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それでも最近の著者の言動には疑問があり、もう著者の本を読むのはやめようと思っていましたが、かの十津川と3.11が素材では読まないわけにはいきません。
著者が日本一長い路線バスに乗りながら十津川水害と3.11を重ねる紀行文です。
前半は学歴劣等感の塊のような「彼」の文章ですが、2年後の再開された紀行では、いつもの「私」に戻り、中学生からの親友の自死を受け入れます。
十津川とは紀伊半島を縦横に走る河で、1/25,000地図では下流を示す矢印がいくつもある複雑な河川です。
村民の大半が村を捨て北海道の新十津川に移住したほどの壊滅的な水害を幾度も起こしています。
私もいつかは十津川と新十津川を旅してみたいと思っていましたが佐伯一麦に先を越されました。
あれ、山海記は親友の死から三回忌ということかな。
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