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あの有名なハゲワシの前でうずくまる少女の写真でピュリッツアー賞を受賞したカメラマンの裏話がつかみです。
「インディアス破壊を弾劾する簡略なる陳述」などを含むインディアス群書をはじめに南米の本は30冊以上読んでいるのに、中東は別にしてアフリカ大陸の本は白戸圭一一冊しか読んでいませんでした。
本書を読んで我が無知を改めて認識する結果となりました。
(いつものことですが。)
ルポタージュになるのでしょうが、本多勝一とはまた違った仕上がりです。
ジャーナリストとしてのいやらしさを隠すことなく、著者が常に自問自答しながら対話を進め、認識を新たにしていくところを読者が追体験できます。
できればルポした年月日を記してほしかった。
老人の皺をワイエスの絵で例えたり、ゲバラの一面が見えたり、内容は消化しきれていないので要約できませんが、お勧めの一冊です。
なお、Amazonでは単行本、新版と検索できますが私が読んだ文庫版は検索できませんでした。
昨日は雪が30cmつもり本格的な読書シーズンです。
もう一冊藤原章生さんの本「ぶらっとヒマラヤ」も頂いているので楽しみです。
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