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必要に応じてパートナーを変え、許可を得ずに人様の山に勝手に登り、密輸入で登山資金を稼ぎ、ハッシッシを吸い、慣れた手つきで役人に賄賂を渡し、世間の評価を無視して、離婚を繰り返し、当時政情不安であったはずのなポーランドを故郷に持つクラマーの評伝です。これを無法者と断罪するか、自由な芸術家と呼ぶかは読者にゆだねられます。冒頭のピオレドール賞に対するクルティカの思考から一気に引き込まれてしまいました。本人の書いた本も読みたいものです。
彼が日本人なら輸出入管理、贈収賄、出入国管理、麻薬取締、幼児虐待で起訴されますね。
翻訳本にありがちな読みにくさは一切ありません。
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