2018年6月18日に関東地方環境事務所へ「尾瀬沼園地再整備事業について」7項目の問い合わせをしました。8日後の26日に以下の回答を頂きました。最終的な回答官署は環境省 関東地方環境事務所 国立公園課・自然環境整備課 檜枝岐自然保護官事務所でした。
この度頂戴いたしましたご質問について、下記のとおりご回答いたします。当事業が尾瀬沼地園地の魅力向上に繋がるよう努めてまいりますので、何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。
(1)今ある場所に建て替えれば十分だと思いますが、理解できる資料があればご提供願います。
現在のビジターセンターは、耐震性の不足や老朽化のため建替えが必要です。今ある場所で建替えるとした場合、工事を行う間、ビジターセンターの機能が失われることになりますので、隣接地において先に新センターを建築し、完成後に機能を移転のうえ現センターを解体撤去することで、工事期間中もビジターセンターの機能が失われることが無いように計画しています。
(2)また、なぜあそこに作らなければならないかも理解に苦しみます。公園の入り口にあれば十分だと思います。わざわざ貴重な自然を破壊して屋内施設を作り模造の樹木と剥製でも展示するのでしょうか。その設置場所の選定基準をお知らせください。
ビジターセンターの設置場所については、多数の利用者が集まる利用の中心地又は入口部とされています。尾瀬沼ビジターセンターは、尾瀬の要と言える尾瀬沼集団施設地区に位置しており、フィールド情報案内や自然解説の屋内展示だけでなく、周辺の自然環境を生かした自然観察会やイベントプログラムなどを実施し、自然体験の促進や環境文化の継承、保全意識の啓発活動を行っています。なお、新ビジターセンターの建設場所については、畑利用後植林された場所ですが、改変は最小限とし、希少種の移植、表層土を保管するなど自然環境に配慮しながら工事を行っています。また、新ビジターセンターは、耐震性のある建物となり、災害時などの緊急避難場所としての機能も果たすよう計画されています。
(3)またすべてがヘリに頼るばかりですから相当な費用が掛かると思います。総予算と空輸に要する輸送費をお知らせください。
総予算及び空輸に要する費用については公表していません。
(4)その予算が復興支援費に計上されているか否かもお知らせください。
復興予算は計上されていません。
(5)湖畔にテラスなどが作られていますが無粋な柵がなぜ必要なのかお知らせください。
テラスからの転落防止のために柵を設けています。
(6)尾瀬沼の利水権利は現在も東京電力にありますか。
水利権につきましては、お答えしかねます。
(7)取水口からの放水の結果、水位の変化はどれほどでしょうか。またそれに対する環境調査はされているのでしょうか。
取水の実施主体にお問い合わせいただけますと幸いです。
borav64mさん、こんばんは。
尾瀬について、続稿があると思っておりました。
先日、地方紙「上毛新聞」に14歳の若者が投稿されていたので、その概要をお伝えします。
尾瀬ビジターセンターの建て替えについて言及し、「便利なコンクリートの床は、今まで先人たちが守り抜いて来た努力を否定することにはならないだろうか。」と疑問を呈しています。
尾瀬周辺の自然のすばらしさに触れた上で、最後に、「自然が育つには長い時間が必要だが、ひとたび人間が壊そうと思えば、たったの一瞬で滅びてしまう。・・・僕は不便でも、湖畔の森に囲まれた景色が好きだ。」で結ばれています。
・・以上です。
MUSICAさん
非常にうれしいコメントありがとうござます。
そんな少年がいるんですか。
涙が出るくらいうれしいです。
こんばんは!
思った通りの回答で、笑っちゃうやら腹立たしいやら。。
しかし、MUSICA様のコメントを読ませていただき、ホッとしました。
泣きたいほど嬉しいです!
そんな少年も居るんですね!
大人たちはこの思いにどう応えるのでしょうか。
テラスの柵は転落防止だそうです。
何れは他のテラスも木道もすべて柵ができるのでしょうか。
突っ込みどころ満載です。
mieeさん、こんばんは。
boravさん、横コメ、スミマセン。
私は新聞の投書欄をご紹介しただけですが、こういう「気持ちの積み重ね」が蟻の一穴となっていくのかも知れません。
まずは、事実をありのまま伝えていくことが大切なんだと・・・。
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