GW冴え渡る絶景、涸沢、北穂高岳、雪崩に遭遇


- GPS
- 48:48
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 1,622m
- 下り
- 1,673m
コースタイム
- 山行
- 2:12
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:15
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 7:17
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:20
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 7:28
- 山行
- 2:24
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 2:43
1日目(5/2(火))は上高地周辺を散策
2日目(5/3(水))は涸沢周辺を散策
3日目(5/4(木))は2900m付近で雪崩に巻き込まれ滑落。
北穂高岳登頂後は南峯周辺を散策。
天候 | 5/2〜5 晴れ時々曇り、5/6 雨 4/27頃、50cmほど積もったもよう。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
11:52 大正池着 帰り:12:15 上高地BT発あかんだな駐車場行き 平湯温泉BTで下車 温泉によったあと松本行きバスに乗車。 濃飛バス(平湯温泉・新穂高温泉・高山方面) http://www.nouhibus.co.jp/ アルピコバス(上高地・松本方面) http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【上高地〜横尾】 ほぼ雪なし、横尾近辺迂回路あり 【横尾〜涸沢】横尾の先、しばらくいくと残雪が出てくる。 当時は標高1680m付近の急坂でアイゼン装着。 涸沢までメジャーコースの為、トレースはバッチリ。 よく踏まれている。 【北穂沢】雪崩デブリ多いがトレースはバッチリ。 当時は気温上昇のため、10:15頃から雪崩多発。 上部は急斜面、下山時はダガーポジション、キックステップも活用。 |
その他周辺情報 | ひらゆの森 10:00〜21:00 ¥500 たくさんの露天風呂! http://hirayunomori.co.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
バラクラバ
アイゼン
ピッケル
行動食
水筒(保温性)
コンパス
ヘッドランプ
サングラス
ヘルメット
|
---|
感想
当初は北穂高岳→涸沢岳→奥穂高岳→吊尾根→前穂高岳→岳沢の縦走も面白そうだなと考えたが、さすがに現在の技量では難しく、涸沢から北穂高岳、奥穂高岳のピストンを計画。
実際は北穂高岳で雪崩に巻き込まれ、奥穂高岳にもいけないという結果に(ToT)/~~~
5/2(火)
JR中央本線 6:14 高尾発松本行きに乗車
快晴で車窓から南アルプス、八ヶ岳の展望を見ながら行く。
諏訪辺りまで来ると、雪たっぷりの北アルプス連峰が垣間見える。
松本ターミナルで10:15上高地行きバスに乗車。
11:50大正池に到着。GWだけあって観光客が多い。
この時期の上高地は始めて、残雪もところどころ。
まだ冬枯れの様相で緑は少ないが残雪の穂高連峰が絶景!
上高地に何度も着ていながらようやくウエストン碑を拝める。
その後は上高地アルペンホテルで和風会席料理を頂き、快適なハイカーズルームのベッドで就寝(^。^)y-.。o○
5/3(水)
5:00にホテルを出発。
途中、明神、穂高神社奥宮でお参りし涸沢を目指す。
明神岳、前穂高岳の眺めが壮観。
ひろびろした林道を歩いていると歩行感覚が希薄になってくる。
横尾で1時間ほど休憩。
その後、横尾の先に進むと登山者が集まり、アイゼンをつけている。
先には残雪の急坂があり、自分も習ってアイゼン装着。
その先はしばらく平坦で雪のない地面もあり、アイゼンが汚れるが仕方ない。
屏風岩の眺めが圧巻。
そのうち傾斜も増してきてバテテくる。
休み休み、なんとか12:17涸沢ヒュッテに着く。
本来は今日、北穂高岳まで行く予定。
しばらく休むもあまり回復せず、北穂沢の急登は厳しいかなと涸沢ヒュッテ泊まりに決定。
涸沢の絶景を撮影。
受付でふとん一つに二人になるといわれたがなんとかふとん1枚を確保。
5/4(木)
今日は北穂高岳までCT3時間。
のんびり涸沢のモルゲンロートを眺めてから、7:00出発。
しかし、それが後に仇に。
膨大なデブリの北穂沢をいく。
今日は北穂高岳までだからとのんびり休み休み絶景を眺めながら行く。
下方には北穂東稜よりの斜面を2名登ってくる。
至るところに足跡があるので特に気にとめない。
10:15頃、2800m付近で涸沢を眺めながら休憩していると「雪崩!」との声で振り向くと100mほどむこうをかなり大きな雪崩が。
慌ててザックをつかみ、立ち上がりかけるもここは大丈夫そう。
下の2名の登山者も横に退避し難を逃れる。
傾斜もそれほどでなく、湿雪のためゆっくりと流れていく。
しかし、長居は禁物だとすぐに歩き出す。
だんだん傾斜も増して来た。
その後、2900m付近のインゼル岩で上方から「なだれー!」と絶叫めいた叫びが。
すぐ脇の岩蔭に退避しようと上を見ると、登山者が吹き飛ばされ大量の雪の塊が滝のように落ちてきた!
