳部・岳会の事故が目立ちました。 岳
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2014年 08月 16日 12:16登山風俗史と山道具レビュー(ザック・バッグ)

ミレー デメゾン モデル と シュイナード ドラゴン [昭和登山風俗史]

 戦後昭和の登山用ザックの変遷は、1950年代から1960年代の国産のキスリングとサブザックから始まります。 何れも主材質は厚手の木綿帆布でカーキ色、補強部材等に牛革と金属が使用され、ナイロンなど化学繊維やプラスチック類は全く使用されておりませんでした。 キスリングには大容量から中容量まで幾つか
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2013年 12月 17日 18:49登山風俗史と山道具

戦後派女性のスキー装束

 1950年代の後半になると、スキー場施設が充実してゲレンデスキーが手軽に楽しめるようになります。 するとレジャースポーツとしてのスキーが大流行し、女性スキーヤーの姿が其処此処に見られるようになります。 写真は何れも1958年に石打丸山スキー場で撮影したスナップ写真です。 左の写真左側の女性は
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2013年 12月 03日 13:41登山風俗史と山道具

草鞋 地下足袋 雪崩紐〜

 草鞋 地下足袋 雪崩紐〜  履いても歩けぬ オーバーシューズ〜  用も足せない オーバーズボン〜  何れも絶滅、若しくは絶滅危惧種の山道具である。 唯一、地下足袋だけが細々と一部の愛好者に用いられているだけか〜 沢靴の普及に伴い、沢の遡行終了点の其処此処に脱ぎ棄てられていた草鞋を目に
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2013年 06月 12日 16:50登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

新調チロリアン シューズで慣らしの散歩

  日常の散歩用に履いているチロリアン靴が大分草臥れてきたので、新調を思い立ちました。 全底替え1回、踵替え3回して20年近く履き古したイタリー製チロリアン靴は足幅がやや狭く、履き心地が最高とは云えなかったので今度は幅広の日本製にしようと決めました。 日本製オリジナル チロ
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2013年 05月 16日 20:04登山風俗史と山道具

秋葉ジャンク屋の盛衰

 秋葉原電気街が形成され始めた頃、そのあちらこちらに進駐軍放出の中古軍用品を専門に扱う店が現れました。 それは御徒町アメ屋横丁と同じような成り立ちでしょうか。 アメ横で売られる放出品は衣料品と食品が主でしたが、秋葉では一般には殆んど需要の無い軍用無線機器やその部材、そして同じく軍用の天幕、寝袋、
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2013年 05月 02日 04:40登山風俗史と山道具

水床に 温もりありて 草鞋履く 〜

  「水床に 温もりありて 草鞋履く 向う夏沢 遡行楽しき」 丹沢には根雪が無く、たとえ遅い降雪を見ても消えるのが早い。 雪が消えれば直ぐに沢水も緩み、草鞋を履いての沢登りの季節になる。 西丹沢には小さいが技量的に面白い沢が無数にあり、昔 相棒とよく通った。 谷川
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2013年 01月 30日 22:55登山風俗史と山道具レビュー(その他道具・小物)

可愛いナイフ Swiss Lite

 知人のスイス旅行の土産品 Swiss Lite〜、可愛い多機能のアーミーナイフである。 畳んだ外形は58mm程で、とても小さいが刃渡り34mmのナイフをメインにして、マイナスドライバー、爪ヤスリ、鋏、毛抜きとLEDライトが組み込まれている。 ライトは、白いスイス十字のマークを押すと赤く点灯する
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2012年 12月 26日 20:08登山風俗史と山道具

隊長ブーリバふうの 靴の履きかた

 「韃靼人ふうの きんたまのにぎりかた」と題する書物がある。 故、平岡正明氏著作の単行本で1980年10月に刊行され、古書市場では今も人気がある。 内容にはここでは触れないし、論評(レビュー)も本意ではない。 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/aucti
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2012年 12月 16日 18:04登山風俗史と山道具

