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私と20年近く世代が違いますが、同じようなことをやっているので親近感をもって読めました。
私も行ったことがありますが地形と植生ではルートを読み取れない西表横断ルートで遭難騒ぎを起こしたり、滝の落ち口で無理な飛翔で骨折したり失敗談も多く、また、白馬大池(50年前は小屋の水源で厳しく制限されていたと思う。)で浮き輪持参で泳いだ親友と二人で飛騨山脈16日間の縦走を試みたり大笑いできるネタも多く楽しく読めました。
調理師免許を取得して南極越冬隊に応募したり、猟銃免許を取り鹿を撃ち殺してその目が瞳孔が開いていく様を見て猟銃を返納したり、小笠原まで行って近自然工法で登山道整備をしたり、実にアクティブな女性だなと思いました。
次作も期待したい所です。
美大卒だけあって絵が素晴らし。
カラーで描かれた屋久島や西表島のそれはキャプションがなくともそれとわかるし、「銃口とシカの目」でモノクロで描かれているシカの顔は圧巻でした。
追伸
私は西表縦断コースは敗退しました。石垣島から船で西表島に渡るのですが、出発する石垣島の港の街路樹が何故か皆なぎ倒されていました。西表島が見えてくると島が茶色いのです。あとで知ったことですが台風による塩害でした。上陸してみると多くの車のリアウィンドーやドアの窓がベニヤ板やビニールで覆われていました。これらも大型の台風の仕業でした。宿の人に縦断に出かけるというと地元のガイドも諦めたほどに道が分からなくなっているので止められましたが、「大丈夫です。本州でも道のないところを歩いていますから。」と言って出発しました。観光ルートから縦断コースに入りましたが、僅かに踏み込んだだけで凹凸が少なく初めて見る植生では、本州の経験が全く役に立たないことに気が付いてすごすごと戻りました。
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