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日記
「山で一泊」など優れた随筆を残し、山と渓谷の秀山荘の広告のカットや表紙を書いていた画家であり随筆家であった辻まこと。辻まことは辻潤と伊藤野枝の間に生まれた長男です。次男流二を産み落とし、その後、夫も二人の息子も捨て大杉栄のもとに走り魔子、エマ、エマ、ルイズ、ネストルと生み、28歳の年に関東大震災に乗じて甘粕大尉により大杉栄と親戚の子供橘宗一とともに惨殺され古井戸に投げ込まれた伊藤野枝の伝記小説です。大杉栄の著書も何冊か読んでいますし、松下竜一のルイズも、瀬戸内寂聴が書いたそれも、栗原康のそれも読んでいるので本書はついでに読んだのですが、とても良い創作で面白かったです。伊藤野枝は文筆家にとり格好の素材なのでしょう。気が付けば伊藤野枝自身の著書は一冊も読んでいないので、今度読んでみようと思います。また「枝折れて根はなおのび杉木立」と弔句した叔父代準介に係る著書も読んでみようと思います。
風よあらしよ 村山由佳
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