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私は平成26年に健康診断で腎臓癌の疑いが出て1か月の精密検査の結果「癌ですね。」と東京医科大の医師から言われました。
「最先端医療としてダビンチ手術というものがありますが、当院では腹腔鏡手術も行わず開腹手術で全摘のみです。手術をしても早くて一年後には人工透析が必要になるでしょう。」と言われ、決断を迫られました。
「それでは一週間後に回答をください。」と突き放されました。
私は人工透析が必須になるなら山に行けないし、普通の生活も望めないので「何もしない選択肢もありますよね。」と訊きました。
すると医師は意外にも「それは切なすぎる。」と言いました。
一週間必死で最善の方法を探り、聖路加病院で腎臓癌部分切除腹腔鏡ロボット支援手術を受けました。
もしあのまま東京医科大病院で開腹手術を受けていたら人生は大きく変わっていたでしょう。
話を少し戻して。
「癌」は精密検査をしていく中である程度予測はしていましたが、手術を受けても「人工透析」が控えていると思うと「手術をしてもしょうがない。」と思い「何もしない選択肢」を口にしました。
もしあそこで医師が「それは切なすぎる。」言わなかったらその後の一週間の過ごし方は大きく変わったでしょう。
聖路加病院宛の紹介状に左腎癌を右腎癌と書き間違えていましたが(笑)「それは切なすぎる。」と医師らしくない発言を聞けたことは感謝に値すると思います。
今回は医師から「何もしない選択肢もある。」と言われたようなもの。
週に3回も4時間人工透析を受けている患者にはどのように聞こえたのでしょうか。
borav64mさん、こんばんは
そんなご経験もされていたのですね(>_<) いくら医療技術のピークが向上しても、ヤブを避けてそこに辿り着くためには、医療知識・健康知識を身に付けることが必要。最後は自身の身は自身で守るしかないと思っています。それでも家族や今回の医師の言葉は大きいですね。
昨年父を亡くしたんですが、その大元の原因は13年前に糖尿病を甘くみたヤブ診断が影響していたと思っていて。うーん、うちも離れていて声を掛けられなかったのが…(>_<)
toshimizu7566さん
さりげなく座布団一枚ですね。
とにかく医者には疑問に思っていることはすべて聞くことですね。
私は毎回質問事項を紙に書いていき、質問しまくりました。
それとセカンドオピニオンですね。
セカンドオピニオンを嫌がる医者ならその段階で没ですね。
borav64mさん、返信しがたきを返信いただき…(謝
本当に「疑問は自ら聞く、自分で選ぶ」ですよね。その辺り、父はよく言えば「拘らない性格」で闘病は終始穏やかでしたが、一方で「全部母まかせ」で踏ん張るということがありませんでした。どちらがより幸せだったかは判りませんが…
生物の本質は(知的に身体的に)「動くこと」だとも思っていまして、自身が「動けなくなった」ときにどうしたらいいか? 答えを持てていません。寝たきり期間が長くなりがちになった現代の悩みですね。そろそろぴんころ地蔵にお詣りに行っておこうかと
ボラフさん、この問題は医師の説明不足が招いた様な気がします。
治療にいろいろな選択肢を提示して、その中に無治療の選択肢もあっても良いと思います。
ただし、経過中に治療方法を変更したい時には、直ぐに相談するべきです。本人、家族がその時点で納得して同意書にサインしていても、本人の意思に変化があれば撤回できます。
ただし、無治療を選択して、終末期に入ってから治療希望されても手の施しようの無い場合もありますが。
自分が眼にした報道の限りでは、夫には透析を再開する意思を伝えたようですが、医師に伝えたかが不明です。
また医師が、治療再開の希望があれば、いつでも再開することを説明していたかも現時点では不明です。説明していなければ医師の責任は問えます。どちらにしろ「命諦めろ」と本人、家族が感じた様であれば説明不足はあったのでしょう。
学会も絡み出していますが、学会のガイドラインは推奨であって、従わなければいけない訳ではありません。
ankotaさん
報道だけではすべてが見てきませんが、ただ医師の言葉は弱い立場の患者には医師が自覚する以上に重たい言葉だということを医療関係者は再度自覚していただきたいとことです。
borav64m先輩、拍手する内容ではありませんが、とりあえず、命を改めて感じたという事で拍手しました。
人はいつどういう状況になるとわかりませんし、そういった意味では今の自分の元気な状況をもっと大切にしないと思った次第です。
いろいろな経験をさせている体験からの言葉の重みを深く感じました。
若いころは延命治療は勿論のこと外科手術までも否定的でした。
しかし、いざ自分が癌になってみると外科手術しかも保険適用外の先端医療を躊躇なく選択していました。
1度ダビンチで助かると2度目もダビンチ。
更には関節鏡手術で長年の足首まで直して?しまいました。
定期健康診断は大切です。
そしてセカンドオピニオンも大切です。
とはいえ、いずれは人工透析になる身。
その時はどうしましょうか。
borav64mさん、はじめまして
かなり前の日記ですが、「透析」で日記全文検索、この日記へたどり着きました
簡単な自分のプロフィですが、私は8年ほど前に透析導入、
現在週3回5時間透析を行っています
ちなみにborav64mさんは
> 私は人工透析が必須になるなら山に行けないし、普通の生活も望めないので
と言われていますが、そんなことはありません
自分はふつ〜に山登りしていまし(ただし何にも山に籠る縦走には行けない)
また、ふつ〜に就業しています
(ただし、会社フレックスタイムを使って、透析日には早退していますが。。。w)
公立福生病院の件は、色々問題ありかな?が自分の第一印象
記事では40代女性とありましたが、世間一般ではババア(失礼)ですが
病理的には、40代はまだ若い世代に分類されます
まだまだこれからの人、ましてはその女性にはもうすぐ孫が生まれるハズだった人
透析治療に疲れた、嫌気がさしたとしても、まだまだこれからの人
一生を途中下車するのには、まだ早すぎたとしか思えません
#ただし患者があまりにも高齢の場合、透析拒否するのも選択肢になりますし
患者の体力が透析を耐えらないと判断された場合には
病院側から透析中止(=患者の死)を言い渡される場合もあります
自分のクリニックでも、当時話題にあがりましたが
仮に自分のクリニックでこの話を出しても
先生が全力で拒否するでしょう
secondimpact様
貴重なお話ありがとうござます。
私はいまイエローバンドです。
ここ4年前に腎臓癌、3年前に前立腺癌をこなし、40年前の山でドジを踏んだ怪我がいよいよダメになり距骨鹿関節固定化手術を昨年4月に受け、どうにかハイキングに行けるようになりましたが、去年の10月に第一腰椎圧迫骨折をしてしまいテント縦走が出来なくなってしまいました。
これからも時々のぞかせて頂きます。
本当にありがとうござました。
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