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当初は「夜と霧」から入り10冊ほど読み、イスラム教についても数冊読み、「栄光への脱出」「シンドラーのリスト」や千畝の劇を見て、何かおかしなと思い始め、ユダヤ人が書いた「ユダヤ人の起源」を読み、どこの国でも神話を欲しがることを知りました。ここに来てやっとイランパぺを知りました。イスラエル人でありながら
ナクバを克明に再現し、本書を書き上げた2006年の翌年に自国を追われ、今はイギリス在住の著者です。本書は昨年の11月に邦訳版が出版されました。
最近、イスラエルはジェノサイドという言葉はユダヤ人に対してのみ使われるべきだと言っていた。なるほどと思った。 宗教はやはり隠れ蓑。 元凶は私の好きなビートルズを生んだイギリスであり、それを支援する同じく私が大好きなキャロルキング(東欧ユダヤ移民)のいるアメリカ。 パレスチナを歴史からも消し去ろうとするシオニスト。 正義と信じ虐殺を繰り返すイスラエル。 ではアイヌ民族からアイヌモシリを奪ったの誰? 琉球王国を滅ぼし、戦場にし、軍事基地にしたのは誰だ。?
昔、短い間でしたがイスラエルの会社で働いていた事があり、通算で2か月ちょいイスラエルにいました。
仕事の合間にイスラエル国内の各地やパレスチナ自治区などを回って思ったのは、ユダヤの人たちは自分たちは迫害された民族であるという意識を持っているけど、何千年も前の”約束”を持ち出しパレスチナ人を迫害している。エルサレムにしてもダビデ王がペリシテ人を追い出して作ったわけだし、カナンの地にしても旧約聖書の記述はどうあれ、そこに住んでいた人を追い出したことには変わりないという事でした。
アメリカにせよイギリスにせよ、いろいろ関与しているのは自国の利益の為にだからで、日本や中国も同じ、結局は自分たちの利益の為に皆同じ事をやっているのでしょうね。
それに関して立場が違えば主張も異なり、どの主張を受け入れるかは自分の立ち位置次第という事で、ニーチェの「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。」という言葉は言い得て妙であります。
guchi999さん
コメントありがとうござます。
昔友達のお兄さんたちが岡林のコンサートに行って盛り上がっているのを見て「それで何かが変わるのか。」と思っていましたが、今の私もこんな本を読んで自分を慰撫しているだけなのですね。
そう思うと遭難記の方がよっぽど役に立ちますね。(笑)
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