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日記
1937年1月に出版された「深山の棲息者たち」を改題再販したものです。続編として「飛騨の山小屋」(よみもの新選・1真実新聞社1948年9月刊)改題後「山の不思議」があります。どちらも吉田博の版画が表紙を飾ります。続編よりも創作性は薄く少し読み難いです。日中戦争が勃発した年に出版されたものなので現在の良識や常識で読んでしまったら判断を誤ると思います。小梨平が牧場だったことは知っていましたが、国が牧場主を追い出した後は蕎麦畑になっていたことを知りました。十分民俗誌として読めます。任官である森林官の仕事柄が多く語られているので本名は伏せられ、加藤博二と言う著者名はペンネームだと思われます。加藤文太郎が活躍した時代が背景にあります。非常に貴重な記録だと思います。
森林官が見た山の彼方の棲息者たち 加藤博二
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