先日久々に山の店(登山用品店)に行ってきました。
モノを買いにではなく人との待ち合わせに利用しています。
早めに着いたので服を見てみました。
一昔前のサラリーマンは平日はスーツ、休日はゴルフウエアーでしたが
最近の休日はアウトドアウエアー。
私は昔から山の服。
真っ赤なロジェを着ていたのですが、どこかでなくしてしまいました。
帆布で出来ていてとても気に入っていたのですが。
そのあとはモンベルのシンサレート+ゴアテックスのこれまた真っ赤な上着。
しかしながらジッパーが痛んできて先日修理を依頼したが、直るかどうかわからないとのこと。
ならば新しいのをと物色するととてもいいのが見つかりました。
値段を見てびっくり。
いちにさんし、じゅういちまんえん。110,000円。
ちなみにズボンは90,000円。
上下で200,000円。
あと少し出せば英国屋でスーツが作れる。
吊るしで200,0000円。
もったいなくて山で着れない。
いえいえい冬山で命を守るためなら安いものです。
でもですよ、若いころはペランペランのWヤッケとオーバーズボンで何ら問題ありませんでした。
国産で高校生が買える値段でした。
初めて買ったWヤッケはビニロン製でした。
山の道具を解説した本に「滑落時のスピードを考えて新人は滑りの悪いビニロン・・・。」というのを真艫(順風を受けた帆「まとも」今読んでいる高田屋嘉兵衛伝記小説「菜の花の沖」による。)にうけて、5月の金峰山でゴワゴワになってすぐにナイロン製に買い換えました。
10年ぐらい前でしょうか、まだそのWヤッケとオーバーズボンが着れたので、それを着て冬の八ヶ岳を歩いていると、行き会った男性から「それどこで買いましたか。」「今はそういうシンプルなのがなくて探していたんですよ。」と聞かれました。
ダイエットして高校生の時に着ていたWヤッケに戻りたい。
結論が違う。
山の服はかっこよくなった分高すぎる。!
今思い出しましたが、当時ロジェは高かったような気がします。
ふふふう。君たちは知らないだろうが、これはおフランス製だぞ。
と気取って街中を闊歩していたような気もします。(笑)
古いヤッケすてなくてよかったですね。ぼくも最近1500円の作業服で登っていたら、そのシャツかっこいいですねと褒められて嬉しかったです。きれいすぎる服はどうも素人くさくていけませんね。20万円は凄いですね。
一時収納場所に困り、登攀具一式、火器、アイゼン、キスリングなどをオークッションで売り払いました。
その時は購入価格より高く売れたりして喜びましたが、この話を先輩に自慢したら、「勿体無い事をしたな。」と諫められ、我に返ったことを思い出します。
輪環450円の時代に育った私としては山の店で唸るばかりです。
私はユニクロのワゴンセールスです。
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