昨日は高校山岳部OB会の忘年会でした。
顧問の先生1名と部員9名が集まりました。
顧問の先生は3人いるのですが、一人は校長まで勤め上げ、
OB会とは距離を置いています。
もう一人の顧問は休職願を都庁に叩き付けてエベレストまで行った強者です。
この強者先生が最近めっきり体力が衰え、人の集まりに顔を出さなくなりました。
高齢者の鬱のようです。
スーツを着ていたのは私と三期下の後輩一人だけです。
後は会社経営を引退した人や、自営業の社長さん、サラリーマンを完全引退した人です。
みんなして私に向かって早く会社を辞めろという。
さて今回は現役のころ最も一緒に遊んだ三期後輩の初参加です。
2時間遅れてやってきました。
30年ぶりの再会です。
はじめ彼は全く私が分からなかったようです。
聴けば15年ほど前から血圧が上がり、運動を控えているとのこと。
ここ数年は薬を服用しても180を切らない重症のようです。
高血圧がどのように危険で辛いものなのか私には分かりませんが
「人生は終わった。」とどこまでも落ち込んでいました。
私が2年連続で腎臓癌と前立腺がんの手術を受けたことを面白おかしく話すと
彼は目が点になり「どうしてそんなこと笑いながら話せるのですか。」
「それでも山に行っているなんて信じられない。」と本気で驚いていました。
暫く彼は考え「私も落ち込んでばかりではいけないですね。」と漏らしました。
あーやっと私の癌ネタが人の役に立ったかなと思いました。
彼とは屏風一ルンゼと滝谷四尾根を歩いているはず。
後は足尾松木沢、越沢バットレス、小川山、二子山で岩登りの練習をやった仲間です。
というと聞こえはいいですが、岩場の下でテントを張り徹夜で花札やウノで小遣い銭の奪い合いをしていました。
徹夜明けの岩登りは辛かったです。(笑)
少しづつでもいいから元気になってほしいものです。
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