長いスキー板と危ないリフト

 初めて自分のスキー道具を揃えたとき、板の長さは205センチを選んだ。 自分の身長に30〜35センチ以上のプラスが適当とされていたからである。 最初の締め具は、初心者用のカンダハーであった。 上達に連れて長くなり、一時的にだが210センチの板を使った事さえもあった。 それから時代が進むと段階
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2012年 11月 18日 16:09登山風俗史と山道具レビュー(雪山装備)

カザマ 太郎モデルの記憶

 スキー板のデザインは、昔も今も変わり映えがしない。 スキー板の形が機能優先の決まりきった形状だけに、色彩の選択と配置をデザインの中心にせざるを得ないのだろう。 子供用にはキャラクターを描いた楽しいスキー板や花模様もあるが、何れも本格的なデザインと呼べるほどのこともない。 例外的に唯一、著
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2012年 11月 15日 14:42登山風俗史と山道具

戦後登山ブームの夜明けとマナスル初登頂

 戦後登山ブームの夜明けは、日本隊のマナスル初登頂(1956年5月)に始まる。 エヴェレストがイギリス隊のヒラリー、テンジンにより初登頂された1953年、日本はマナスルに第一次遠征隊を派遣し7750メートルに到達するも敗退、1954年の第二次遠征隊は現地住民達による登山阻止に遭遇して目的を
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2012年 11月 06日 13:03登山風俗史と山道具

山道具 重要度番付は〜

  よく、1に山靴 2にザック 3、4が無くて 5に雨具って言われてますね。 そう〜、世間で言う山道具の重要度番付の事です。 山靴とザックは確かにどちらも重要ですが、順番は付け難いですね。 3、4が無い理由がよく解りませんが、5の雨具もとても重要ですね。 重要
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2012年 10月 31日 16:06登山風俗史と山道具

前穂高・屏風岩東壁の子連れ登攀

 1980年頃、約4年半に亘って倅と一緒の子連れ登山を体験致しました。 時の過ぎゆくは余りに早く、その倅も今では6歳と3歳の二児の父親なのです。 昔倅と撮影した子連れ登山のスナップ写真を中心にした記録の執筆を思い立ち、早速写真の一部を試験的にヤマレコ山行記録に掲載してみました。 日時の異なる数
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2012年 10月 05日 17:22登山風俗史と山道具レビュー(ウェア)

網シャツ盛衰奇譚

 昔々、登山用下着として網シャツが用いられていた。 1950年代の後半頃から使われ始め、70年代初頭までは自分も使っていた。 外形は丸首の半そで下着であるが、布部分が2〜3センチ網目の魚網状に編まれていた。 材質は木綿とポリエステル、又は化繊だけの混紡で細紐状であるから、それだけ着ても透け透け
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2012年 09月 23日 15:29登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

登山靴の消費期限

 山道を歩いていると、破損した登山靴や取れてしまった靴底が打ち棄てられているのが目に留まる事があります。 塵の放置を咎める前に、靴の持ち主の下山の苦難を心配してしまいます。 たぶん予備のスニーカーに履き替えて無事に下山したのだろう、と考える事にしています。 昔、登攀途中に登山靴の破損に難儀した
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2012年 09月 20日 15:02登山風俗史と山道具

1951年の富士登山記録

  ヤマレコの「全エリア」山行記録一覧の画面左上には、西暦年号を選択してその1年間の記録を抽出する機能があります。 この年号を遡って現時点の最古記録を見ると、1951年のflute-jijiさんの富士山登頂記録が最古で、その年は此の一件だけです。 金剛杖を持ち、学帽と学生服(セーター?)で写
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2012年 09月 10日 19:03登山風俗史と山道具

