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はい、ミーハーです。
しかし右手と左手が勝手に演奏しているとか村上春樹は書いていましたが、まさにその通り。
笑ってしまいます。
ということで「騎士団長殺し」に出てきたサムエル・ヴィレンベルクの「トレブリンカ叛乱」を読んでみました。
以前も彼の作品から興味を持ちノモハン事件周辺からスターリンまで多くの本を読みました。
この「トレブリンカ叛乱」は和訳が出たのが2015年7月24日なので、彼は英訳を読んだのでしょうか。
内容は19歳のユダヤ人青年がトレブリンカ絶滅収容所に収監され反乱を起こし脱走し、ワルシャワ蜂起に参加までが描かれています。実際にポーランド語で手記が書かれたのは1948年でしたが、ヘブライ語になおし、イスラエルで出版されたのは1968年でした。
出版が遅れたのは同胞の犠牲の上に自分が生き残ったことへの自責の念からのようです。
「夜と霧」は静かな傍観者でしたが、本書の著者は叛乱からワルシャワ蜂起で多くのドイツ兵とシンパを躊躇なく殺します。また、人妻を含め4人の女性と関係を持ちます。
「騎士団長殺し」では南京事件も出てきますが、一部で早くも問題視されています。
この「トレブリンカ叛乱」もでっち上げだとドイツで言われているのでしょうか。
「カチンの森」もつい最近まで犯人はロシアだドイツだと言い合い、アメリカやイギリスも知らん顔してましたからね。
ところでガス室のガスは戦車のディーゼルエンジンの排気だったようです。
山小屋の発電機も注意しなくては。
トレブリンカ、今読んでいるところです。村上さんの方はまだ図書館の順番待ちで120番目くらいです。
引っ越しがタイヘンなので図書館のお世話になることが多いです。図書館から借りて、これはもう一回読みたい、と思って買うこともあるのですが、二度目に読むときは一部だけなので、小説の場合、通しで読まなくては気が済みませんから、小説は図書館で借りて読んで終わりということが多いのです。売り出し直後に読むのもあまり好きではなくて。
買っては見ても、再読できる時間はあまりに少ないですよねえ。いつか老後に、なんて思っていても実はもうすでに老後で、明日にでも山で死ぬかもしれないんだし。
今日は出張で大阪です。
新幹線で昨日から読み始めた「夜の谷を行く」を読み終わり放心状態です。
私も以前本の始末に先行きを案じ、図書館を利用しましたが読みたいときに読めないもどかしさに嫌気がさし、またAmazonに復帰しました。しかし村上春樹は会社にハルキストがいるので翻訳本も含めて60冊ほど借りて読みました。
若いころに晩飯代わりに古本屋に売り飛ばした本を回収すべく、最近では老後の楽しみとして「林芙美子全集」を再度手に入れたのですが、本棚にスペースがなく箱に入れたままです。今更林芙美子は読まないかな?
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