5年前の今日、14時46分は羽田上空でした。
着陸態勢に入るアナウンスの後、随分寝た気がしました。
まだ飛んでいるんだと思っていたら「先程地上で大規模地震が発生したようです。」
ニュースが映し出され最大6メートルの津波が来ると大げさのことを言っている。
着陸した後も駐機場の手前で止まってしまう。
携帯電話を使用してもよいとアナウンスされる。
繋がらないのでメールを打つ。
訪問するはずだった航空局から「今仙台空港が流された。それどころでないので、訪問が後日。」という返信。
何のことだ。?
飛行機を降りたが羽田空港は別に何ともない。
ずいぶん遅くなったが地下鉄の改札口で運転再開を待つ。
しかし職員がヘルメットをかぶっている。
ということは震度5以上!?
列車もバスもタクシーも来ない。
電話も通じない。
そのうち閉店した飲食店が再開される。
しかしメニューはカツカレーのみ。
うう、伊丹空港でカツカレー食べてきたのになー。
どうやら最後に降り立った機だったようだ。
連れが「そうだ大型スクリーンがあるから見に行こう。」という。
スクリーンではスマトラ沖の津波の映像が流れている。?
連れは「これ日本ですよ。」と私の脇をつつく。
そのうちデズニーランドのビニール袋を持った修学旅行生たちで溢れかえる。
到着ロビーに段ボールを敷いて寝ました。
月曜日には宮崎、鹿児島、火曜日には那覇にいたが既に福島上空は飛行禁止になっていました。
既に本州では手に入らない乾電池をおみあげに買って帰る。
震災後半年の9月に門脇町を訪れましたが、がれきが撤去されただけで、
骨壺の露出したお墓や1階のなくなった2階建ての家が林立し、
海岸近くにはまるで巨人が手で丸めたような自動車が山積みにされていました。
しかし町の人たちは「テレビではなく現地に来てみほしい。」と言っていました。
その後毎年9月に門脇町、南三陸町にはお邪魔しています。
すでに南三陸町の川にはサケが遡上していました。
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