BLUES IN〜BLUES OUTの狭間 2

 (つづき)旧き昭和の登山風俗に終始した前の日記〜、タイトル通りに音楽の話題の筈が、前置きの途中から筆が滑って登山風俗の変遷ばかりを書いてしまった。 書いていて、活動期に身体に染み付いた登山の風俗習慣を今も引き摺って来ていることを自覚し、反省する事しきりである。 外見のニッカーボッカーとチロリア
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2012年 07月 12日 21:16登山風俗史と山道具レビュー(精密機器)

バカチ*ン〜カメラ遍歴記

 50年もの昔、大きな三脚と一眼レフを持って高山植物や風景を写そうと2〜3年の間、撮影のための単独山行時代がありました。 山の風景や花の写真を写しながらの山歩きでしたが、作品は芸術的センスの欠如からパッとしないものばかりでした。 以来、写真撮影に自信を無くし、一切止めておりました。 長女が
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2012年 07月 04日 14:16登山風俗史と山道具レビュー(精密機器)

パトローネからカードへ〜

 「熊さんよぅ、皆 コンデジ、コンデジって云ってんだが コンデジって いってえ何のこってぇ?」 「阿呆っ! スマホって云やぁ スマートフォン、 コンデジって云やぁ コンパクトなデジタルカメラの略称ってぇのが通り相場〜、 今更そんなこたぁ誰でも知っててあた棒ってぇもんよ」 「するってぇと何かい〜、
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2012年 03月 29日 23:09登山風俗史と山道具レビュー(ウェア)

無雪期のスパッツ

 ニッカーボッカーとスキーパンツが登山用に使われていた時代には、長いスパッツは積雪期用の道具だった。 しかし、今では無雪期でも手放せない必需品のようになってしまっている。 最大の理由は登山用のパンツに筒切りのスラックスが用いられるようになったからである。 筒切りのスラックスで雪解けや霜解
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2012年 01月 05日 18:59登山風俗史と山道具レビュー(ザック・バッグ)

古ザックと山の古傷

 最近の日記に、山での怪我の体験談が度々見受けられます。 文面からは、そのため登山を一時控えねばならないもどかしさも伝わってきますし、お気持ちもよく解ります。 お見舞いを申し上げ、一日も早く完治されて山を楽しめますようお祈りします。 怪我の日記に触発されてか、街中の買い物用に時々使っている
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2011年 12月 03日 16:01登山風俗史と山道具レビュー(雪山装備)

長い赤色の紐(雪崩紐)

 スキートレーサーは転倒でスキー板が足から外れて流れたときに、足首につけた小さなポーチからスキー板に結ばれた5メートル程の紐が繰り出されて板の流失を防ぐ雪山装備である。 確かに山中でスキーを失ったら遭難間違いなしだから有効な保安具であると思うが、骨折を防止するためスキー締具がセーフティ型に進化した
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2011年 12月 01日 15:01登山風俗史と山道具レビュー(雪山装備)

山スキーの道具・昭和の時代

 少年時代に学校のスキー講習からゲレンデスキーに入門した私には山岳会で山スキーを知るまで、その道具は未知の存在でした。 山スキーは積雪期登山方法のひとつですから、山スキーの道具は紛れのない登山用具なのです。 スキーの道具は、その目的によって3種類に大別されます。 整備され踏み固められた雪斜
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2011年 11月 15日 17:00登山風俗史と山道具レビュー(ザック・バッグ)

ナップザックからデイパックへ

 写真は多分1975〜77年頃購入した古いデイパックである。 クライマーアタック用に設計されたデイパックであるが、ブランドやメーカーは既に記憶にない。 ブランドワッペンはいつの間にか取れて無くなってしまっている。 仕様は上下2コンパートの厚手ナイロン布製だが防水処理がなされていない。
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2011年 10月 24日 01:11登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

山靴に 足の形が 乗り移る

 手入れをしながらつくづく山靴を眺めていると、その外形がいつの間にか自分の不恰好な足にそっくりになっているのに気が付く。 足の出っ張っている所は靴も出っ張っているのだ。 自分の足の不恰好なところを写し取ったようなような山靴の形を見ていると、なんだか愛おしくなってくる。 20年以上履き続ける
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2011年 10月 18日 13:45登山風俗史と山道具

