ヤマレコの日記を閲覧していたら「沢の水を煮沸も濾過もせず飲むのは如何なものか。」という記述を発見して思わず以下の文を記載しました。
胃腸の具合は人それぞれでしょうが、私は沢の水は勿論、登山道を流れる水も、木の根にたまった水も、雪も、氷柱も飲み、いまだに歩いております。
ポイントは至近に人家やトイレあるいは動物のトイレがあるか否かです。
もう一つ水生昆虫や岩魚などがいれば安全です。
あ、北海道の方でしたか。
それでは話が違います。1811年に松前で幽閉されたロシアの軍人ゴロウニンは日本人は必ず銅で出来た薬缶で沸かした水しか飲まないと記述しています。
当時から寄生虫(エキノコックス)対策をしていたのですね。
しかし私は耐えきれず、大雪縦走で羆のうんちだらけの水源で水を飲み、知床沼の水をフィルターの出が悪いので、直接がぶ飲みしました。
帰京後、5,000円以上出して検査をしましたが陰性でした。(笑)
(道内で検査を受ける場合は格安らしい。)
はい、北海道の方でした。
しかし、北海道は別にして皆さんは水をどのようにして確保し、飲用しているのでしょうか。
先日、合戦尾根を下り第一ベンチ?の水場に降りてのどを潤しました。
沢の水かと思いましたが、風化した花崗岩から湧いている美味しい水でした。
登山道に戻ると丁度燕山荘のご主人が引率してきた登山者に対して「サルのうんち・・・・でここの水は飲まない。」と話していました。
昔土砂降りの中、種池で幕営中、黒ずんだ不気味な池の水を飲むか、登山道を流れる雨水を飲むか悩み、流れている登山道の水を炊事に使いました。
所謂水場でないところで水を飲んでいるとよく登山者から「そんなところの水を飲んで大丈夫ですか。」と心配そうに聞かれます。
私はすかさず「美味しいですよ。」と誘います。
アメンボがいれば飲む。
変な色の水は飲まない。
まずい水は吐き出す。
「渋」や「赤」の付く沢の水はあまり飲まない。
上流に鉱山のある沢の水は飲まない。
山小屋が近いところでは飲まない。
滑滝の水はうまくないので飲まない。
針葉樹林帯の水は甘いので飲む。
そんなところでしょうか。
追加
屋久島の一部の沢など蛭の生息する沢の水は一旦汲んで確認してから飲む。
蛭がのどに張り付いて、血を吸い膨らみ、窒息死することがあるらしい。
そうですね、私も集水域に人煙(生活排水)が無ければ気にせずありがたく飲みます。
排水溝だろうが葉っぱに溜まった水だろうがオタマジャクシの泳ぐ水だろうが飲みます。
若い時からずっとガンガン飲んでます。
たいがい毎日腹は緩いので気にしてません
尾籠な話で恐縮です
時には上流に数パーティーが幕営していたりしますがご愛敬です。
このお盆に北アルプスの沢に行きましたが、源流部で山小屋の排水をギョッとしながら跨ぎました
北海道(北東北も?)のエキノコックスはかなり気になりますが、多分飲んじゃうかな〜。
少なくとも北東北のは飲んでます。
目に見えないという点では放射性物質も同じかな。
水道水だって色々入ってますよね。
ハイ、飲んでます
鉄の味がする沢水は敬遠したいですけど、うっすらと硫黄が入ってる水はかえって甘かったりします(^^;)うっすらですよ!
春山なんかでもやたら水質(雪の綺麗さ)にこだわる仲間が居たりして時々面倒なんですが、その人は水道局長と呼ばれ、みんなから「ここにテンパってもいいっすか?」なんて聞かれています。
ガサツな人間に雪を採らせると水がお茶に近くなる時があります(^^;)
ヒルの居る山域では目に見えない卵が水ン中にあるんだと聞いて恐れて居るんですが、面倒なので飲んでしまってます
今のところまだ大丈夫みたいです(^^;)
池塘の水は飲みたくありませんが、学生山岳部さんなんかは池塘の水で炊いた飯をアカメシ(赤飯)と呼んでいるんですか?(^^;)
お腹の丈夫さ次第?
miee様
沢の源頭は山小屋の排水はよくある話ですね。
最後を一本ずらさないと。
北海道では安いフィルターを持っていったら使い物にならず、冷たい水をわざわざ白湯にするのも嫌で、がぶ飲みでした。
しかしエキノコックスは10年以上の潜伏期間があり、症状が出てからでは寄生虫を駆除できないこと知り、慌てて検査を受けました。
雪山ではコメツガ入りが結構好きです。
池塘の水は大事です。
是非とも機会がありましたら試飲してみてください。
至仏山から平が岳に抜ける時のスズヶ峰の池塘が唯一の水場です。
地図で確認してあてにして辿り着いたら空っぽ。
尾根に湿原があるわけないかと諦めかけました。
しかし次の池塘には水があってホッとしました。
アメンボと油膜をどかしてがぶ飲みでした。
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