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秩父山塊 三省堂 昭和15年5月15日発行 定価70銭
奥秩父 続編 朋文堂 昭和10年7月23日発行 定価2円50銭
寄贈本印あり 為書きあり
奥秩父 朋文堂 昭和17年6月20日発行 定価2円80銭
寄贈本印あり 東京神田稲垣書店新本部シール貼付 写真の紹介状あり
豊科図書館の山岳所のコーナーも充実していて古書も多く見受けられます。
帰宅後、奥秩父を開くと写真の紹介状がはらりと落ちました。
水上温泉山楽荘の榊原篤太郎氏宛ての吉沢利之氏を紹介する原全教直筆の手紙です。
表書きから見て吉沢氏が宿に持参したもののようです。
山楽荘は昨年まで営業していたようですが今は廃業していました。
観光協会経由でも連絡はとれませんでした。
只、今のオーナーは榊原姓ではないようでした。
不思議なのは奥秩父続編が昭和10年発行なのに奥秩父がそれよりも後の昭和17年なこと。
事情を訊いてみようと朋文堂を当たると有楽町交通会館地下にはもうない。
ならば朋文堂が経営する涸沢ヒュッテに聞いてみると今は松本に本社を移し、朋文堂の名前は変更しましたが同じ流れとのことでした。既に松本の事務所には電話をしてみたがつながらず、いずれにしても当時の出版事情は聞けそうにありません。
しかしこの時代の紙質は非常にいいですね。和紙のようにほとんど酸などの漂白剤を使っていなかったようで90年経過してもしなやかです。
どなたかこれらの事情をご存知の方はお知らせください。
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