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著者が「おわりに」でこの本の最大の目的は、現実を知ることで医者と患者さんの溝を埋めることです。と記しています。
「医師は聞き上手に、患者は話し上手になることに努めるべきです。」と著者が尊敬する日野原医師が語ったそうです。
私はその病院に癌その他で４回入院していますが、本書がそのまま当てはめられるところもあればそうでもない部分もありました。
前半は医療現場に限らず一般社会でも通じるところが多いです。
教育現場で教師が絶対的でなくなったように、医療の現場でも医師の神格化が崩れました。
つまり、だからこそ医療の現場も特別なことはなく、普通に配慮と交渉があるべきと思いました。
私は毎回医師に訊くべき内容をA４判の紙に箇条書きにして持参し、そこに医師の言葉をメモしています。
勧めです。
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