最近八ヶ岳の赤岳を源頭に持つ赤岳沢とキレットの水場を源頭に持つ地獄谷を分ける天狗尾根を歩かれた記録を拝見したが、どちらもその荒れ方に愕然としました。
自然の力による崩壊や倒木、入山者の増加による踏み跡の明瞭化は致し方ないとして、不用意な案内板や岩にペンキで道しるべなどなぜ行うのでしょうか。
昔残置ハーケンや人工ボルトが自然破壊だと騒がれましたが、残置ロープや赤リボンは許されるのでしょうか。
今ではオブジェがもてはやされています。
天使や地名を解釈しない看板などごみでしかないと思います。
山登りの楽しみは自分の目でルートを発見して、自分で同定して山頂を極めることではありませんか。
もう40年以上前になりますが、貧乏だった私はバスの乗らなくて済む地獄谷は八ヶ岳の良い登山口でした。
天狗尾根は春夏秋冬上り下りをしましたし、赤岳沢を登って地獄谷を降りたり楽しい思い出です。
その頃はリボンは勿論残置ロープもありませんでした。
岩峰に登ったはいいが降りるのが大変でそれ以来単独でもザイルを持つようになったり、バンドをトラバースして行ったら最後はバンドが消えて決死の直上をしたり、大棚の上のお花畑で花を踏まずに稜線に上がるのが大変だったり、とてもいい経験でした。
今の過剰なペンキやリボン、オブジェなど後続者の楽しみを奪うもでしかありません。
案内がしたければこのサイトで十分ではないですか。
少なくとも回収のできないペンキはやめてください。
borav64mさん こんにちは
天狗尾根は20年くらい前に登った時には赤テープは見かけず残置ロープもありませんでした。ヤマレコで最近の記録を観るとすごく整備されたようで案内板やワイヤー梯子足場板なども設置されていました。いつ頃から増えたのでしょうか、事故もあったのでしょうか。安全に登ってほしいとの地元の方々のおかげだと思います。ただ、これだけ整備されていたら、borav64mさんの仰るように登山者がわざわざ赤テープや残置ロープを増やしていく必要はないと思いました。
yasuji-さん
コメントありがとうございます。
私にはペイントやリボンテープ、道標、ステップなど、だれがいつつけたか皆目見当がつきません。
ただ誰であろうとその設置基準を見直した方が良いと思います。
以前九重山から法華院温泉山荘に向かう時、景観を損ねる異様な量の蛍光黄のペンキで丸印があったので小屋のスタッフに聞いたところ「ハイ私たちが着けました。」胸を張っていました。
北海道の山は本州と比べてそれらが圧倒的に少ないです。
知床岳など登山口にカウンターがあったぐらいで、三角点以外何もなかったような気がします。
最低限私設はやめてほしいものです。
こんにちは!
全く同感です!
明らかに不要な目印や表示板がいかに多いことか!
危ないからとか事故が多いからとか良く言われますが、山はそもそもそういうところです。
お節介、老婆心、自己顕示欲でしょうか。
凝った山名表示板、ルート上にベタ打ち、あるいは一か所に何個もある目印、本当に要らない。
ルートの魅力や価値を失わせてしまいます。
山では人工物はゴミだし迷惑です!
入山目的は様々だし山との向き合い方も人それぞれと思いますが、入山者本人が学習/情報収集するなり経験を積むなりして対処するのが筋で、山に手を加えるというやり方はやめて頂きたいとつくづく思います。
どうしても不安、無理と思うなら行かなければ良い。
自分なりに試行錯誤しながらルート判断し、時には間違えながらも苦労して目的地にたどり着く喜びもあります。
登山はある意味判断の遊び。
判断を排除して歩くだけ/タイムを競うだけというのは運動/スポーツですね。
この際更に言ってしまえば(笑)、至れり尽くせりに過剰整備された道や山小屋も大勢の人を呼びオーバーユースに繋がりかねないと感じますのでクラウドファンディングとかには協力出来ません。
行政が観光目的、集客目的で過剰に山を整備するのも勘弁して欲しいです。
まぁ、こういうのは登山というよりも、ある意味管理された区域内での遠足や観光の延長でしょうか。
学校の遠足などはこういうのがないと大変なのは分かります。
(登山SNSでの情報氾濫、コピー登山、GPS登山も登山の魅力低下とオーバーユースを招くと私は思いますが、叱られそうなのでここではやめときます(笑))
私は明らかに個人が設置したと思われる過剰な目印は躊躇なく撤去してゴミとして下界で捨ててますが、場所によっては量が多すぎて追いつきません!
例えば、秩父の二瀬尾根に行った時はスーパーの袋3つ分パンパンになりましたが、それでも全然追いつかず不要な目印はまだまだ沢山残ってました。
西丹沢の初心者向けとされる沢でも大量の目印と残置ロープ。
谷川東黒沢のペツルと残置ロープ、ハナゲノ滝までの立派な道。
(これはキャニオニングに客を連れて行くためにここまでやってしまった。昔は無かった。)
まだまだいくらでもありますが、こういうのは明らかにルートの性格、魅力を失わせていると思います!
余談ですが、ついでに熊鈴もキライです!
電車やバスの中でも鳴らしてるヤツが居る!
熊鈴やラジオは熊の居るところでヤッテください、独りの時限定で!
長々と失礼しました〜m(- -)m
mieeさん
ご無沙汰しております。
このようなこと何度も書いているのですが変化はなくむしろ加速しているような気がします。
いっそのことGPSが進化して専用の眼鏡とイヤフォンを着ければルートが赤線で示され、右30度を進めとか音声案内が出て、更に「こちらは雲稜ルート、右手のハーケンでビレイは取りましたか。画面の赤丸が左足スタンスです。」とかなったら必要な人だけが購入して使えば、山の標識やマークは無くなりますね。
多くの人が幕営した後に人工物を残さないようにしているのに、なぜルート上にマークを付けるのでしょうか。熊さんじゃあるまいし。
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