昭和の登山風俗(昭和32年)

 昭和31年(1956)、日本山岳会のマナスル遠征隊が3度目の試みでマナスル初登頂に成功してから、昭和33年(1958)の京大学士山岳会のチョコリザ初登頂までの間、日本の登山隊の海外での活躍が続き、その都度大々的に報じられました。 それに影響されて、昭和32年頃から若い人達の間に急速な登山ブームが
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2011年 10月 14日 12:47登山風俗史と山道具

昭和の登山風俗(昭和28年)

 私が山に目覚めたのは昭和28年、奥多摩でのことでした。 自分自身が山に目覚めると、それまで関心の無かった登山者達の風体に自然に目を向けるようになります。 昭和28年(1953)と言えば敗戦8年後で服装一般は未だ戦後を引きずっており、勿論登山専用の装束などは何一つとして市場にありません。 昭和
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2011年 10月 05日 00:32登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

ほんもの探し旅

 「ほんもの探し旅」 小林泰彦著 1983年2月初版 草思社発行 著者は1975年のナイフから、1982年のシェーカーまで全国を巡り、古いもの、新しいものを問わず、これはほんものだと思われるものを探し出して、それがどんなところで、誰の手で、どうやってつくられ、どんな人が使っているのか、といった
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2011年 09月 28日 13:18登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

里山歩きの季節到来で靴の手入れ

 秋がやって来ました。 いよいよ里山歩きの季節到来です。 それに備えて昨日と今日の2日がかりで靴の手入れをしました。 汚れは落としてありましたので、薄くワックスをかけるだけです。 ワックスがけが2日に亘るのは私の自己流です。 汚れのない乾いた靴に歯ブラシでワックスを薄く満遍なく塗ります
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2011年 09月 04日 09:38登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

COUNTRY KITCHEN

 「カントリー・キッチン」 宇土巻子・著  1983年3月初版 山と渓谷社 山に暮らし、大地を耕し、食物を採集し、手作りし保存する、自然の中で生活する料理教科書である。 乳製品・ワイン・スモークからパンとスープ・スパイス、豆・芋・米・野草と野菜のサラダから野趣溢れるデザートまで、その作り方の手順
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2011年 07月 21日 00:07登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

ナーゲル山靴ってどんな靴?

 ビブラムに代表されるゴム底の登山靴の歴史は既に半世紀以上続いていますが、その前までの登山靴がナーゲル靴(鋲靴)です。 現在、60歳未満の登山者の皆さんは見たことも無い登山靴だと思います。(写真) 私の日記に”ナーゲル靴”という単語が載ると、どんな靴かとご質問を頂きますので、その疑問にお答えしよ
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2011年 07月 12日 16:00登山風俗史と山道具レビュー(ザック・バッグ)

ショイナード? シュナード? シュイナード? chouinard

 シュイナード ドラゴン〜、昔のザックだが堅牢で今でも使える。 1970年代の末頃、シュナードとかショイナードと呼ばれていたが、現パタゴニアの創業者 イヴォン・シュイナードに因んでシュイナード ドラゴンと呼ぶのが適当らしい。 大容量から小容量のモデルが有ったが、どのモデルも堅牢でありながら優美な
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2011年 07月 06日 12:22登山風俗史と山道具レビュー(ウェア)

山靴下と靴擦れ

 昔の厚手山靴下は、保温性を確保するため極太のウール毛糸で堅く編み上げられていた。 厚手山靴下一枚では履き慣れたナーゲル山靴でも靴擦れができるので、細い柔らかいウール毛糸で編んだ薄手の山靴下を下に重ねて履いて皮膚を保護していた。 その後、技術が進歩して素材も編み上げ方法も変わったが、下に薄手、外
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2011年 06月 13日 14:10登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

靴紐の端末が不細工?