こちらも岩蔭に飛びのこうとするも急斜面の雪崩の威力に吹き飛ばされ滑落。
体が回転しなかなか滑落停止姿勢がとれない。
幸いにすぐに足が深雪に埋まり止る。
ピッケルで足元をほって脱出。
周辺にも負傷者はいない模様。
降りることも考えたが、また雪崩の危険地帯の通過、ここまで来たら上がったほうが早いだろと登山再開。
しばらくしたらまた上から「雪崩!」の声。
まじかよ\(◎o◎)/!
下の人にも叫んで伝える。
雪崩の現場は雪壁のむこうで見えない。
こちらまで来るのかこないのか。
今度は周辺に岩もなく脇の急斜面に逃げるしかない。
とにかく退避して、
ふと上を見ると平気そうに立って上を眺める人がいて雪崩は治まった様子。
助かった。
下の人にも伝えて、登山再開。
一時は雪崩に埋没しないようピッケルをすぐ手放せるようコードをはずすも、上に上がれば雪崩もそれほど大きくなく滑落の危険が大きいとコードをつなぐ。
そして、12:13ようやく北穂のコルに到着、ほっと一息。
山頂で冴え渡る絶景を眺める。
北穂高小屋でトマトソースパスタを注文。
絶景をまえに憩いのひと時(^。^)y-.。o○
その後は南峯周辺も散策。ほんの15分程だけど馬の背みたいな岩場。
そして、夕焼けまた絶景!
小屋では雪崩の話題が。
しかし、今日の雪崩で不安定なところ落ちきっていればいいんだけど。
ヤマテンで気温の上昇による湿雪雪崩に注意とはあったももの甘く見ていた。
ピッケルをうちこんで耐えたというおばちゃんもいて、その場にいてとっさの判断で対応するといいようだ。
耐える場合は滑落停止の体勢でアイゼンの前爪を蹴り込み、伏せる体勢がいいかもしれない。
翌日は気温の上がる前、凍結の危険もあるがなるべく早く下山ということで意見の一致。
5/5(金)
ご来光を眺めてから腹が減ってきて、小屋でもらったお湯でフリーズドライのドライカレーで朝食をとってから、7:00 下山開始。
そして、10:00まえには涸沢に到着。
安全地帯についてほっと一息(^。^)y-.。o○
お湯でフリーズドライのパスタで昼食にする予定だったのが、思わずヒュッテでラーメンを注文。その後2時間ぐらいまったりする。
その後はトレースを少し外して深雪をがしがしといくといいクッションがきいていいペースで下っていく。
14:28 横尾山荘に到着。
翌日は悪天候の予報。
この先進むか悩むも、中学生以来長らく泊まったことのない横尾山荘に宿泊決定!
5/6(土)
朝焼けの前穂高岳を望めるがすぐに雨が降り出す。
レインウェアをきて上高地へ向け出発。
9:43 上高地ビジターセンターに到着。
外は雨。屋内の展示を拝見する。
さっきその場にいたので臨場感を持って眺める。
上高地の歴史や地形、関わる人たちの映像も上映されており、見ごたえあり。
12:15発のバスで平湯温泉へ。
ひらゆの森でたくさんの露天風呂と朴葉みそ定食を堪能した後は15:54発のバスで松本へ。
贅沢したので各駅停車で17:23発甲府行きに乗車。
甲府、大月で乗り換えて21:26高尾着でお疲れ様でした!
奥穂高岳、前穂高岳はレベルアップしてから再挑戦することとしよう。
5日の北穂東稜のパーティの写真は私たちのようですね。
北穂沢からかなり声が聞こえていましたが、雪崩には気がつきませんでした。
無事で良かったです。
そうでしたか。
秀峰に取り付く様子が実に絵になる光景でした
5日は早い時間で雪崩は起きなかったようです。
4日の内に不安定な部分は落ちきったのかも知れないですね。
4日は大変でしたから
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する