川は手つかずが一番いいと思います。
しかしながら平地のほとんどない日本に於いて治水は統治者の政治力。
平地と言われてもほとんどが扇状地。
河岸段丘には昔から人が住みます。川が氾濫して優良な農地を人間に提供してきました。
堤を作り、気が付けば川床が堤の外側より高くなっている。
小さな川は普段流れが少ないから蓋をしてしまえば通路として使える。
気が付けば車も走る暗渠道。
川ではなくなり下水道のある生活道路。
ところどころで川は顔を見せるがその両岸はコンクリートの壁
遡り、流れが消えた後でもその地下に流れがあることを忘れてしまったのか。
急峻な谷の地形を回り込み宅地造成。
川の存在を忘れた源流部に土砂を捨てる。
源流部に15mは許可しても50mは許可した覚えはないというが、何もしなくても崩れるのが源流。
かつて森の中を辿って甲武信小屋の水場でしたが、今では明るいガレ場。
東沢の出口の堰堤は数年で埋まりました。
同じ沢を何度か歩いたことのある人なら、その恐ろしい変貌を目の当たりにしている筈。
ヤマタノオロチは退治できないのです。
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