 長すぎる靴紐を短く切った場合、ほつれ防止の処理法方について「前の日記」で書いたのですが、切っただけで先端が尖ってないのは不細工との、美観を重視した御意見もあります。 私は紐の先端を尖がらせることに、拘りません。 美観に拘って靴の紐を切らず、長いまま靴に巻いたり大きな蝶結びループにしたり、フック
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2011年 06月 12日 18:10登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

高が靴紐、然れど靴紐

 山靴の紐が木綿製だった頃はよく切れた。 最初に履いたナーゲル靴は履き潰すまでに数回紐を交換した。 初めて山中で切れたとき予備紐を持ってなくて切れた所を結んで使って不自由したが、それ以来常に予備紐を持参して切れたら左右両足を新品に換えた。 2足目のゴム底のフランス製輸入山靴は足あたりが柔らかく
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2011年 04月 28日 15:10登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

革靴・日常の手入れ

 前と、その前の日記で新品の革靴の最初の手入れ、そして履き慣らしについて書いた。 今日は山行中の心得と帰宅後の日常の手入れについて書いてみる。 たとえ山の中であっても、革靴を長い時間濡れたままにするのはよくない。 悪天や渡渉などで靴中まで濡らしてしまった後は、内側の水滴を拭き取り靴下を乾い
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2011年 04月 26日 13:15登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

革靴・履き慣らし

 前の日記で、新品の革靴の最初の手入れについて書いた。 今日は履き慣らしとその想い出を書く。 最初の手入れをして一晩置いた靴は、履いて柔らかくなるのも早い。 革製の靴でも軽登山靴は8キロメートルも歩けば足に馴染むだろう。 だが硬くて重い本格的登山靴は最初の堅さがとれるのに少なくとも30キ
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2011年 04月 24日 14:07登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

革靴・初手入れ

 「皮革製登山靴の手入れ方法」 山靴を今までに何足履き潰しただろうか。 寸法が小さくて処分した靴を除き、革製の山靴のみに限れば、たぶん3足だと思う。 初めてのハイキングから2,3回の山歩きは山靴ではなかった。 だが最初に履いた本格的な山靴は、革製のトリコニー付きナーゲルで岩登り用であった。
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2011年 04月 18日 16:00登山風俗史と山道具

「地獄の黙示録」と子連れ登山

 「地獄の黙示録」は1980年の春に公開されたアメリカ映画です。 監督はフランシス・コッポラでした。 衝撃的な映画でしたから、記憶してる人も多いと思います。 この映画公開の頃の山歩きはバックパッキングとフリークライミングの大流行で、それまで定番スタイルだったチロリアン帽子とニッカーボッカー
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2011年 04月 15日 00:25登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

遊歩大全(コンプリート・ウオーカー)上・下卷

 1978年1月上巻初版発行、同年2月下巻初版発行、コリン・フレッチャー著、芹沢一洋訳、森林書房刊。 この本は、日本で1980年頃に大ブームになったアウトドアのバックパッキング流行の契機となり、バックパッカーの聖典とも云われたアウトドア教科書である。 原典、Colin Fletcher,The
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2011年 04月 12日 15:00登山風俗史と山道具

ディア・ハンター

 1978年公開のアメリカ映画。 この映画が日本で上映されていた頃の山登りは、バックパッキングと呼ばれた野山を放浪するスタイルと、スポーツとして単純化された岩場のフリークライミングに二分化して、それぞれが独特の風俗を持っていた。 伝統的な山歩きをして来た自分は、それを横目で見ていたが自身の山行形
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2011年 04月 10日 14:00登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

これからのバックパッキング

 バックパッキングの最盛期、1980年7月に刊行された、ローインパクト法に重点を置いたアウトドア入門書である。 ジョン・ハート著、細野平四郎訳、森林書房発行、副題は「シエラ・クラブからローインパクト法の提案」 原野に沢山のバックパッカーが入るようになると、どうしても問題になるその足跡インパク
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2011年 04月 08日 22:26登山風俗史と山道具

