【6泊7日北ア山行前編】涸沢→北穂高岳→槍ヶ岳
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- GPS
- 25:54
- 距離
- 55.3km
- 登り
- 3,567m
- 下り
- 3,591m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:33
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:20
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:51
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 5:48
天候 | 4/29 曇り 4/30 晴れ 5/1 雪→雨→みぞれ→晴れ 5/2 晴れ 5/3 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
さわやか信州号 東京駅→上高地 帰り: バス(上高地→新島々) 電車(新島々→松本、松本→穂高) ※下山後穂高駅にて宿泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
⚪︎上高地→横尾 問題なし。 横尾の手前は残雪のため一部登山道でなく治山運搬路を通る。 ⚪︎横尾→涸沢 横尾大橋過ぎから残雪あり。涸沢までつぼ足でもいける。チェーンスパイク・軽アイゼンがベストな状態だと思う。 ⚪︎涸沢→北穂沢経由、北穂高岳 アイゼン、ピッケル必要。数日前の雪が雪崩となり、南陵・東陵両側から崩れまくり、4/30・5/1時点では危険な状態でした。 ⚪︎横尾→槍沢ロッヂ 横尾山荘過ぎから残雪あり。アイゼン不要。 ⚪︎槍沢ロッヂ→槍ヶ岳 アイゼン・ピッケル必要。5/2,3時点では大曲・グリーンバンド付近でデブリあり、緩んだ時間帯は注意が必要。 |
その他周辺情報 | 下山後、翌日の燕岳山行(と洗濯・買い出し)のために穂高駅のホテル「グレイスホテル吉野」に宿泊しました。 5800円で美味しい朝食付き、駅近でオススメです。 |
写真
感想
GWに6泊7日で北アルプス南部に入りました。
そのうち、この記録は最初の5日間分になります。
後半の燕岳はこちら↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1133225.html
テン泊Only、テン泊・小屋泊Mix等検討しましたが、雪山での幕営経験が乏しいのと軽量化のために小屋泊onlyにしました。
6泊分の莫大なお金が飛んでいき、今期はテン泊ばかりになる予感。。w
でも小屋での美味しい食事・暖かい部屋・乾燥室・出会いはとても良いものですね!
1日目:4/29 上高地→涸沢(涸沢ヒュッテ泊)
夜行バスで上高地入りしました。
なんの変哲もない横尾までの道をダラダラ2時間半かけて歩きます。
横尾大橋を超えるといきなり残雪がでてきます。
本谷橋までつぼ足でいき、そこからアイゼン+ストック歩行をしました。
涸沢までならアイゼンは不要だと思います。
チェーンスパイクがあると歩きやすそうです。
到着後、天気が悪いので談話室でずっと飲んでました。すると常連の⚪︎⚪︎さんとばったりお会いしてビールをご馳走してもらいました!
約一年ぶりの再会が嬉しかったです!
2日目:4/30 涸沢→北穂高岳(北穂高小屋泊)
蝶ヶ岳にいくか北穂に登るか迷った挙句、北穂に決めてヘルメット装着し7時ごろ登り始めます。
朝からグズグズの雪で、雪崩てもおかしくないな〜と呑気に登りました。
南陵寄りに登っていた8:15ごろ、最初の小規模雪崩が発生。トレースのわずか10mほど東側が崩れていきました。
こんな近くで雪崩をみたのは初めてで、脚が震えました。。
それから5〜10分おきに雪崩が起きる有様。
ビビりながらも先行者・後行者が登るので諦めず登ります。
トレースが消えたので一部軽いラッセルをしながら登りました。
運良く、無事に北穂に到着できました。
しかし既に北穂沢は雪崩の巣になっており、大変危険な状況。
登頂するまではピストンも選択肢にありましたが、安全のために北穂に宿泊を決定(生姜焼き食べたかったし・・・w)。
結果的には無事でしたが、今思えば雪山初級者かつソロの私は最初の雪崩をみた時点で引き返すべきだったと反省しています。。
とはいえ、北穂からの眺望は最高でした!
宿泊者は4名で、ピストン組が下山した午後からは小屋のスペースと景色を独り占め状態。
夕食後、日没の時間まで1時間ほど1人で景色を堪能したのは本当に贅沢の極みでした。(ちなみに夕食は生姜焼きでなくロースカツでしたw)
3日目: 5/1 北穂高岳→涸沢・横尾経由→槍沢(槍沢ロッヂ泊)
この日のヤマテン予報は「2600m以上は雪、それ以下は雨。」
一緒に宿泊した熊本のベテランさんと涸沢までゆっくり降ります。
北穂沢は一面デブリだらけで、いかに危険なところを登ってしまったか思い知らされました。
涸沢でアイゼン・ピッケル・ヘルメットを外し、足早に横尾まで降り、休憩もろくにせずに槍沢ロッヂに向かいます。
雪が重く、コースタイム分時間がかかってしまいました。
濡れた衣服を乾燥室で乾かし、今日は酒を飲みながらここでゆっくり過ごします。
談話室では素敵な夫婦(翌日槍をご一緒しました)や神戸のグループとの出会いがあり、楽しく過ごすことができました。
ありがとうございました!
4日目: 5/2 槍沢→槍ヶ岳山荘泊
朝5時、クラストのためアイゼン装着して槍沢を登ります。
途中いくつかデブリがありましたが、朝早い時間はルート上大きな危険は感じませんでした。
グリーンバンド付近に誤ったトレースがついており、そこを登った方々はピークを諦めて下山していたようです。
幸い私が登る直前に槍ヶ岳山荘のスタッフがトレースを付けて下さり、先に進むことができました。ありがとうございました。
グリーンバンド以降、雪崩には注意しながら歩きますが特に大きな危険箇所はなし。
ペースが上がらずバテバテになりながらも槍に向かって一歩一歩確実に歩を進めました。
肩の直前の急登は本当にキツかった。。。
小屋に到着後、景色を眺めてお昼を食べ、ロッジで出会った夫婦と一緒に穂先に向かいます、、、が、10分ほどで敗退。
今の僕の技術では無理でしたー。
来年はクライミング技術を身につけて登るぞ!と新たな目標ができました。
早速今夏はクライミングの経験をたくさん積みたいと思います。
5日目: 5/3 槍ヶ岳山荘→上高地
だらだらと下るだけw
特に帰りの時間は決めてませんでしたが、途中から間に合いそうだったので12:40のバスを目指して12:30に上高地BT着。いつもぎりぎりw
風呂も入らず上高地のリゾート感も満喫せず、切符とビール買って乗り込みました。
翌日から燕岳に入るため、穂高駅付近のホテルに宿泊しました。
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