ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > ainaka renさんのHP > 日記
2010年11月06日 18:10登山風俗史と山道具レビュー(ウェア)全体に公開

厳冬期雪山装束の今昔

 もう20年以上も厳冬期の雪山に登っておりませんし、今後も登ることはありません。
だが真冬の「奥日光・戦場が原」だけには、もう一度行って歩いて見たいと思い立ちました。
そう思って、新しい厳冬期用のアウターウエアーだけは揃えておこうと、”石井スポーツ”の分厚いカタログを貰って帰りました。
早速、アウターウエアーのページを探したのですが、オーバーズボン、オーバーシューズ、オーバー手袋らしきものが見当たりません。
ウィンドヤッケが今では死語になっているそうですから、それらも死語かも知れないとよく探したのですが、それらしき商品が見当たりません。
私の50年前の厳冬期山行記録、「元旦の富士山登頂」では全員ウインドヤッケ、オーバーズボン、オーバーシューズ、オーバー手袋を着用しています。
ウィンドヤッケは現在のウインドパーカーでしょうね。
昔はゴアテックスやエントラントがありませんから、防水と防風にはエジプト綿のウィンドヤッケとオーバーズボンが活躍しました。
因みに現在のように性能の良いレインウエアーもありませんから、夏の雨具もゴム引きカッパかビニール雨具で、体が汗で雨に濡れるのと同じ程に濡れました。

さて、話を戻します。
当時未だ残っていたナーゲル山靴は冬は冷えますから、その上から履くオーバーシューズが絶対に必要でした。
8本爪アイゼンを更にその上から履きました。
現在の冬山靴はビブラム底で保温性が良く、アッパーの保温性も高いですから、オーバー・シューズが必要無いのでしょうね。
オーバー手袋は毛糸の厚手手袋(5本指)の上に着けるミトンです。
カタログのページを繰りながら、考えあぐんでしまいました。
ゴアテックスのレインウエアーを厳冬期のウインドヤッケ、オーバーズボンとしてそのまま着用して問題は無いのでしょうか。
何も買わないで済むのか、微妙なところで悩んでいます。
アイゼンは古い鍛造の8本爪が使えますし、ピッケルはもうありませんが、古いピッケルを短く改造したアイスバイルが有りますから充分と思います。
現在の厳冬期の対風雪用ウエアーとは、どのような商品なのでしょうか。
参考までに教えて頂きたく思います。ainakaren

(写真は雪煙を巻き上げる元旦の富士山頂)
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3082人

コメント

RE: 厳冬期雪山装束の今昔
参考ではありませんが、買わないけど行きたい、というならば一人分なら冬用装備一式お貸しできますよ。

日光の切込・刈込湖なら厳冬期でもほとんど危険なく歩けますし(スノーシューコースとして確立してます)。
今シーズンに久しぶりに歩こうと計画しています。
ちなみに身長170cm用です

ちなみに
 ゴアのカッパは防寒用のアウターとしても使用できます。戦場ヶ原ならミッドレイヤーに気をつければ十分でしょう。
 ただ冬用アウターのような細かな細工がないので人によっては使いづらく感じるかも知れませんが。
 どちらかといえばズボンのほうが寒そうですね。タイツがあれば大丈夫ですが。
 手袋は、私はウールかシンサレートの手袋に3本指カバーをつけてます。
 帽子とフェイスマスクは昔と同じですね。

 私は、冬用アウターの下はTシャツだったりします。それくらい性能がいいです。
 価格が安いのはマーベルピークとかモンベルかな。反対にアークテリクスやホグロフスはお高いです。
2010/11/6 19:34
RE: 厳冬期雪山装束の今昔
ainakaさん、こんばんは。

私も20年ほど厳冬期から離れていましたが
一昨年から始めています。
厳冬期とはいっても燕岳や乗鞍程度ですが。

20年前のヤッケとオーバーズボンで行こうかとも
思いましたが、アウターだけは新しくしました。
いろんなアウターが売られていましたが
面倒だったのでカモシカスポーツで
上下を揃えました。
ゴアテックスの上下で4万円強だった気がします。

戦場ヶ原の状況がわからないので
レインウェアーで代用できるか
なんともいえないのですが
冬用のアウターは保温性とフードが
しっかりしていたり
脇のファスナーで通気ができる。
アイゼンをつけたままで着たり脱いだりが
できる。
雪が入らないように考慮されていると
いったところですが冬用のアウターの方が
快適だと思います。

オーバーミトン、私はまだ使っています。
2010/11/6 20:24
RE: 厳冬期雪山装束の今昔
こんばんは。
参考ですが、現在書店で販売している新世代の山雑誌「PEAKS」にウェアの特集が組んであり、解説が載っています。次号発売まであと一週間はあるはずです。本屋でご確認を、、、
2010/11/6 20:39
厳冬期雪山装束の今昔・コメント深謝!
bmwr1000rsさん・こんばんは。
ご好意有難う御座います。
私は現在身長170センチで体重58キロですのでぴったりと合いそうですね。
実は10年程前までは173センチ、62キロで殆んど変化が無かったのですが、ここ10年で年々背が低くなり体重も減りました。
今も年々小さく軽くなりつつあります。
齢を取ると背が縮む、とは知りませんでしたね。
とりあえずゴアのレインウェアーで行ってみようと思います。
ウインドヤッケもオーバーズボンもそれ自体保温性はありませんから、あまり変わらないと思います。
因みに50年前は下着から、ポリエステル綿の半そでネットシャツ、綿パンツ、ウール長袖下着、らくだの股引、ウール山シャツ、ウール・エラスティック・スキーズボン、厚手カシミヤセーターでした。
今でも、冬は同程度の衣類を着用します。
買わずに済みそうですね。
カタログ上でオールウエザー・スーツと云うのが該当品のジャンルのようですね。
どれも高価ですね。ainakaren
2010/11/7 0:03
厳冬期雪山装束の今昔・コメント深謝!2
shigeさん・こんばんは。
現在のアウターウエアーは、それ自体が保温性を持っているようですね。
レインウエアーでも、インナーを昔のように重ねれば、冬の戦場ヶ原程度は大丈夫と判断しました。
オーバーミトン、私のも汚いですが健在です。
オーバーシューズは、今のビブラム重登山靴には不要なのですね。
昔のオーバーシューズは、底皮が劣化して駄目になってました。