イージー・ライダー

 1969年公開のアメリカ映画。 オートバイで放浪の旅をするヒッピーの物語。 心に残る作品だった。 この頃から徒歩で原野を放浪する人も多くなり、1978年頃までにはバックパッカーとして定着する。 山岳地帯を好む人たちはアメリカン・アルピニズムの新しい流れになった。 大自然を愛し、人間社
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2011年 04月 07日 12:03登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

アウトドア学教程・技術編

 1981年4月、日本に於けるアメリカン・アルピニズムの最盛期に刊行された別冊宝島である。 アメリカンアウトドアのスタイルは、1978年1月に刊行されたコリン・フレッチャー著「遊歩大全」(コンプリート・ウオーカー)によって、ヒッピースタイルのように山岳ファッション風俗として急速に流行した。 それ
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2011年 03月 18日 15:43登山風俗史と山道具レビュー(雪山装備)

プレスのアイゼン

 私にはプレス・アイゼンの使用体験がありません。 皆さんの日記では軽量且つ具合の良い使用感のようですので春山・夏山の雪渓で使ってみたくなりました。 私の現用アイゼンは、近頃では全く見掛ける事もない、たぶん60年程前に製造された重厚な8本爪鍛造アイゼンです。 プレス製法の新型アイゼンが、開発量産
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2011年 03月 06日 01:01登山風俗史と山道具レビュー(精密機器)

チタン製の精密ギア2点

 チタンは金属の中で強度が極めて強く硬いだけでなく、化学的に安定し錆びたり腐食することがない。 鉄や銅などを主体としたステンレスや真鍮に比べ極めて軽く、鍍金や塗装の必要も無い。 しかし、製錬と加工が難しく費用がかかるため、民需の工業製品に用いられることが極めて少ない。 科学的に安定なため人体に
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2011年 02月 15日 11:00登山風俗史と山道具レビュー(クライミング装備)

フォールディング・ナイフ

 ナイフには目的によって色々と種類がありますが、特に登山専用として造られた製品はありません。 狩猟用もしくは釣り用などの中から、自分の登山スタイルに適するナイフを選ぶことになります。 登山用には携帯に便利なように折り畳みが出来る、フォールディング・ナイフに人気があります。 フォールディング
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2011年 02月 09日 13:02登山風俗史と山道具レビュー(ライト&ヘッドランプ)

登山用照明具の進化・LEDの誕生

 LEDの誕生によって、飛躍的に進化した山道具がヘッドライトとランタン、そしてフラッシュライトです。 同じ明るさで、消費される電力が白熱電球の8分の1程度に少ないのです。 電池寿命は6倍〜8倍になり、新品電池をセットすれば、予備電池を持参する必要は殆んどなくなりました。 山道具の中で、数字的性
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2011年 01月 18日 12:28登山風俗史と山道具レビュー(ウェア)

防寒着ファスナーの操作性改良

 防寒着のファスナーの操作は手袋をしたままだと、開閉もままならず、苦労します。 オーバー手袋のままだと、まず開閉不能です。 5年ほど前になりますが、余りに不便なので、携帯電話のストラップを利用して改良しました。 今まで支障も無く使えていますので公開します。 100円ストアで買った携帯スト
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2010年 12月 19日 13:00登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

穂高連峰の地図

 10数年前に購入した槍・穂高付近の地図がボロボロになり、新しい地図を買いに書店へ行く。 普通紙に印刷された地図を探し、J-mapの「穂高連峰」を購入した。 J-mapの地図を見るのは初めてだが、今まで見慣れた地図と趣を異にする。 地形が等高線のみで描かれている点では国土地理院の白地図と同じだ
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2010年 12月 18日 00:41登山風俗史と山道具レビュー(書籍)

