子供のころテレビで富士山山頂から自転車で降りる人たちのことがニュースになっているのを観ました。
へー自転車で富士山降りられるんだ。バカじゃないの。と思ったものです。
ところが流行りものにすぐ染まる私は気が付けば一家4人にBTMを揃えていました。
そして富士山もブルドーザー道を使えばMTBで下山できることを知りました。
かみさんと二人新幹線にMTBを積んで新富士で降り、今度はバスに積んで5合目へ。
ここからはザックにばらしたMTBを括り付け山頂を目指します。
道行く人から奇異な目で見られます。
白人も多く「グレート」!と感嘆します。
さて山頂に着いたがもう3時。
これから相模湾まで行くと夕方になるので急遽山頂の小屋に泊まりました。
念のためMTBに鍵かけて。(笑)
食事は透明の使い捨てプラスチックの容器に盛られていました。
翌日プラスティックを燃やす臭いがしたので小屋の人に「昨日の容器燃やしていますね。」と訊くと「そんなことはしていない。」と慌ててました。
富士山頂でダイオキシンを嗅ぐとは思いませんでした。
快晴の中、剣ヶ峰に登りMTBを両手で掲げ記念写真。
馬の背の登山者が切れたところでスタート。
実はここが一番急でした。
降りきったところで右手のブルドーザー道へ。
朝日を浴びながらの滑空。(気分)
砂礫が途中深いところがありましたが、至って順調。
このブルドーザー道の法面は何か薬剤で加工されカチンカチンでした。
登山道と交差する場所は1か所のみでそこはMTBを降りて横断しました。
5合目が近づいてくるとTVクルーらしき人たちがいる。
うわさを聞きつけて我々を取材に来たかと身だしなみを整えるも、どうやらスマップの誰かさんが登山をしているようでした。
5合目からは快適な車道。
トロイ乗用車をパスして滑走。
さて街中まで降りると俯瞰できず駿河湾がどこにあるのかわかりません。
川に沿っていけばいずれ河口に辿り着くと思いましたが、途中で道が消えてしまった。
戻るには登りです。疲れる。
製紙工場の中を抜けやっとの思いで駿河湾の波打ち際にタイヤを濡らすことができました。
帰路で新富士駅が見えたとき後輪がパンクしていたのに気が付きました。
気なったのは下山後登山口に「自転車乗り入れ禁止」の立て札を発見したことでした。
ただそこには文責がなく誰が建てたかもわかりません。
以前、警視庁に登山道はMTBなどが通行してはいけない歩道かと聞いた時、車道と歩道の物理的は区別がないので道路交通法の言うところの歩道には当たらないし、そのそも実質的に監督できないので対象外です。と説明を受けました。
登山道から外れますが、あのブルドーザー道路は地形図に掲載されているにも拘らず道路ではないそうです。警視庁も国土交通省も環境省も管轄ではありません。
なんと強力組合が毎年新たに臨時で作っているものなので道路ではないそうです。
そしてどこも認可を与えていません。
測候所を造ったときの既得権のようです。
以前、警察庁、環境省、強力組合に問い合わせた結果得たものです。
その時強力組合の人は「富士山頂からMTBで降りたいという強い要望があれば前向きに考えてみます。」といっていましたが、リップサービスかな。
この記事どこかで書いた気がしますが、ま、いっか。
富士山その1、2,3
https://www.yamareco.com/modules/diary/93584-detail-308106
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する