戦場ヶ原の冬は予想以上の低温です。
風が余り吹かないので他の高山より楽です。
積雪も多くありません。ainakaren
2010/11/7 0:05
厳冬期雪山装束の今昔・コメント深謝!3
bokemonさん・こんばんは。
耳寄りな情報有難う御座います。
明日、本屋を覗いてみます。
しかし、分厚いカタログも眺めているだけで勉強になりますね。
現代の登攀用具の種類と数の多さには驚きます。
使い方がなんとなく解るのは半数くらいですね。
浦島太郎の気分です。ainakaren
2010/11/7 0:14
RE: 厳冬期雪山装束の今昔
おはようございます。

わたしも昨年暮れ、21年ぶりに厳冬期の登山を道南、駒ヶ岳で再開しました。

その際の登山道具ですが、以前のものはほぼすべて紛失してしまったので、12月中旬に上京したおりに、都内のスポーツ店で購入しましたが、ainakarenさんと同様に、浦島太郎状態でした。

私たちの頃の道具は ainakarenさんがおっしゃっている、ヤッケ、オーバーズボン、オーバーミトンなどで、ほぼ同じでした。ゴアの製品は出はじめで高価であり、88年の海外遠征のときに初めて購入して使ったものです。北アルプスの厳冬期登攀はオーバ−ゲートにアイゼン、さらに寒い日高の厳冬期はオーバーシューズでした。

昔は、山は道具で登るのではなく、精神力でのぼるものと教えられていましたので、道具にはあまり凝らなかったのですが、今の若い人たちはまず道具から入るのでしょうか?

対応してくれた若い店員も、話していると、私が納得できるような冬の山を登っていないにもかかわらず、客を見下したような態度。少々むっときたので、無視して自分で好きなものを選びました。店員さんは胡散臭そうな眼差しで私を見ていました。

靴はAKUというロゴの入ったゴアを使ったものを購入しましたが、どこにゴアがはいっているのか今でも分かりません。しかし、革で出来ているようで、water proofを塗っていると愛着がわいています。

山の大先輩である、ainakarenさんに申し上げるのは恐縮ですが、結局、山は変わらないので、自分の登り方、考え方に合わせて、今の豊富な道具から選べばどうでしょうか? 

ただ、登山者の精神構造と登山道具は変わったのだなあと痛感している最近です。
2010/11/7 10:28
厳冬期雪山装束の今昔・コメント深謝!4
pamir88さん・こんにちは。
お久しぶりです。
貴、記録、「厳冬期・不帰」を私の「お気に入り」登録し、時々見せて頂いています。

厳冬期の装束について考えるのは初めてです。
昔のアウターが防風・防水のみで、保温はインナーの重ね着で調整したのに対し、現代のアウターは保温機能とその調整機能が付加されているのですね。
又、昔は山道具としてのインナーはネットシャツくらいしかありませんから、通常のらくだの下着と股引や、毛のセーターなどを重ねて枚数で保温力を調整してきました。
私は今まで50年以上、そうしたやり方で夏も冬も山に登ってきました。
ゴアのレインウエアー入手してからもずっと、そうして来ましたが、特に不便を感じることもありませんでした。

靴は20数年前のTOPの重登山靴でオール牛皮の二重ですがゴアは入っていません。
雪の中を歩いても浸水も無く冷たく感じたことも有りませんから、戦場ヶ原程度であれば全くオーバーシューズの必要はないと思います。

確かに登山道具の進化は目覚しいものですが、それによって必ずしも精神構造が変わったとまでは思っていません。
山に対する考え方も、登り方にも個性があり、色々の人がいる、〜精神の個体差は今も昔も大きいということではないでしょうか。
暖かく見守りたいと思っています。ainakaren
2010/11/7 14:04
RE: 厳冬期雪山装束の今昔
こんばんは。
今のヤッケは軽いのですが、薄手のために耐久性に難があります。あまりご期待を大きくもたれませんようにお願いいたします。

ヤッケなんて言葉自体が通じにくい現在です。あうたー、みどらー、いんなー。言葉より大事なものは山の中にあることだけは今も昔も変わりません。

pamir88さん、なまいきな店員ばかりで申し訳ないです。ainaka翁のご温情に感謝いたします。
2010/11/7 20:05
厳冬期雪山装束の今昔・コメント深謝!5
jinzaemonさん・こんばんは。
ウインドヤッケは今や死語ですね。
新しい衣類は、何も買わずに済みそうです。
エジプト綿のプラ・ジッパーのパーカーがありますので、それで間に合わせます。
保温性はありませんが、防水・防風・透湿性はゴアに負けません。
下に重ね着をして保温性を確保します。
下はレインウエアーをズボンの上から履きます。
それにロングスパッツがあれば大丈夫でしょう。
アドバイス有難う御座いました。ainakaren
2010/11/7 23:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する