プラスティック合成紙の地図

 プラスティック合成紙の地図は丈夫で水に強く便利だが、耐用年数が意外に短いのではないだろうか。 耐候性、耐久性が売りなのだが、使用後にきちんと保存しても、条件によっては紙質が5年から10年程度で経年劣化してしまうことがあるらしい。 我が家では、使い込んだ10年以上古いものから次々と駄目になる。
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2010年 12月 09日 18:25登山風俗史と山道具レビュー(ストック)

奥多摩・トホホな忘れ物

 昨年の秋、越前岳に登りました。 倅と一緒です。 倅が小学生の頃、よく連れて山に登りましたが、それ以来数十年ぶりの同行でした。 やはり若い人のペースについて行くのは息が切れ、途中で立ち止まり頻繁に息を整えていると、倅は数十メートル先の見える所で立ち止まり待っています。 後ろから来た中年のパー
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2010年 11月 19日 23:49登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

Top山靴とトップ靴店

 20年以上も前に閉店したトップ靴店の造ったTop山靴のユーザーが書いたブログに、他のTop山靴ユーザーが多くのコメントを投稿していますが、今年の11月になって偶然そのブログを見つけられたトップ靴店元店主の娘さんがコメントを投稿し、お父上のメッセージを伝えています。 元店主は娘さんからそうしたブロ
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2010年 11月 17日 10:35登山風俗史と山道具レビュー(ストーブ&ランタン)

ストーブのノズル掃除

 液燃ストーブ類のノズルは、すぐに詰まってしまうのが常でした。 通常はノズルのピンホールを掃除する道具が付属品として何本か付いていましたが、すぐに全部駄目になり、その後は穴掃除に苦労するのが常だったのです。 掃除道具の代用品として、細くて丈夫な針金はないものかと悩んだものです。 当時、ワイヤブ
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2010年 11月 06日 18:10登山風俗史と山道具レビュー(ウェア)

厳冬期雪山装束の今昔

 もう20年以上も厳冬期の雪山に登っておりませんし、今後も登ることはありません。 だが真冬の「奥日光・戦場が原」だけには、もう一度行って歩いて見たいと思い立ちました。 そう思って、新しい厳冬期用のアウターウエアーだけは揃えておこうと、”石井スポーツ”の分厚いカタログを貰って帰りました。 早速、
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2010年 11月 01日 12:00登山風俗史と山道具レビュー(クライミング装備)

ナイフは やっぱりナイフ

 最近ヤマレコ日記のシステムに「レビュー」欄が追加され、山道具と山岳図書をカテゴリー別に分類して論評することが可能になりました。 過去に書いた山道具に関する日記にも「レビュー」の追記をするようにヤマレコ管理人さんに勧められました。 それに従い、今までに書いた古い山道具に関する日記に追加マーキング
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2010年 10月 22日 11:23登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

懐かしいナーゲル山靴の写真!

 今回に限り、同日連続投稿お許し下さい。 代わりに、直前の日記を一覧掲示板から取り下げます。 実は、すぐ前のQooPAPAさんの日記で懐かしいナーゲル山靴の写真を拝見しました。 これぞナーゲルといった写真で、トリコニーばかりでなくクリンカーもはっきり見えています。 私のナーゲル山靴は現物が無
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2010年 09月 28日 15:09登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

老齢登山の足回り

 この10年間、私の登山の足回りは少しの変化もありません。 皆さんのように季節や行き先に応じた数足の山靴も所有しておりません。 夏も冬も低山も高山も、ただ1足の重登山靴を履いて行きます。 20年以上も前に購入した注文靴です。 山靴のTopとして定評のあった東京のトップ靴店で足型を採寸して造り
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2010年 09月 19日 13:39登山風俗史と山道具レビュー(クライミング装備)

ナイフはナイフ

 山で手抜き食事ばかり食べていたので、調理のためにナイフを使うことが殆んど無かった。 それでも、私にとってナイフはかなり重要な山道具である。 山行記録へのコメントにレスポンスしていて、岩場下降の途中作業でナイフを取り落して紛失してしまったことを思い出した。 高価なバックのフォールディングだった
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2010年 09月 10日 11:12登山風俗史と山道具レビュー(寝具)

