今日は遅めの夏休みです。
昨日、赤岩岳山頂直下でリングワンデリングに近い失態を演じるとは夢にも思いませんでし
た。
昔八ヶ岳で猛吹雪の中、横岳から硫黄岳に向かう時、台座ノ頭で北北東の広い尾根に入ってしまいました。
猛烈な風がぴたりと止み、ルートの間違いに気がつき戻ろうとしますが、なかなか正規のルートに乗れない。
やっと見つけた薄いトレースをたどると、もう一度見覚えの地形に戻ってしまいました。
トレースも二人分に増えています。
自分のトレースを追っていたのです。
しかも間違えたトレースを。
吹雪の中、地図とコンパスで現在位置とコースを確認します。
寒い。
wヤッケの下にもう一枚着るが震えが止まらない。
低体温症になりかけていました。
芯まで冷えてしまうと服を着ても体温は戻らないのですね。
やっとの思いで硫黄岳山荘にたどり着いたときは小屋のお姉さんが天使に見えました。
あの時は常に西から風が吹いていたので、風の変化でミスコースに気がつきましたが、無風のホワイトアウトでしたらそのまま降りてしまい、戻る体力をなくしていたかもしれません。
雪深い中、赤岳に登るルート間違え、中岳コルの夏コースを独り始めました。あと少しと言うところで、アクシデント。雪深を踏み込み、体が埋もれていく事態になってしまいました。何とか自力で這い出したものそのあとの記憶がありません。むちゃくちゃの30代の話です。
以前は冬も利用したルートですよね。
その後、雪崩で犠牲者が出てからは文三郎尾根一本になりましたことを思い出しました。
一周したことはありませんが、若かりし頃、CWに室堂ターミナルから歩き出したら、いわゆるホワイトアウトになってしまい、わずかタ−ミナルから100mで遭難しかけました。幸い、むやみに動かないようにしてたら、視界が多少きいて無事タ−ミナルも戻れました。
雪山の怖さを理解しなかった頃の話です。
その少し前に残雪の吾妻連峰を単独縦走していました。今では怖くて出来ません。
八ヶ岳では3周しました。(笑)
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