進駐軍の寝袋

  最近では営業山小屋に宿泊するときは、寝袋を持参しなくなりましたから、随分長く寝袋で寝た記憶がありません。 最近のカラフルな寝袋を見ると外布に新素材を使った製品ばかりで、綿布の寝袋など見ることも出来ません。 今でも私の所有する寝袋は大昔、最初に入手した難燃処理された綿布製
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2010年 08月 25日 14:31登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

初めての登山靴

 仲間達に誘われて、初めての登山に参加するときは誰でも大抵の場合、靴はスニーカーなどショートカットの街中歩きの靴です。 お弁当や水、雨具や防寒用セーターなどをリュックに入れて、皆一所懸命に登ります。 息を切らせ、汗を流し、フラフラで頂上にたどり着いての休息とお弁当〜、そしてその時、山の魅力に取り
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2010年 08月 21日 11:06登山風俗史と山道具

”山ボーイ”始めました

  『山ボーイ始めました』〜、なぁ〜んちゃって〜。 ”山ガール”の進出著しい今日この頃ですが、山男の新種は出現しそうもありませんねぇ〜。 仮に出現したとしても男の”山スカート”だけは、ご勘弁願いたいものですぅ〜。 〜えっ!〜、既に出現してるってぇ〜、本当〜? それで
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2010年 08月 17日 19:33登山風俗史と山道具レビュー(ライト&ヘッドランプ)

マロリー フラッシュライト

 今では明るくて電池を食わないLEDライトの全盛時代です。 照明用具も進化しました。 懐かしいマロリー フラッシュライトは、今や山を引退して薄暗い書斎の探し物用に重宝しています。 単3アルカリ電池2本装着で重量75グラム、小型軽量で安価、黄色もしくは若葉色のプラスチックボデイの極めて単純な構造
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2010年 06月 21日 15:44登山風俗史と山道具レビュー(クライミング装備)

マニラ麻とエジプト綿

 山登りに入門し訓練を始めた頃は麻のザイルでした。 高級品はマニラ麻で造られ繊維がしなやかで強度も強く人気がありました。 数年でナイロンザイルが出現しましたが、最初の印象は必ずしもよくなかったのです。 加重時の伸びが気持ちが悪いというのです。 伸びは麻ザイルに比べ懸垂下降では顕著でした。
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2010年 06月 11日 09:04登山風俗史と山道具レビュー(クライミング装備)

Kadotaピッケル・コレクターのウエブ見つけた!〜

 見つけました!門田のピッケルの詳しいウエブ〜! 写真もいっぱい載ってます〜! 見ているだけで懐かしく、もう目頭が熱くなりました。 今朝、早起きしてあちこち検索しまくった甲斐がありました。 鋼の肌の色も、琥珀色のシャフトの色も、記憶のままの実に美しい姿です。 BERGHEILの文字も記憶の
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2010年 06月 02日 01:01登山風俗史と山道具レビュー(ウェア)

昭和30年の山岳ファッションを下から見れば〜

  まず黒皮の手帳ならぬ黒皮のナーゲル靴、折り返しの泥除け皮が足首部分に着いて、お洒落なアクセントになっています。 皮は表出しのオイルレザーが決まりです。 岩登りをする人の靴は底縁にトリコニー(金具)がズラリと並んでます。 靴下は、番手の太い無骨なウール毛糸の厚手ロングソ
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2010年 05月 31日 17:03登山風俗史と山道具レビュー(シューズ)

山靴の”Top”は?〜

 山靴のナーゲルとビブラムの事で日記やコメントを書いているうちに懐かしくなり、現用の"Top山靴"を造ったお店”トップ靴店”をウェブ検索しましたが、ヒットがありません。 もう20年以上も前に、足型を採ってもらって造りましたが、長年の酷使に故障一つ無く、スマートな外見に似合わぬタフな山靴です。 裏
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